Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

<   2011年 02月 ( 11 )   > この月の画像一覧

 ついに迎えた奈良フリマ@小山登美夫ギャラリー。朝名古屋を発ち、その足で清澄白河へ。開始は午後1時なのに、すでにギャラリーの一階には人の列。裏口から7Fへ上がると、すでにボランティアの皆さんと奈良さんがフリマの準備を始めていた。
 まずは現地の状況をまとめたビデオのセッティング。そしてマーケットに並べる品物と募金箱の設置。皆さんたぶんいつも奈良さんのイベントなどでボランティア慣れしているんだろう、テキパキと準備が進む。
b0090333_10314663.jpg

 こちらがビデオ部屋。あまりに多い参加者のため、整理券を配布し、会場に入る前にビデオ部屋の前で待機してもらう。
b0090333_10324854.jpg

 今日の奈良フリマでは、奈良さんのプライベートコレクションから、オリジナルグッズ、ポストカードなどなど、たくさんの品物が並んだ。好きなCDコレクションを並べて見入る奈良さん。こんな大事なものを手放しても、義援金に変えようと思った奈良さんに、じわりじわりと感動してしまった。大学の大々先輩がジョグジャの被災者のために思い立ったフリマを手伝いながら、大きなあったかい輪が広がる様子を見て頭の下がる思いだった。
b0090333_1036381.jpg

 入場制限をしての会場入り。始めのグループは相当朝早くから並んだかなりの奈良ファンと思われる。奈良さんエコバッグや奈良さんお気に入り使用済みバッグのコーナーを担当した私は、彼らの熱狂ぶりに若干たじろいだ。開始からほぼ3分で私のコーナーは完売。
b0090333_10381337.jpg

 奈良さんのドローイング付募金箱。皆さん奈良グッズの購入とは別に、寄付もして帰ってくださる。本当に感謝。普段は世界中の現代美術作品が並ぶこの小山登美夫ギャラリーをチャリティ会場として提供くださり、募金箱の前に立ってお客様に
「こちらで義援金を募っています。小銭など寄付お願いします~!こちらでジョグジャカルタのビデオも見ていってください!」
と声かけくださったギャラリーオーナーの小山さんと長瀬さんの姿、そこで立ち止まって財布を開いてくださるお客様を見ていたら泣けそうになった。
b0090333_10412740.jpg

 怒涛の時間が過ぎ、奈良さんが準備してくれた品物はほぼすべてなくなった。ボランティアのみなさんが小銭を集計中。ずっと立ったままファンサービスも忘れなかったお疲れの奈良さんが心配そうにみんなの作業を見守る。
b0090333_1043915.jpg

 そしてトータル。1,217,580円!!!始めは99.9%をKODOMOプロジェクトへ寄付してくださり、0.1%はフリマ準備費用にとの計画を、奈良さんはやめにして100%を丸ごとジョグジャの人々のために送ると決めてくれた。
b0090333_10455041.jpg

 今日関わってくださったボランティアの皆さん。本当にお疲れ様でした。
b0090333_10462962.jpg

 すべて終わって奈良さんとの記念撮影。これは是非ともインドネシアのみんなに報告したい。

 今日1日の奈良フリマで生まれた義援金は、夜現地で活動を仕切っているチャハヨと相談して、学校設立のために使うことに決めた。場所の決定、建物プランなど、これから2週間かけて準備していくつもりだ。この場でそれを報告していこうと思う。
 奈良さん!!!小山登美夫ギャラリーの皆さん、ボランティアの皆さん、そして寄付のためのフリマに参加くださった皆さんに、心から感謝いたします!!!ホントにホントにありがとうございました。

★早速KODOMOプロジェクトのリーダー、チャハヨが今日の記事にコメントを寄せてきた。皆さんへのコメントでもあったので以下にお知らせする。
「日本の友達たちの努力と善意はなんて素晴らしいんだろう。インドネシアの子供たちを想う皆さんの行動に、心からの感謝を伝えたい。メラピの子供たちはきっと日本のやさしい皆さんのために祈るだろう。
 ありがとう奈良さん、そしてメラピの子供たちのことを支援してくださった日本の友達たち、本当に本当にありがとう。
 皆さんからの義援金によって、彼らはまた学校へいくことができます。蒸し暑いテントの中で学ばなくてもよくなるのです。将来に希望をもつことができるのです。すべてに心から感謝します。
チャハヨ・インダ・ワホノ」

by midoriart | 2011-02-27 23:27 | メラピ火山噴火
 2月25日、KODOMOプロジェクトの「お勉強パック」を配布した学校で、お絵かき大会をした報告がチャハヨから入った。
「今日はこの前パックを配った学校それぞれでお絵かき大会をしてきたから、その写真を送るよ。子どもたちみんな、ヤル気満々なんだよ、ただ何を描いてもいいって言ってるのに、ほとんどの子どもがメラピ山の絵を描いていたよ。たぶん、今彼らの頭の中にもっとも鮮明にあるのがメラピ山なんだろうね。
b0090333_15411281.jpg
b0090333_1541470.jpg

 来週はもう一度これらの学校に来て僕らの渡したパックで彼らが活動している様子を視察しようと思っている。子どもたちの様子は、僕がビデオ撮影もしたよ。今編集中だ。せっかくだから日本の皆さんにも見てもらいたいだろ?できるだけ早くにサイトにアップできるように準備をするね」
チャハヨ・インダ
b0090333_15412594.jpg

※チャハヨが撮影編集したお絵かき大会の様子はこちらでご覧になれます→KODOMOプロジェクトお絵かき大会


◆子どもたちの写真に嬉しくなり、チャハヨにメールをしたところ、こんな返信が届いた。
「多分君もここにいて彼らの様子を見ていたら、本当に嬉しくて感激したと思うよ。子どもたちはKODOMOお勉強パックを本当に気に入ってくれてね、毎日学校へ持ってきているんだ。嬉しいじゃないか。
b0090333_154223100.jpg

ニュージーランド地震は君と同じで僕もジョグジャ地震のことを思い出すよ。日本の皆さんがどうか無事でありますように。
もうすぐフリーマーケットだね。善意ある皆さんと、計画をたててくれた奈良さんに、どうぞよろしく。君が日本の皆さんに、ここで起きたことと今起こっていることをしっかりと伝えてくれることを祈っている。そしてフリーマーケットの成功を心から祈っているよ」
b0090333_1542373.jpg


 2月24日アンドウ リス ボウサイトさま、キクカワ ミチヨさま、タカハリ メグミさまより義援金をお預かりしました。「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに110名8団体から1,063,732円と79,486,612ルピアが集まっています。
 皆様からの義援金はメラピ火山噴火の被災地、二次災害で今も避難生活をしているプティ川(ムンティラン)周辺の人々、特に子どもたちのために使われています。これからもKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。

★ジョグジャのチャハヨも感謝している【奈良フリマ】とは私の大学の先輩、アノ奈良美智さんが主催するフリーマーケットのこと。私はここでKODOMOプロジェクトの現地での活動の様子、今回のメラピ火山噴火と二次災害の土石流に関するビデオを上映します。
今までKODOMOプロジェクトに賛同くださった皆様、ジョグジャのことを心配くださっている皆様、是非。
明日です!!!

《奈良フリマ》
 2011年2月27日(日)午後1~3時
 小山登美夫ギャラリー(清澄)


★我々KODOMOプロジェクトの活動がインドネシアで発行の『じゃかるた新聞』に掲載されました。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
廣田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします


お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。

by midoriart | 2011-02-25 15:39 | メラピ火山噴火
 2010年10月26日にジョグジャカルタ北部のメラピ火山が噴火したとき、私は徳島県神山町のアーティストインレジデンスに招聘され、バリに似たのどかな田舎で作品制作をしていた。10年暮らしたジョグジャカルタには、2006年中部ジャワ沖地震で一緒に支援活動をした仲間が暮らしている。そのリーダーだったチャハヨから私のインドネシア使用の携帯電話にSMSが入り、メラピ噴火を知ったのだった。
 彼は2006年のように、日本の皆さんから義援金を募れないかと私に相談してきたのだけれど、以前と違って私は今日本にいる。彼と一緒に現場で動くことができない。そんな人間に誰が義援金を託してくれるのだろう。そう思って私はただ、彼の現場の声を訳してこのブログに載せることしかしなかった。

 しかし、2008年ジョグジャカルタで開催された国際交流基金主催美術展でキュレーターをされた一人、高橋さんから「ジョグジャに関わったアーティストたちに声をかけて、ジョグジャのために何かしたい」と相談されたのをきっかけに、私とチャハヨを信頼してくれる方もいらっしゃることがわかり、思い切って再びKODOMOプロジェクトを立ち上げる事にした。
b0090333_1043524.jpg

 ただ、以前のように毎月の収支報告はできなかった。というのも被災直後に私が預かりチャハヨに送金した日本の皆さんの義援金は、当時チャハヨがインドネシア国内で託された義援金や物資と一緒になって被災地で配給されていたために、日本からの義援金だけの収支を計算することが困難だったためだ。
 それでも現時点で義援金を託してくださった方は100名を超え、そのほとんどは私の知らない方々だ。見ず知らずの我々を信用して義援金を託してくださった方に、ここまでの収支をまとめて報告したい。

■これまでの義援金(日本円)
2010年11月=759,232円
12月=109,500円
2011年1月=53,000円
2月(22日分まで)=91,500円(合計1,013,232円)
ルピア送金での義援金(現在まで)=RP79,486,612(約750,000円)
合わせて現在までに約1,763,232円の義援金をお送りいただいている。

■義援金の用途
1)噴火の被災直後
避難所での炊出の用品と材料購入、赤ん坊のいる母親への粉ミルク支給、子どもの健康チェック、お年寄りへのマットレスと毛布支給、飲料水支給など。
b0090333_1055570.jpg
b0090333_106172.jpg

2)被災から1ヶ月ほど経過
臨時学校が始まってからは、ホワイトボードや子どもたちへの文具支給など。炊出のための支援は継続。
b0090333_1062593.jpg

3)被災から2~3ヶ月経過
 噴火の被災地での緑化運動(植樹)など。この頃から国内外で義援金は減り、活動は労力の提供がメインになっていた。
b0090333_1064099.jpg

4)2011年1月
 私に託された義援金はほとんど使い切った時期に、日本のNPOから60万円をKODOMOプロジェクトに寄付いただいた。このときにわずかに残っていた皆さんからの義援金を足しておよそ450名の子どもをカバーできる「お勉強パック」支給を決めた。
b0090333_1065237.jpg

 以上がKODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010の始まりと現在までの収支報告だ。

 またコメント等をいただいた内容について、ここでももう一度詳細説明をさせていただく。
■皆さんからいただいた義援金送金について
:海外送金を日本の銀行からする場合、3,000~6,000円の手数料がかかる。もし個人の方が1万円の義援金をチャハヨの口座に送られる場合、彼の手元に入るのは4,000円ほどになってしまう。インドネシアの物価からすれば、6,000円でも大きな物資支援ができる。私にはそれがもったいなく、なんとかして手数料分も使える方法を考えた。
 最初自分で立て替えられる間は、日本円で送られた金額を換算し、私のルピア口座からチャハヨへ送金していたが、預金が底をついてからは現地日本人の知人に助けを求めた。インドネシア在住で、更に日本にも口座をもっている人にお願いして、日本円を彼らの日本の口座に振り込み、相当額のルピアをチャハヨに送金してもらったのだ。バリ、ジョグジャ在住の知人にはこれで今回とてもお世話になったが、そのおかげで、無駄に皆さんのお金が手数料となって消えず、100%チャハヨの手元に届き、物資に変わっている。

■先日のインドネシア渡航について
:1月31日~2月13日のインドネシア行きは、噴火前から決めていたので、費用についてはKODOMOプロジェクト義援金とは一切関係ない。昨年いただいた「あいぎんアーティスト助成金」の一部を使っての渡航であり義援金利用の視察ではないことを念のため報告しておきたい。

★ジョグジャのチャハヨも感謝している【奈良フリマ】とは私の大学の先輩、アノ奈良美智さんが主催するフリーマーケットのこと。私はここでKODOMOプロジェクトの現地での活動の様子、今回のメラピ火山噴火と二次災害の土石流に関するビデオを上映します。
今までKODOMOプロジェクトに賛同くださった皆様、ジョグジャのことを心配くださっている皆様、是非。

《奈良フリマ》
 2011年2月27日(日)午後1~3時
 小山登美夫ギャラリー(清澄)


 2月22日スガノキヨミさま、ホシノさま、2月23日、匿名希望の方、アオノ サクヤさま、コジマ トモエさま、モウリ ミチエさまより義援金をお預かりしました。また、三原寛子さまより現地のチャハヨ宛てに毛布とタオルセットが届きました。「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに107名8団体から1,033,732円と79,486,612ルピアが集まっています。
 皆様からの義援金はメラピ火山噴火の被災地、二次災害で今も避難生活をしているプティ川(ムンティラン)周辺の人々、特に子どもたちのために使われています。これからもKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
廣田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします

お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。

by midoriart | 2011-02-23 10:11 | メラピ火山噴火
 2月21日午後4時16分、メラピ火山噴火の被災地にできた臨時学校へKODOMOプロジェクトの「お勉強パック」を届けに行ってきたチャハヨから報告メールが届いた。
b0090333_1817345.jpg

「ハロー緑。ジョグジャは暑いよ、ましてやチャンクリンガン(メラピ火山噴火の被災村)は、さっきとんでもなく暑かったよ。
 僕らはいまさっき、メラピ山から降りたところだ。神のおかげで、「お勉強パック」の配布は予定通り、順調に進んだよ。今回はチャンクリンガン、グンガン、スルネン、グラガハルジョ、バトゥール地区での配布だったよ(参考までに現地名をアルファベット表記しておくと、Cangkringan, Gungan, Srunen, Glagaharjo, Batur)。
b0090333_18172430.jpg
b0090333_181716100.jpg

 今日は朝6時から作業を始めたよ。まず最初にレンタルした自動車にパックを積んで、プランバナン方面から山に上っていったんだ。ほら、君が来たときもそうだったけど、いまだに主要な橋が決壊しているから、大きな車は臨時の橋を使えないんだ、だから遠回りする必要があるのさ。午前7時にボランティアのワワン、ココ、ハフィード、アラム、ウィスヌと一緒に出発したよ。
b0090333_18173740.jpg

 効率のいい巡回のために最初はグンドル川の東沿岸にあるグラガハルジョに行き、次にスルネン、グンガン、バトゥールと回り、最後にチャンクリンガンへ行ったよ。現場ではすぐに文具と衛生グッズを一緒にした「お勉強パック」を配布して、子どもたちに分けた。みんな僕らの作った「お勉強パック」をとても気に入ってくれたよ。緑、君がデザインしたリュックの色とイラストが子どもたちにはとても素敵に見えたそうだよ。それだけじゃなく、さっそく中身を開けて、文具を使う子どももいたよ。
b0090333_18175281.jpg

 学校関係者も、子どもたちも、それから偶然ここに子どもの迎えに来ていた両親たちも、僕らKODOMOプロジェクトのアイデアと、的確な支援対象、敏速な行動を見て、とても喜んでくれたよ。彼らがいうには、たくさんの支援が入ってきても、それが直接被災者の彼らに届くことはすくなくて、時には本当に必要なものがわからないままの支援もあるそうなんだ。
 彼らの喜ぶ顔を見て、僕たちの疲れも吹き飛んだよ。日本のみんなのあたたかい気持ちが、被災地の子どもたちにこんなにたくさんの笑顔をプレゼントしてくれたんだね。僕たちも心から君の日本の友達に感謝しているよ。
b0090333_18181182.jpg

 今日は学校関係者と、今度日本のNPOが主催して開催する被災地の子どもたちの絵の展覧会についても約束をしてきたよ。1週間後にまた僕らが学校を訪ねて、今後支援できるものの確認をして、子どもの絵も回収する予定だ。
b0090333_18182232.jpg

 それからKODOMOプロジェクトで考えている臨時学校のことだが、スルネン村に学校を建てられる場所が見つかったよ。敷地はおよそ40x6mある。建設にかかる費用についてはまだ算出していないんだが、およそ8600万ルピア(約82万円)かかるだろう。これはもちろん、今後もまだ義援金が僕らに託された場合のことなんだけどね。今はまず僕らにできる範囲で今回の「お勉強パック」のような形で彼らをサポートしていければと思っているよ。

 君と、日本の皆さんの協力には本当に感謝しているよ。被災した彼らにとってはどんな支援であれ、彼らのことを想ってくれる人がいるということは本当に心の支えだ。君の先輩、奈良美智さんにも心からお礼を伝えてくれ。日本の皆さんのあたたかい善意に対して、神の祝福があることを祈る」
チャハヨ・インダ


★ジョグジャのチャハヨも感謝している【奈良フリマ】とは私の大学の先輩、アノ奈良美智さんが主催するフリーマーケットのこと。私はここでKODOMOプロジェクトの現地での活動の様子、今回のメラピ火山噴火と二次災害の土石流に関するビデオを上映します。
今までKODOMOプロジェクトに賛同くださった皆様、ジョグジャのことを心配くださっている皆様、是非。

《奈良フリマ》
 2011年2月27日(日)午後1~3時
 小山登美夫ギャラリー(清澄)


 2月22日スガノキヨミさま、ホシノさま、匿名希望の方より義援金をお預かりしました。また、三原寛子さまより現地のチャハヨ宛てに毛布とタオルセットが届きました。「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに104名8団体から1,013,232円と79,486,612ルピアが集まっています。
 皆様からの義援金はメラピ火山噴火の被災地、二次災害で今も避難生活をしているプティ川(ムンティラン)周辺の人々、特に子どもたちのために使われています。これからもKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。

★我々KODOMOプロジェクトの活動がインドネシアで発行の『じゃかるた新聞』に掲載されました。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
廣田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします


お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。

by midoriart | 2011-02-21 18:19 | メラピ火山噴火
 2月20日、チャハヨから「お勉強パック」が完成した知らせと、文具詰めの様子を撮った写真が送られてきた。
b0090333_110053.jpg
※KODOMOオリジナルのノートとリュックに文具を詰めたセット

 昼には、もう一通のメール。
「今日はもう少し買い物をしてきたよ。今回のパックを作るにあたって、文房具屋もかばん屋も、これがメラピ被災地の子どもたちへの支援の品と聞いて、特別に安くしてくれたんだ。だから最初の見積もりよりも義援金が余ったんだよ。
b0090333_1101323.jpg
※チャハヨとボランティアの仲間がお勉強セットを詰めている
b0090333_111016.jpg
※セットの中にはインドネシアの子どもが大好きな折り紙も。
b0090333_1114021.jpg
※色鉛筆などお絵かき道具も充実

 だから、このお金を使って「お勉強パック」の中に、日々必要なものもセットすることにしたよ。新たに購入したのは、
1.こども歯ブラシ
2.こども歯磨き粉
3.液体せっけん
4.手の殺菌消毒液
5.こどもシャンプー
6.ハンドタオル
b0090333_1910272.jpg

これを「お勉強セット」にプラスして月曜から被災地の臨時学校で配布をしてくるからね」
チャハヨ・インダ
b0090333_1122056.jpg
※KODOMOプロジェクトのロゴ入りリュック


★私の大学の先輩、アノ奈良美智さんが主催するフリーマーケットでKODOMOプロジェクトの現地での活動の様子、今回のメラピ火山噴火と二次災害の土石流に関するビデオを上映します。
今までKODOMOプロジェクトに賛同くださった皆様、ジョグジャのことを心配くださっている皆様、是非。

 
《奈良フリマ》
 2011年2月27日(日)午後1~3時
 小山登美夫ギャラリー(清澄)


「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに101名8団体から997,232円と79,486,612ルピアが集まっています。
皆様からの義援金はメラピ火山噴火の被災地、二次災害で今も避難生活をしているプティ川(ムンティラン)周辺の人々、特に子どもたちのために使われています。これからもKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。

★我々KODOMOプロジェクトの活動がインドネシアで発行の『じゃかるた新聞』に掲載されました。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
廣田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします


お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。

by midoriart | 2011-02-20 10:59 | メラピ火山噴火
 2月19日、KODOMOプロジェクトで作る「お勉強パック」配布のため、被災地の現状視察に行っていたチャハヨから連絡がきた。
b0090333_1641079.jpg

 「今日、僕とココで被災地を回って、どこにどれだけの子どもがいるのか調べてきたよ。
チャンクリンガン村グンガン小学校に127人、グラガハルジョ小学校に181人、グラガハルジョ幼稚園に47人、チャンクリンガン村チュピット小学校に67人、これで合計422人の子どもだ。
b0090333_1642977.jpg
※被災地に建てられた臨時学校のテント

 君がデザインした「お勉強パック」の内容で、今すべての文具が揃うのを待っているところだよ。明日から少しずつ中身を勉強リュックに入れたパック詰めの作業が始められると思う。来週頭には内容の写真も送るよ。
b0090333_1652593.jpg
b0090333_165359.jpg
※皆さんが預けてくださった義援金が、彼らの勉強道具になって届けられる

 今日は被災地の臨時学校で勉強していた子どもたちの写真を送るよ。日本の皆さんが送ってくれた義援金でつくる「お勉強パック」はこの子どもたちに届くんだよ。僕が被災地の子どもに代わり、ジョグジャのことを心配してくださっている日本の皆さんにお礼をいうよ」
チャハヨ・インダ
b0090333_1663828.jpg
b0090333_1662586.jpg



★大学の先輩、アノ奈良美智さんが主催するフリーマーケットでKODOMOプロジェクトの現地での活動の様子、今回のメラピ火山噴火と二次災害の土石流に関するビデオを上映します。
《奈良フリマ》
 2011年2月27日(日)午後1~3時
 小山登美夫ギャラリー(清澄)


2月18日にカトウユリさまより義援金をお預かりしました。「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに101名8団体から997,232円と79,486,612ルピアが集まっています。
皆様からの義援金はメラピ火山噴火の被災地、二次災害で今も避難生活をしているプティ川周辺の人々のために使われています。これからもKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
廣田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします


お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。


★我々KODOMOプロジェクトの活動がインドネシアで発行の『じゃかるた新聞』に掲載されました。
by midoriart | 2011-02-19 16:11 | メラピ火山噴火
 インドネシアのジャワ島、私が10年間くらしたジョグジャカルタの北部にある活火山メラピ火山が100年に一度の大噴火を起してから3ヶ月。被災直後から今までずっと現場で支援活動を続けている親友チャハヨに会いにジョグジャを訪ねてきた。
 2006年には中部沖でマグニチュード7を超す大地震で5000人の犠牲者を出したジョグジャカルタで、今度は噴火。ジョグジャ市民だけではなく現存するジョグジャ王からもご意見番として尊敬されたメラピ山の守人マリジャンが命を落とした。
b0090333_12232430.jpg
※火山灰と溶岩流で埋もれ消えた村

 熱雲と火山灰でメラピ山麓の村は死んでいた。焼け焦げたブロック、硫黄の臭い、灰を少し掘ればまだ中から湯気が立つ。
 昨年10月の噴火で地上に吹き上げられた噴出物はいまもメラピ山上に積もり、これが雨と混じり、巨大な岩石を伴って土石流となり、ムンティラン村の住民を襲い始めた。噴火以上に犠牲者を出し続ける二次災害だ。
b0090333_12233612.jpg
※夜村を襲った土石流のため、住民は貴重品を持ち出す暇もなかった

 今までKODOMOプロジェクトとして活動してきた我々は今、最初の噴火で被災した村の子ども、そして二次災害で今もまだ土石流の被害に避難生活を余儀なくされているムンティランの子どもたちへの支援を続けている。

★2008年ジョグジャカルタで開催された国際交流基金主催の美術展『KITA展』参加アーティストの一人奈良美智さんは私の大学の先輩でもある。奈良さんフリーマーケット中、ジョグジャの現状を写真と動画で報告する予定だ。
今までに義援金を託してくださった皆さん、ジョグジャのみんなのことを心配してこのブログにきてくださる皆さん、お時間があれば是非。

b0090333_12281050.jpg

《奈良フリマ》
 2011年2月27日(日)午後1~3時
 小山登美夫ギャラリー(清澄)



 2月15日、スガノキヨミさま、ミズノカヤコさま、山本誠ちゃん、カケガワユウコさま、森北伸君より、また2月16日にカワタユウスケさま、2月18日にカトウレイコさまより日本円で義援金をお預かりしました。「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに100名8団体から996,232円と79,486,612ルピアが集まっています。
 皆様からの義援金はメラピ火山噴火の被災地、二次災害で今も避難生活をしているプティ川周辺の人々のために使われています。これからもKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。

★我々KODOMOプロジェクトの活動がインドネシアで発行の『じゃかるた新聞』に掲載されました。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
廣田緑(ヒロタミドリ)

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします


お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。

by midoriart | 2011-02-16 12:30 | メラピ火山噴火
 2月8日、バリにて。

 ようやくアップできた二次災害の村現場の動画はこちら⇒ムンティランの土石流
b0090333_14455514.jpg

 2010年10月26日。100年に一度というメラピ火山の大噴火以降、ジョグジャカルタのボランティアグループを率いて様々な支援活動をしている私の親友チャハヨ。今回タイミングよくバリで用事のあった私は、自分の目でも現地の様子を確認しておきたくて5日間の予定でジョグジャに滞在した。10年暮らしてきたジョグジャにはたくさんの友達たちもいる。半年振りのジョグジャで仲間にも会いたいけれど、今回は被災地視察をメインにしてチャハヨと共に動くことにした。
b0090333_1446228.jpg

 日本にいながらメラピ火山の噴火を知り、現場の状況をチャハヨから聞くうち、私にできるのは日本ではなかなか伝わらない現状を自分のブログで知らせることだと考えた。 そのうちジョグジャに関わりのある日本の友達から「何かしたいけれど、どういう方法があるだろう」と相談されるようになり、現場のチャハヨと、日本の善意ある皆さんをつなぎ義援金をチャハヨに託すことにした。こうして2006年中部ジャワ沖地震の救援活動で出会ったチャハヨと、再びジョグジャで起こった天災の被災者支援の活動を再開し『KODOMOプロジェクトMerapi Eruption 2010』がスタートした。
b0090333_14464415.jpg

 報告を重ねるにつれ、日本でのニュースはほとんどなくなり、年明け1月から二次災害の土石流が始まる頃にいたっては、まったく情報は入らなくなっていた。メラピ火山の噴火時には多くの死者も出、100年に一度の大噴火として大きく取り上げられたが、緊急非常時を越した被災地を見ると、二次災害の土石流に呑みこまれた村の方がよほど深刻だった。村がまるごと5メートルの高さまで土砂に埋もれてしまったら、復興のみこみはほとんどない。ましてやこれまでに村を襲った土石流はメラピ山上に堆積した噴出物のわずか30%で、70%はまだ残っている。これが雨のたびに下部の村まで流れてくるのだから今後被害が増加するのは目に見えている。
b0090333_1447413.jpg

 今までに集まったKODOMOプロジェクトへの義援金の残金は約300万ルピア(約3万円)となった。そこへ日本のNPO未来予想図実行委員会よりまとまった額の義援金を送っていただいた。そこでチャハヨと相談し、今までにいただいた義援金の残金と今回のものをまとめ、勉強道具をなくしてしまった(土石流に流されたり、水に使って使えなくなっている)被災地の子供たちに「お勉強パック」を作って配布することに決めた。
b0090333_14472335.jpg

※お勉強パックの中の勉強ノート

 「お勉強パック」はリュック、勉強ノート、お絵かきノート、色鉛筆、鉛筆削りなどがセットになったもので、現在ある義援金約7000万ルピア(約70万円)でおよそ450パックができる。今回私がいる間に内容を決定し、「KODOMOプロジェクト」ロゴ入りのデザインもできた。(完成品を購入するよりも新たにまとめて作ったほうが安いので、すべてKODOMOプロジェクトのデザインで統一することになった)
 すべてが完成するまでに二週間ほどかかる。それまでは現場からの報告は毎日届けることはできないかもしれないけれど、今も物資ではなく、労力とコーディネートでボランティア活動を続けているチャハヨの仲間7人が必ず状況を伝えてくれると思う。私は明朝日本に戻る。
b0090333_14474784.jpg

※お勉強パックの中にいれるお絵かき帳

 2月7日、未来予想図実行委員会よりルピアにて、2月10日ツジマツカオリさまより日本円で義援金をお預かりしました。「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに96名8団体から933,732円と79,486,612ルピアが集まっています。
皆様からの義援金は二次災害で多くの死者を出しているプティ川周辺の村の人々の物資支援、救援活動に使われています。これからもKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。

★我々KODOMOプロジェクトの活動がインドネシアで発行の『じゃかるた新聞』に掲載されました。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
広田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします


お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。

by midoriart | 2011-02-11 14:49 | メラピ火山噴火
 メラピ噴火被災地の視察にバイクを使ったらあまりに大変だったので、中一日休みをとって今日、今度は二次災害の被災地になっているムンティランへ向かった。
b0090333_1892215.jpg

 メラピ噴火の際に噴出した土砂がそのままメラピ山に残っていて、そこに雨が降り、土砂を誘って下へと流れる。噴火さえなければ、この地帯にある木々の根がその雨水を吸って洪水を防げるが、噴火でハゲ山となったメラピでは、雨は土砂と巨大な岩を引き連れてどんどんと流れる、そして勢いあまった土石流がこのムンティランの村を襲ったのだ。
b0090333_18121943.jpg

※建物の半分以上が土石流に埋もれた小学校

 メラピ噴火の被災者たちには、すでに暮らしていた場所へ戻って簡易住居で暮らす人もいる。国の補助で臨時住宅、臨時学校なども建ち始めた。けれどこのムンティランでは、堆積物は5mにもなり、この場に住民が戻って暮らすことができる見込みは現時点でまったくない。
 ないどころか、メラピの山上で堆積している噴石物はまだ70%が残っているといわれており、今後雨が降ればどのつど土石流となってこのエリアを襲う。専門家の予想では今後3年間の土石流でようやく山上の堆積物がなるなくという。
b0090333_18161918.jpg

 これはまた別の小学校。赤で囲ったのは教室の扉。どこまで埋まっているのか想像していただけるだろうか。
b0090333_18171321.jpg


 ほとんど毎日のように、夜から雨が降るジョグジャで、朝一番のニュースは必ずといっていいほど「ムンティランのプティ川の土石流洪水」。今日も朝一番からでかける予定が、午前4時に道路が土石流で遮断されたために開通をまって午後2時出発になった。
 一番被害のひどい場所、堆積物が5mを越した村には、これが山の上から流れてくるとはどういうことだろうと思うほどの巨大な岩が並び、ここだけ見ていたら黒砂のビーチのような風景。でもその岩には看板が立てられ、
「ここはXXXの暮らしていた家の上」
とある。夜に襲った土石流のため、貴重品も持ち出せずに着の身着のまま避難した人たち。掘り返したくても5mの砂をいったいどうやって掘るのか。みんなが掘ることができたとして、じゃあこの土石はどこに捨てるのか。
 こんな景色を見ていると、助けたくても何を助けたらいいのか、何から始めたらいいのか、実際途方にくれる以外にない。
b0090333_1823569.jpg


 見渡す限り、こんな屋根のあたりが見えるだけの家が続いている景色。
週末にはわざわざ町からこの様子を見に来る人で混雑するそうだ。土石流が来るから戻れと言われているのに、先に無理やり進んだために土石流に囲まれ、レスキュー隊に迷惑をかけたヤジウマもいたという。私もその仲間になってはいけないので、現状を見るだけ見て、すぐジョグジャに引き返した。

 2月8日、MESAKI IZUMIさまよりルピアにて義援金をお預かりしました。
「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに95名7団体から923,732円と1,554,500ルピアが集まっています。皆様からの義援金は二次災害で多くの死者を出しているプティ川周辺の村の人々の物資支援、救援活動に使われています。これからもKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
広田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします


お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。

by midoriart | 2011-02-06 18:07 | メラピ火山噴火
 1月31日、半年ぶりのバリ。UBUDにもっている自分の部屋の掃除をしたり、バリの古い友人に会って3日を過ごした後、2月4日の朝一番でジョグジャ入り。ホテルに荷物をおき、そのままチャハヨに合流、メラピ火山噴火の爪痕を実際にこの目で見るべく、もっとも被害の大きかったチャンクリンガンからメラピ火山頂上から4キロの地点、メラピ火山の守人、マリジャンが命を落としたエリアまで登った。
b0090333_18372617.jpg

 ジョグジャ市内にはまったく噴火被害をイメージできるものはなく、相変わらずののんびりした町並。ところが北に向かってどんどん上っていくと、だんだん様子が違ってくる。ついにはこんな臨時の橋がでてきて、下にはドロドロの土石流が流れている。そうか、ここで噴火があったんだ・・・と初めて感じた風景。
b0090333_1840319.jpg

 ここからはどんどんと灰色の景色が増えていき、ついには息をしているのが気持ち悪くなってきた。自動車では行ける範囲に限界があると、チャハヨのバイクで二人乗りし、ヘルメットごしに近況を話していた我々は、どちらともなく咳が増え、最後には話しているのがつらくなってきた。
 まず降りた地点では幼稚園舎の半分が土砂に埋もれていた。
b0090333_184154100.jpg

 チャハヨは、今までKODOMOプロジェクトとして、日本の皆さんから預かった義援金で何をしたのかを私に見せるため、活動したすべての場所へ案内するつもりのようだ。けれど早朝に起きて1時間のフライトでジョグジャに着いたばかりで、でこぼこ道をバイクに揺られて1時間、ついた先のあまりに悲惨な現状を見た私はどっと疲れが出てしまう。
 これは噴火直後、まだ溶岩流が真っ赤に流れ固まって間もない頃に、被災した家屋の貴重品などを救出したエリア。赤線の部分まで土砂に埋もれていたのを掘り返したという。家族の証言に「まだお父さんがいない、最後に見たのは居間だった」などとあると、掘って遺体を捜したそうだ。
b0090333_18451744.jpg

 赤線まで熱い溶岩流に埋もれていたことは、この扉のフレームでもわかる。赤で囲んだ部分は真っ黒に焦げていた。
b0090333_1846871.jpg

 KODOMOプロジェクトが緊急災害時を越して状態が落ち着いた頃に始めた緑化運動。できるだけ早くに育ち、収穫のできる植物として、イモ類を植えたものが、ちゃんと育っていた。真っ黒な土の中に、若葉が出ている様子に、わずかながら将来への希望が見えたようにも思えた。
b0090333_18475523.jpg

 チャンクリンガン周辺にはたくさんの王様所有地があり、今回の被災者たちにはその空き地に政府が臨時住宅を建設中だった。バンブーハウスにはちゃんとWCも設置されていた。
b0090333_18492494.jpg

 メラピ火山の頂上から4キロ、今回の噴火で最も多くの犠牲者を出した村。今ではすっかり観光地のようになり、ジャカルタやバンドンなどの都会から来た人たちの立派な車のパーキングまでできていた。オマケに旗も立て、屋台もたくさん並んでいる。私はその中に入ることにためらいがあって、遠くから見るだけにした。
 でも考えてみれば、その駐車場代、屋台の売り上げ、入場料はそのまま被災した人たちの収益になっていくのだから、一種の義援金だと思えば、そんなに悪いことではないのかもしれないが・・・

 チャハヨが「観光客」たちの行く方向とは違うほうへ歩き出す。
 そこには大きな牛の頭の骨が3つ。これもKODOMOプロジェクトが被災地で活動した際に、被災して表面だけが焼けて、なかが腐りだしていた牛を、すべて焼いて葬ったその亡骸だった。即死の牛、全身火傷で傷つき、最終的には捌かれた牛、噴火で被災した牛は500頭以上になるという。合掌。

 今回チャハヨと一緒にメラピ山麓を見て回ったけれど、これは実際にこの場所へ来ないとわからない、伝えられないと思った。写真にすればただただ続く黒い砂浜のようでもあり、ここが昔村だった、川だったという実感はなかなか伝わらない。
 今もまだ湯気を立て、触れば高温の土砂、硫黄臭さ、これらは私の文章では到底伝えることができない。せめて少しでもわかりやすいように、動画を公開する。⇒メラピ山麓の現状
⇒昔は川だった風景
by midoriart | 2011-02-04 18:34 | メラピ火山噴火