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Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

4月25日◇参加アーティストの皆さん、さようなら


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 国際交流基金主催の美術展『KITA!!』がついに4月18日、ジョグジャカルタのメイン会場であるジョグジャ・ナショナル・ミュージアムで幕を開けた。初日のパフォーマンスはチャンチキ・トルネード、珍しいキノコ舞踊団、そしてSONTONと豪華な顔ぶれ。
(ジョグジャ・ナショナル・ミュージアムの開会式では南風食堂のケータリングも登場)

4月25日◇参加アーティストの皆さん、さようなら_b0090333_0292174.jpg その翌々日、参加作家全員と一緒にジャカルタへ移動し、TIMの小劇場にてチャンチキ・トルネードの公演を鑑賞、翌日またみんなと一緒にバンドンへバス移動して21日、バンドンの会場となったスラサール・スナルヨで開会式。こちらもかなり盛況。

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(バンドンの若者にも大ウケしたチャンチキ・トルネードの演奏とキノコのダンス)


 バンドンで総勢56名のアーティストのほとんどと、基金の関係者、そして日本からいらしたアーティストの友達たちも含めてのお疲れ様会。こうして本当に1ヶ月突っ走ってきた『KITA!!』展が始まった。

4月25日◇参加アーティストの皆さん、さようなら_b0090333_030732.jpg 始まったってことは、アーティストたちの帰国を意味するわけで、私としては一人残される身。かなり辛い。最初っからずっと一緒に走ってきた、今展覧会のキュレーターの一人、grafの豊嶋さんとの別れは正直一番こたえた。
(ジョグジャの開会式で。豊嶋さんと、20数年ぶりの再会となった大学時代の先輩、奈良美智さん)

4月25日◇参加アーティストの皆さん、さようなら_b0090333_0303170.jpg その次に別れがつらかったのが長期滞在制作でジョグジャにいた淺井くん、淀川テクニックの二人、そしてSONTON。
(バンドンの打ち上げで酔っ払った淺井君としりあがり寿さん)


 この場でいきなり全員に去られたら、本当に孤独死しかねなかったけれど、運良くジョグジャのメイン会場では24日にも小さなプログラムを用意していた。それはもう一人のキュレーター、水戸芸術館学芸員の高橋瑞木氏のレクチャーと、南風食堂のケータリング。だからバンドンのホテルで豊嶋さんと別れ、ジャカルタの空港でgrafの皆さんや淀テクと別れても、まだ南風のミハさんや高橋さんがジョグジャまで来てくれたのが救いだった。
 が、それも昨日無事に終わり、皆さんが帰国の途についた。

 あ~・・・
 ついにみんな行ってしまった。そしてまた私はジョグジャで一人。
 1ヶ月前の状態に戻っただけのことではあるけれど、あまりに濃く充実した日々だっただけに、もとに戻すにも時間がかかるかも。
 今日は午後から、アーティストが誰もいなくなったジョグジャ・ナショナル・ミュージアムへ今後の運営の打ち合わせに行った。アーティストと仲良くなったミュージアム在住(?)の2匹の犬もなんだか寂しそう。コイツらは私の仲間だな…。滞在制作の作家たちがみんななじみになった食堂のオバちゃんが私に言った。
「ミドリ!いくら仕事が終わったからって行っても、ここにはちょくちょく顔出すんだよ!みんな寂しいんだからね!」
 
 『KITA!!』展はこれから5月18日まで開催している。今まで準備に追われてゆっくりとみんなの作品を鑑賞する時間もなかったので、これからじっくりと回り、一つずつをこのブログ内で紹介していこうと思う。

◇KITA!!現地報告1:トヨシマさんがやってきた!
◇KITA!!現地報告2:南風食堂がやってきた!
◇KITA!!現地報告3:grafがやってきた!
◇KITA!!現地報告4:奈良美智がやってきた!
◇KITA!!現地報告5:SONTONがやってきた!
◇KITA!!現地報告6:淀テクがやってきた!
◇KITA!!現地報告7:しりあがり寿がやってきた!
by midoriart | 2008-04-25 23:27 | Yogyakarta