6月5日◆国際環境デーのOPENING
2007年 06月 05日
ようやく展覧会のオープニング。
仮眠を取り、8時に起きて会場へ。最終の作品チェック。バギオでの交換プロジェクトで、交換した人81人と撮った写真はようやく当日になってプリントできたので、急いで全部を壁に取り付けた。キドラが撮影した交換プロジェクトのドキュメント映画はオープンギリギリになって編集が終わった。
会場は午後3時を過ぎるとどんどん人が集まってくる。さすがマリコさん率いるコーディレラ・グリーンネットワークのPRのうまさと、キドラ・タヒミックという映画作家の人脈はスゴイもんだ。フィリピンが独立して最初にバギオ市長になったのは、キドラの母ビクトリアさん。96歳の彼女は、今も毎朝丁寧に新聞に目を通し、2週に一度バギオの新聞でコラムを担当し、お昼にはジャズを流しながらランチを取るというスーパー・オバア様。彼女もこの日のためにわざわざ会場へ来てくれた。
そして主催者代表マリコさんの挨拶、カントリーシンガーのブライアンさんの挨拶と歌、さらに私までがなぜか歌い(それもインドネシアのPOP歌謡、ダンドゥットをササンの代わりに2曲披露)、コーディレラの民族音楽&舞踊もあったりして、賑やかに国際環境デーが開幕した。
これが私の個展『The Back of Affection』の展示空間。
キドラが製作したドキュメント映画(16分)が白いギャラリーの壁で映し出される。昨年マニラで2箇所を巡回し、今回のキブガンで交換プロジェクトを続けてついに1000体のヒトを1000人のフィリピーノと交換することができた。
そのすべての過程と、交換した物がここで展示されている。キドラのドキュメントも16分の中に交換の意味がさりげなく織り込まれていて、自分のやってることながら、客観的にそのプロセスを見ることができて感動した。
5月18日にバギオ入りし、風邪引いてダウンして一時はどうなることかと思ったけれど、ここまでたどり着くことができた。まずは皆さん、お疲れ様でした~!
by midoriart
| 2007-06-05 22:30
| the Philippines