Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

9月10日◆神田食巡り

 東京滞在最後の今日は、先日横須賀ドライブに連れて行ってくれた大学の同級生I君との打ち合わせ。一級建築士の彼は、横浜で20年近く一人で仕事している。テーマパーク、公団、ゴルフ場、老人看護関係など、幅広い仕事をしている彼にとって、個人の住宅はそんなにメインの仕事ではないらしい。
 私が今年、思い切って父の残してくれたお金を使って、実家のスタジオを改装しようと思い立った時から、設計は自分の友達に頼む!と決めていた。最初に浮かんだのは、もちろんI君だった。

 ところが彼は困った人で、いい人なんだけど頑固。設計したものに対してお金をとってくれないのだ。これにはまいる。仕方がないので、接待としてちょっと美味しい料理をおごったり、カラオケに一緒に行くくらいしか、お礼の方法がない。
 9月30日完成予定のスタジオの細かい指示について、今日は設計をした彼に相談することになっていた。彼は忙しいスケジュールの中、私の一時帰国にあわせて名古屋の工事現場(私の実家)にもちゃんと工事の進み具合を見に来てくれている。

 普段は時間がもったいないといって、「はな丸うどん」か「マックバーガー」しか食べてないI君に私は言っておいた。
「あのね~、40にもなったら、男一人で毎日マックじゃ寂しいでしょ。たまにはちゃんとした老舗の美味いもの食べなさい」
 今日の打ち合わせランチは私のおごり、そしてI君の今日の仕事場は神田。少しは彼も予習しておいてくれたようで、淡路町にある蕎麦の老舗に連れて行ってくれた。ここへ向かう途中にはあの松田優作が主演した『探偵物語』のロケ地もあって感動した。


b0090333_2232503.jpg 「神田やぶそば」、幕末の名舗を明治13年に譲り受けた堀田七兵衛が屋号を「藪蕎麦」として営業を始めた。一度も入ったことがなかったI君はかなり高いお店かと心配していたけれど、そばの単品は1,000円もしない。今日は私のお礼ランチなので、


b0090333_2233465.jpg 蕎麦すしとか、海老のかき揚げなども頼んだ。
みんな美味い!


b0090333_22333212.jpg 私は冷やしなめこそばを頼んだ。


 この周辺は神田食味新道と呼ばれて戦争で被爆しないで残った城下町の老舗がいくつか残っている。せっかくなのでもう一軒ハシゴ。甘味処の「竹むら」は昭和5年創業、北海道小豆を原料とした自家製餡でつくる汁粉が一番人気の店。

b0090333_22334255.jpg I君に氷しるこを頼み、私はこの夏一度でいいから食べたかった宇治氷を注文。ともに小ぶりなのだけれど、味は濃い!宇治の濃さには大感動。私もついに「量より質」で食を楽しむ年齢になったのか・・・

 定宿のOさん宅には、ここの名物揚げ饅頭を買ってみた。帰ってすぐにまだあたたかい饅頭を一つ。こちらも上品な餡がとっても美味しい一品だった。
by midoriart | 2007-09-10 22:31 | Japan