Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

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神戸の旅その2


b0090333_20482514.jpg 今中信一の個展を見るため、神戸まで1泊2日の旅。
鳥取でもお世話になったスーパーホテルは三宮駅と新神戸駅の中間地点にあってとっても便利。ホテルの部屋から山側を見る。思えば、神戸の震災のときはインドネシアに暮らしていて、被災の状況は新聞で見ただけだった。ここに来て、神戸の人たちが「あのときはここはこうだった・・・」と話しても、まったく想像ができない。。。

b0090333_2050382.jpg 昨日のうちに中華街は堪能したので、今日は名古屋に戻る前に気になっていた竹中大工道具館を訪ねることにした。この名前からしてかなり「そそられる」。今まで知らなかったことが失礼なのかもしれないが、なんと竹中工務店の創業は慶長15年!!!織田信長の時代に始まってるって・・・すごすぎる。

b0090333_2053497.jpg さすがは竹中、展示は3フロアに分けられ、3Fから「伝える」(道具の歴史を振り返る。世界の道具と見比べる)、2F「造る」(木で建築を造る大工の技。鉄で道具を作る鍛冶の技)、1F「極める」(用を極め、美に至る)となっている。昔の人たちがいかに長い時間をかけて木を切ったか、どれほどの知恵で道具を作ったのか、リアルに感じられる展示方法には脱帽。

b0090333_2056093.jpg こんな道具たち、見てるだけでぞくぞくする。

b0090333_20562362.jpg 「ムンクの叫びか?!」と思うインドネシアのカンナ。道具なのに、機能だけじゃなくて、こうやって遊んじゃうのはなんなんだろう。人間が人間らしいところなのか・・・

b0090333_20573354.jpg インドネシアの墨壺。これもおもしろいナー。なぜか墨壺はどこの国のものも「遊び」が多い。日本のは亀さんとかが彫られていたり。発祥の国の形やセンスが伝播していくものなんだろうか。
 とにかくこの大工道具館はいい!また行きたい!今は東京で、その後竹中大工道具館、名古屋のトヨタテクノミュージアム産業技術記念館を巡回する『数寄屋大工-美を創造する匠』展も絶対見たい!

b0090333_20585385.jpg 神戸を去る前に、今中さんが最近神戸で流行のケーキを教えてくれた。Shigeo Hiraiのお店L'AVENUE。ただ、ここはテイクアウトしかできないから、2人で3つ買って、近くの公園で食べてみた。確かに美味いっ!ちなみに、上の白っぽいのはチーズケーキ、下の左はショコラ、右はラズベリー。
 今回は今中さんの個展が見られるだけで充分だった神戸旅。美味しい中華も食べ、ケーキも食べ、知らなかった資料館や大工道具館にも来ることができて、もう十二分に満喫した。バスでたったの3時間、これからはもっと頻繁に来ても良いなぁ~と本気で思った久~~しぶりの神戸旅だった。
by midoriart | 2012-09-04 20:47 | Art

神戸の旅その1

b0090333_2017265.jpg 神戸を歩いた最後がいつだったかわからないくらい久しぶりに、神戸を歩いた。今回は古い友達、今中信一さんの個展を見るための神戸。朝8:30のバスに乗り、2時間で大阪。大阪の空は9月とは思えない盛夏の青空!暑いっ!

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そっから1時間で神戸は三宮着。神戸も暑い。
 早速ホテルに荷物を預け、今中さんの個展会場へ。地図で見たら、南京町(中華街)エリアにあるギャラリー!これは楽しい!ギャラリーまでの道中、思い切り寄り道して、ようやくギャラリーへ。彼の作品はまた後ほどUPするとして、3年ぶりくらいの再会を喜び合い、作品をじっくり鑑賞した後、私は一人でメリケン広場を目指した。彼はお客様が多いから、ギャラリーが閉まる午後6時まではギャラリーにつめているから、それまでの時間、私は神戸の観光客だ。

b0090333_20215413.jpg 兵庫生まれの今中さんも、大阪から彼の展覧会を見に来ていたマッチャンも、さほど興味をひかれないというメリケンパークを私は目指す。なんとなく海は見たくなる。
 たしか十年以上前に母と神戸に来たとき、このメリケンパークに来たことがあったような気がする。でもタワーに上るのは初。せっかくだから高いところから海を見てみることに。なんと、ここから淡路島が見えたのには驚いた。

b0090333_20234714.jpg 海を満喫して中華街に向かうと、この看板が目に入った。戦争をテーマに作品をつくっている私にとっては、これも何かの縁。さらに運良く閉館ギリギリだったところ、受付のお爺ちゃんが快く迎えてくれた。

b0090333_2025723.jpg『戦没した船と海員の資料館』は2000年8月15日にこの場所に開館したもので、1941年から45年にかけての戦争で犠牲になった船と、犠牲者の資料を展示している。
 中には、沖縄戦に備え、沖縄の学童を疎開させるために出航した船が沈み、多くの先生と子供が犠牲になったという船の記録もあり、民間人の犠牲者もたくさん海に沈んでいることを知った。閉館時間なのに待っていてくれるお爺ちゃんに申し訳なく、出てきたけれど、あらためてゆっくり訪ねたい資料館だった。
by midoriart | 2012-09-03 22:14 | Art