Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

開園式22日に決定:ロロン村第3幼稚園

 朝8時、東から電話。
「ロロン村の先生から電話があって、整地も済んだらしいよ、今日夕方見に行ってみよう」
 午後4時に約束して、久しぶりにスーパーへ買出しに。
 帰り道、交通渋滞にぶつかった。我が家は王宮の城壁内にあり、そこへ北から入ってくる大通りにはインドネシア大統領が来ジョグジャしたときに使用する宮殿が建っている。そこに大勢の学生が集まってデモの最中だったのだ。相変わらずインドネシアのお巡りさんたちは、ただただそこに突っ立ってるだけで、交通整理するでもない。ほとんど存在の意味がない。若いお巡りさんにいたっては、舗道のベンチに座って携帯電話のショートメッセージなどパカパカ打っているから呆れる。 

 そう、今日はアメリカ大統領ブッシュがインドネシアを訪門する日なのだ。初来イとあって、盛り上がる人たちの間では盛り上がってるし、抗議デモもかなりたくさん起きている。ブッシュ-ユドヨノ両国首脳会談はジャワ島の西部ボゴール市にある宮殿で開かれるので、ジョグジャからは随分遠いけれど、ここでもやっぱり抗議デモなのか・・・。
 私は久しぶりに買い込んだ鶏肉と牛肉を車に積んでいたので帰宅がこの炎天下で帰宅が遅れるのだけは困る。必死に人の山に車の先を突っ込みながらなんとか家まで帰った。


b0090333_128466.jpg そして夕方4時に東とロロン村第3幼稚園へ。
 今までガレキが散乱しているだけだった広場には、ちゃんと砂が運ばれていた。昨日川原の砂をトラックで運び、村の衆で協力して下ろし、均したそうだ。今朝までかかっていたという。これで一度水でも撒いたらイイ感じに表面が落ち着くんだろうけれど、水のあるWCはこの広場の逆っ側になるため、ホースを引くことができず、今日は諦めたと先生が説明してくれた。
【開園式の段取りを相談中の若先生と東】


b0090333_1291174.jpg 田んぼ側から見るとこんな感じ。カリカリの今の季節、遠くからでもこのビビッド・イエローは目だって目に心地よい。元気な場所です!って空気が漂っている(と思いませんか?)。ちょうど沈む夕日も一緒にパチリ。


b0090333_1293648.jpg 先日帰国した際に、名古屋で先生をしているAさんが学園祭でジャワの震災をテーマにし、来場者に頼んで鶴を折ってもらったものを私に託してくださった。それはこの第3幼稚園で飾ることにしたので、今日2人の先生に渡した。先生たちがこの鶴を開いて紐でつなぎ、幼稚園のデコレーションにするので、東とどうやって吊るそうか相談しているところ。


b0090333_130212.jpg 今回のお花畑もなかなか華やかでスウィートでしょ。


b0090333_1303371.jpg トイレは東が大工に文句いって作り直しをさせたというイワクのもの。最初は異常な狭さでつくられたらしい(ちょうど私が帰国中の出来事)、今度は逆に「泳ぎたいのか?」ってくらい大きくてよろしい。これなら村の衆も便利になることだろう。
 

 そして最初の予定通り、開園式は22日の大安に決定~。午前9時から始まるということで今日の打ち合わせは終了。先生に開園のための準備金25万ルピア(約3,000円)も渡した。過去の幼稚園の開園でも、この準備金で儀礼のターメリックライスやジャワの伝統料理を幼稚園側が用意している。過去2件では、こちらが出した25万ルピアにかなり村の衆が足してる感じだけど。

 帰りはいつもどおり、タンキル村の村長さんちへ寄った。
 なんとなく、この家(ってかバラックなんだけど)は寄りたくなるアットホームな空気があるんだなー・・・。夕方だったし、今日は奥さんの料理狙いではなかったんだけど、あまりに私が頻繁に狙うからか、奥さんが消えたと思ったら、今日は初めて外の屋台でオヤツを買ってきてくれた。なんだか恐縮だなぁ、ホントに・・・。

b0090333_1311225.jpg これはタンキル村周辺にしかない食べ物で、東も知らないという。ほぼ「きしめん」なんだけど、芋類の粉からできてるらしい。食感はちょっとぷりぷりめのうどんといった感じ。それをキャベツ、卵で薄味しかし辛く炒めてあるものだった。美味い~・・・。
【右から村長、バンブー幼稚園建設の棟梁バンバンさん、私】


 今日は私の運転でロロン村へ行ったので、東を送ってそのまま彼の家に寄り、義援金の残りをどう使うか相談した。この半年間のすべての支出入については、数日後にまとめて報告できるだろう。第1幼稚園のあるタンキル村の70人の子供たち(0~5歳児)への栄養補助パックは今週土曜日に最後のパック支給となる。11月で打ち切ると前々から告げてあるので、村長さんの奥さんも了解してくれている。

 あさって開園式を迎えるロロン村第3幼稚園の園児36人に対しても、1ヶ月間はわずかな栄養補助ができるように、今残金を調整中。このバンブー幼稚園の第1から第3まですべての建設に携わってくれた棟梁のバンバンさんの村でも、子供たちが体調を壊しているらしい。彼の頼みもあり、57人の子供たちに1回の栄養補助パックを支給することにした。
 だいたい、以上の準備をすると、ようやく義援金がゼロになるという計算。一時はケタが大きすぎて、なのに人手が足りなくて、トホホと泣けそうになったこともあったけれど、半年が過ぎ、ついに尽きるときがきた。あっという間だったような、長かったような、濃くて充実した期間。

 まっ・・・。今振り返ることもないか、まだ先がある。「こどもプロジェクト:地震読本」の配布だってこれからだし。あさって東グループの一人がデータを持ってきたら、私と東が配付する。基本は直接渡しだけど、さすがに3,000部の配付ったら数十箇所になるので、すべてを我々がダイレクトに渡すことはできないかもしれないけれど、ご了承いただきたい。
あとしばらく、メンバーの皆さんにはおつきあいいただきたい。この半年の我々の活動の終わるところまで、応援いただければ心強い。ゴールまではあとわずか・・・

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◆東って誰?って思う方は、当ブログの「新たな仲間登場」
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◆「救援パック・プロジェクト」隊員って誰?って思う方は「ジョグジャ救援パック小隊:隊員紹介」
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◆救援パック・プロジェクトの1ヶ月の会計報告は
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◆救援パック・プロジェクトの2ヶ月目の会計報告は
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◆救援パック・プロジェクトの3ヶ月目の会計報告は
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◆救援パック・プロジェクトの4ヶ月目の会計報告は
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◆救援パック・プロジェクトの5ヶ月目の会計報告は
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by midoriart | 2006-11-20 23:27 | Jawa Earthquake