Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

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 インドネシアへ戻る日が近づいてきた。いつもは帰国したらけっこう早めに東京へ出て、気になる展覧会を見たり、基本東京暮らしが多い学生時代の友達に会ったりするのだけれど、今回はなんせメインの目的が「歯の治療」だったので、なかなか名古屋から動くことができなかった。

 先々週は関西ツアーで大阪のアーティスト、淀川テクニックと日本での再会を果たした。そして今回は私の東京行きにあわせ、『Japanese Artists Meet Indonesia:キタ展』でジョグジャにやってきたアーティスト、SONTONの川西君、淺井裕介君、そしてフードコーディネーターの南風食堂ミハさんが私の歓迎会をしてくれることになった。展覧会は4月中旬に始まり、それでみんながジョグジャを去っているので、再会はほぼ4ヶ月ぶり。

 日本に来たらインドネシア人並に節約して過ごしている私は東京への移動に高速バスを使った。っても午前8時に名古屋駅を出て、午後1時には新宿に着くから、そんなに苦ではない。ひどい電車でジョグジャカルタから西ジャワのバンドンまで10時間ちかい旅をしてる身にとって、快適な高速道を走る日本のバスは楽しいもんだ。


b0090333_2056233.jpg キタ展メンバーでのパーティ前に、『ART IT』の編集者であるMさんと丸ビルで待ち合せ。初めて丸ビルを見た。ちょっと前に建築家の友達が話してたのがこれか。東京に来ると本当に近未来に来た気分になる。
 Mさんにインドネシア美術のことを話したり、キタ展の裏話をして、ここから今日のお楽しみ、南風食堂ミハさんのお宅へ向かう。偶然にも買出しして歩いているミハさんを駅前で発見。途中お酒を購入してマンションへ。


 ジョグジャでもたくさんのローカルフードにトライしたミハさんが、今日は私のため、そしてジョグジャで長期滞在して一緒に制作してきた川西君と淺井君のために、インドネシアン・ア・ラ・南風を作ってくれた。

b0090333_20562490.jpg Aは私がジョグジャから持参のウンピン。ムリンジョという実を潰して乾燥させたものを揚げたチップス。ほろ苦さが大人の味。ビールにむちゃ合う。Bはミハさんが作ってくれたガドガド。さらに、私の大好きな魚のせんべいも用意しててくれた(C)。そして初めて食べて大好きになった「うなぎボーン」(D)、むちゃカルシウムとれそうな一品。


b0090333_20563540.jpg これはインドネシアでも西ジャワの名物料理、ペペスの南風食堂バージョン。バナナの葉まであるから驚いたら、ミハさんがわざわざ広尾のインターナショナルなお店で買って用意してくれてたらしい。味はもちろん、泣きたいほど美味い。そうそう、中身は鶏肉。


b0090333_20564574.jpg さらに今回全員が大感動、大絶賛したのがこのスープ。
 ペペスを蒸したときに出た蒸し汁を利用して、ココナツミルク、カレーを足したスープ。だから具はカリフラワーだけなのに、なんとも贅沢なだしの味。これはインドネシアをヒントにミハさんの経験が生み出したミハ・オリジナルな一品。2度おかわりもらった。本当に美味い。


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 みんな酔って赤くなってヨモギ茶の香りを吸って幸せになってきたので、お開きも近く。
 4人で記念撮影~~~(左から川西君、私、淺井君、ミハさん)。ミハさんの料理、久しぶりに食べたけど本当に美味い。ご馳走になりました~!!! 危ない人っぽいのにとっても礼儀正しいSONTONの川西君。彼らの初個展が近い。相変わらず日本中を放浪して絵を描いてる淺井君、横浜のズーラシア、赤坂サカス、水戸芸術館でも今後作品を発表予定。そして南風食堂のミハさんは6日まで銀座資生堂ギャラリー『夢の饗宴』に作品を出している。
by midoriart | 2008-07-31 23:57 | Japan
 2005年にフィリピンを初めて訪ね、第二次世界大戦に日本軍が何をしてきたかを見てから始まった私の「交換プロジェクト」は、2005~2007年にフィリピンで、そして2007年にインドネシアで行われ、フィリピンでは1000人の人と、私の小さなヒト型の作品を交換した。
 そして東ジャワのブリタル市では、日本軍が作ったインドネシアの兵隊グループ、「PETA(祖国防衛義勇軍)」の生き残り兵士30人とヒトを交換した。


b0090333_223975.jpg これらの交換プロジェクトの成果は、愛知県美術館において昨年11月から今年1月にかけて「廣田緑 交換プロジェクト ~アジアの記憶~」として個展形式で日本の皆さんに見ていただく機会を得た。


 今回、日本に帰っている間にやりたかったのが、日本の人々との「交換」だった。帰ってきてから、どうやって戦争体験世代の人々と交換をしたらいいのか、一人でいろいろ考えては、図書館で開催された『戦争の体験を語り告ごう展』に行ってみたりしたのだけれど、過去2カ国の交換よりも難しいことがわかった。
 日本滞在の日数も減っていく中、思い浮かんだのが、この展覧会を企画してくださった愛知県美術館学芸課長のTさん。美術館には友の会というメンバーシップがあり、美術に興味をもった方々が登録している。私が個展を開いたときも、友の会主催でアーティストトークを企画していただいたりもした。


b0090333_22392996.jpg「友の会の皆さんの協力を得て、作品の交換をすることは可能なんでしょうか?」
という私の問いを、Tさんが友の会理事会へ通してくださった。そしてラッキーなことに答はOK!
メンバーの方々であれば、2ヶ月の会期だった私の個展を見てくれている人もいるだろうし、美術活動のひとつとして、作品交換という形があることも理解しやすいだろう。

b0090333_22394499.jpg そして23日、ちょうど美術館に数人の友の会メンバーがボランティアでいらっしゃるというので、さっそく「ヒト」を持参した。今日いらした中には戦争の後に生まれた方もいらしたけれど、Tさんから話を聞いて、すでに交換できる私物をもってきてくださった方が数人。


b0090333_22395898.jpg 一人目となった名古屋のアーティスト、安藤日出彦さんについで、今日は6名の女性が交換に協力してくださった。女学校時代に鉄砲の先にナイフをつける作業をさせられていた方、お父様が勲章をもらった思い出があるという方、焼け跡の悲惨な光景が今もはっきり頭に残っていると話す方など、友の会の仕事場が、ひととき戦争の思い出話で盛り上がった。

b0090333_224017100.jpg 終戦記念日が近づいてきた。実際に体験した話をハッキリと語れる方々が今年は何人いるのだろう。風化させずに残すにはどういう方法があるのだろう。いろいろ考えさせられる。友の会では私のこの「交換プロジェクト」についての協力願いを、メンバー350名に送る会報に同封して送ってくださることを承諾してくれた。
友の会へ話をしてくださったT学芸課長、美術館ロビーでの交換を許可してくださったMさん、そして気さくに受け入れてくださった友の会の皆様、どうもありがとうございました!8月8日の交換会、楽しみにしています!
by midoriart | 2008-07-23 22:38 | Art
 思い切り気持ちよいHさんちのマットレスで安眠し、今日は関西ツアー最後の日。
 前の2日は京奈良を寺社巡りでしっかり歩くつもりだったけれど、大阪の1日は伝統や神仏じゃなくてアートな1日を予定していた。美術関係では日本中にネットワークをもつHさんのお話を聞いたり、アドバイス受けたりってことが今回の大阪訪問では大きな目的になってたから、着替えもせずにHさん宅のキッチンでお喋り。

 も~いい加減に出かけないと、今日の予定が終わらないよ・・・って時間までお話しをして、次なる予定地、国立国際美術館へ向かった。連休最後の今日、正午にむかってお日様の直下にいる感じ、街自体から湯気でも立ってそうなすごい天気。

b0090333_14444154.jpg 国立国際はモディリアーニ展見に来た人たちで混んでいた。でも私の見たいのは一つ、「塩田千春の精神の呼吸」
 横浜トリエンナーレ出品作や、2年前に韓国の広州ビエンナーレで見たベッドと黒い糸のインスタレーションといった過去の作品の他に、新たに大阪で作った作品がポスターになっていた。


 もう一つ、このエリアで今日私がとっても楽しみにしていたのが、国立国際美術館のまん横にあるgraf media gmのビル。最近では「YNG:Yoshitomo Nara + graf」のコラボで国際展にもバリバリ出品している、「あの」grafだ。

b0090333_144508.jpg 私は今年4月にジョグジャカルタで開催された国際交流基金の展覧会『KITA!!』のキュレーターだった豊嶋秀樹さんと2ヶ月近く一緒に仕事するチャンスがあり、それ以来このgrafがとっても身近なものに感じられるようになっていた。


b0090333_14451182.jpg オフィスビルの目の前に川が流れている。なんか不思議な川臭がしてて、日差しは日本のものとは思えないほどキツくて、一瞬自分がどこにいるのかわからなくなりそう・・・


b0090333_14452479.jpg 洒落た家の小物や家具が並んだショールーム。
なるほど、奈良美智さんがgrafとのコラボが始まるきっかけを話してくれた時に、
「grafってのはね~、本当に日本でも飛びぬけてお洒落な場所なんだよ」
って言ってたのがよくわかる。


 あいにく、私の親方、豊嶋秀樹氏はYNGの展覧会のため青森滞在中だったので、再会はならず。でも、『KITA!!』展のオープニングに来てくれたgrafのスタッフ工藤さんがいて、私が訪問したらとっても親切にgrafのビル内、オフィス、木工室まで案内してくれた。

b0090333_14454377.jpg 工藤さんが担当している5Fの展示スペース。ここでは7月26日から始まる展覧会の準備で2人のアーティストがせくせく働いていた。甘いマスクの青年はウィスット・ポンニミット、タイはバンコクの出身で、マンガ家、アニメ作家、ミュージシャンとして活躍しているそうだ。
 彼とコラボしてるのがVL..タイ人のお父さん&日本人のお母さんをもってる女性でテキスタイル・デザイナー。今回のgrafでの展覧会では二人の作品が絡んだ作品になるみたいだ。


b0090333_1446034.jpg ここでしっかりお喋りしてて、気づいたらもう電車の時間が近づいていた。
 心配性の私がこんな連休での旅に、チケットを前もって手配してないわけがない。行きは名古屋~京都の高速バスを使ったけど、帰りは近鉄なんばからアーバンライナーで名古屋~。それもちょっとだけ気合入れてデラックスという、2-1で座席になってるものを選んでみた。せっかく優雅に一人で電車旅の気分を・・・と思ってたのに、なんと隣に座ったのが小さな子供2人を連れたいかにも田舎のおッちゃん・オバちゃん夫婦・・・
 結局優雅に静かなアーバンライナーではなく、通路を子供が飛び跳ねるお座敷列車に乗り、夕方には名古屋に着いたのだった。
by midoriart | 2008-07-21 23:43 | Japan
 京都の寺社巡りを終え、今日は奈良ツアー。難波から電車で奈良駅へ。朝からもう、日差しは痛いくらい。インドネシアの方がよほど涼しい気がする。
 奈良へ来たのは、大学時代の古美術研究旅行以来だからほぼ20年ぶり。どこを巡ったかも記憶にない。今日は夕方に大阪まで戻らなくてはいけないし、なんせ恐ろしい暑さの中なので、鹿と遊んで、フラッと寺社を見れればよしとすることにした。


b0090333_14263573.jpg 春日大社や東大寺のある方向へ歩き始めたら、すぐに鹿たちの団体に出会った。公園の木陰でグッタリしている。お~、神の使いたち!土産の鹿トーイの裏で、本物たちがうだって座り込んでいた。

b0090333_14264851.jpg ちょい元気のあるヤツは、しっかり「鹿せんべい」屋の横で待機してて、観光客がせんべいを買ったら最初にもらえるようにスタンバっていた。わりとゲンキンな神の使い~。


b0090333_14265724.jpg とりあえずの東大寺へ。

b0090333_142714100.jpg しかし、本気で暑い。奈良は京都と比べてなんというか、スケールでかいな。寺の大きさも、門の構え方も。ガツンガツンと守護神たちがいるし、世界遺産~!!!という迫力がある。
 けどいやいや、暑い・・・


 仁王像を撮影していたら、なんか肩が重い。後ろを向いたら腹をすかせた神の使いが、私のカバンの中に鼻をつっこんで物色中だった。一瞬どうなってるのかわからなくて、思わず左の腕で鼻先にエルボーを食らわせてしまったじゃないの。


b0090333_14272968.jpg ここから駅に戻りつつ、興福寺へ寄る。菩薩様はとってもいいお顔をしていらした。
 はいいけど、本当に暑いわ・・・。

 ぶっ倒れることなく炎天下の奈良で世界遺産を訪ね、グッタリの鹿たちをなでなでして、ま~今回の奈良はこんなところで充分だろう。秋に来たいな、それか冬でもいいや。ここまで暑いのは本気でつらいわ・・・。


 夕方大阪へ戻る。旅のツレ、芸大の同期Iとは別れ、私は一人で別の友人と合流。今年の春、インドネシアはジョグジャカルタで開催されたインドネシアと日本の交流展『KITA!!』展に参加したアーティストの中でも、私が特に親しくつきあっていたのが大阪を中心に活躍している「淀川テクニック」。柴田君とマッチャン、マッチョで礼儀正しい青年二人組。
 今晩は、この展覧会の開幕式で知り合った大阪の美術評論家、Hさん宅に泊めていただくことになっていたので、Hさん宅近くまで淀テクの2人を呼んで3ヶ月ぶりの再会。彼らは大阪でも制作の真っ最中とのこと。ジョグジャで毎日チャリに乗って動いてた彼らは、大阪でも同じノリで動いているんだな~。なんという好青年たちなんだろう。蒸し暑い夏の夜にひと吹きのそよ風~って感じ。


b0090333_1428035.jpg セント君と鹿の古都、奈良で汗だくの寺社巡りをした夜に、ジョグジャで1ヶ月をともに過ごした淀テクと会えた。そしてHさんからは今日びの日本美術についていろいろお話が聞けた。初めて泊めていただいたお宅だというのに、あまりに寝やすいマットレスだったので朝はしっかり8時過ぎまで爆睡でした~。すみません、Hさん!
 そしてそして、相変わらずの爽やかな会話と笑いを提供してくれた柴田君、マッチャン、どうもありがと~!
by midoriart | 2008-07-20 23:25 | Japan
 ここ数年、日本に戻ったらできるだけ日本の中を旅することにしている。それは母孝行を兼ねた旅行のときもあるし、一人でフラッと行くときもあるし、また芸大時代のクサレ縁になっている男友達のIと一緒のときもある。
 20年来の付き合いになるIは歴史オタクで一級建築士、私の好きな寺社巡りには是非一人添乗してもらいたい人材。多少ウンチク多めとはいえ、とにかくガイドブックがいらないし、わからないこと聞けばすぐに答が帰ってくるから便利、便利。今回の帰国中は彼との関西ツアーが決まっていた。3連休の2日を使って京都と奈良を巡る旅。


b0090333_15385353.jpg 初日となる今日は私は名古屋から高速バス、Iは横浜から新幹線で京都集合。10時に京都駅で合流して市バス1日乗車券を購入してまずは上鴨神社へ向かった。京都駅は相当に混んでたけれど、多くの観光客は清水や金閣寺を目指すから、上鴨は意外に静か。慈照寺(銀閣)にもある向月台がここにもあるけど、銀閣と比べるとこじんまりだな・・・


b0090333_1539410.jpg 今日私が見たかったのは「上」ではなくて「下」の方。下鴨神社ではちょうど今日、大炊殿の特別公開が始まったのだ。水に関わる儀礼が多いというこの神社(本当の名は賀茂御祖神社)には井戸が多く、公開された大炊殿の横にも井戸があった。お供え物の中でもご飯系を作ったといわれるキッチンの中にも入ることが出来て嬉しかった。


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 そこから北野天満宮へ行き受験を前にした友達にお守りを購入、ここでも運良く今日から宝物殿で木造鬼神像の公開が始まっていた。かなりプリミティブな1千年前の木像の神さんが気になり、しっかり拝ませてもらった。
 次は河井寛次郎記念館へ行くためにバスで五条へ。今日はしっかりバスを利用してるから1日乗車券はかなりお得感アリ。五条のバス停で降りた私が見つけたのは「お化け絵」のポスター!
 よく見れば高台寺での特別公開。すぐそこに河井寛次郎館はあるけれど、寛次郎は逃げない。でも特別公開のお化け絵は、次回来たって見れるかどうかわからない・・・

 Iも私の我儘を承知してくれたので、バスで2区戻って高台寺へ。その中にある圓徳院は北政所ねねが暮らしていた院。77歳で没するまでの19年間をここで過ごしたという。ここにある掛け軸は丸山応挙の作で、写真撮影はできなかったけど、日本で初めて描かれた足のない幽霊だという。この時期、こういう絵は本当にゾクっとするねぇ~。

b0090333_15394116.jpg さらに奥へ進むと国名勝指定されてる北庭があり、ここのにあった掛け軸ががちょっと珍しいものだった。遠くから見たらほら、普通の女性像。

b0090333_15394969.jpg でも近くで見ると、なんと着物の柄が地獄絵になってて、閻魔さんがドンと構えている。なかなかおもしろい軸だった。


さて、今日の京都巡りには寺社巡りと対照的なイタリアン・ナイトが待っていた。
 私がジョグジャカルタに移った2000年頃、ジョグジャカルタで留学をしていて、現在はジャカルタで会社を立ち上げ頑張ってる日本人青年F君は奈良出身。彼の一つしたの弟が最近心斎橋でオーナーシェフとなってイタリアンレストランをOPENさせたのだ。美味しいもの大好きな私としては、これは試さないとダメでしょ。ってことで今日の夜は大阪に泊まってイタリアンと決めていた。
 地下鉄長堀駅からすぐにある「NAGA-N(ナガーン)」がそれ。ジャカルタのF君に面影の似たまだ若きシェフの洋平君がオススメのメニューを出してくれた。手打ち麺はかなりイケる。感動。さらにセレクトされたグラスワインもなっかなかのもの。


b0090333_1540127.jpg 洋平君とは初めて会ったのだけれど、1つ上のお兄さんとはジャワで長い付き合いなので、なんだか私にとっても洋平君は弟みたいな気分になっちゃって、いろいろ話して営業の邪魔をしてしまった。以前インドネシアでお会いしたことのあるF君のお母様が、今日私が来ることをしっていて、洋平君に土産を託してくださっていた。

b0090333_15401177.jpg  それがコイツ~~~!


  今回大阪に来たら、ぜひ探そうと思っていた「食い倒れ太郎」のストラップ!
私のツボをなぜここまでぴったりとお母様が抑えていたのか謎だけど、本当に嬉しかった。それも2匹くださった!旅の連れのIいわく、食い倒れ太郎には、食い倒れ次郎という弟がいるらしい。酔っ払ったIのいう言葉を信じる気はなかったのだけれど、後からお母さまがメールで
「そうそう、弟がいるんですよ」
と教えてくださった。ホントだったんだ食い倒れ兄弟説・・・。

 京都の特別公開モノもしっかり見て、清水エリアで美味~~~い宇治白玉金時ミルクを食べ、大阪では若きシェフが頑張るイタリアンを食べ、さらに食い倒れ太郎を2匹GET。なんとも密で濃いィ関西ツアー初日になった。
by midoriart | 2008-07-19 23:42 | Japan
 今回は一時帰国が夏休み時期に重なったこともあり、恒例の母孝行一泊ツアーはできそうにない。そこで日帰りで母の喜べる場所を探したところ、近場にあったのが「ラグーナ蒲郡」だった。これは愛知県蒲郡市海陽町にあるシーサイドリゾートで、テーマパーク「ラグナシア」、アウトレットのショッピングモール、マリーナ、さかな市場、タラソテラピー施設、ラグーナの湯、高級分譲マンションなどなど、結構いろんなものが集まっている。
 ここでお湯につかって、海を見ながらランチして、アウトレット見て、さかな市場で新鮮な魚を買うというコースを考えた。蒲郡までは名古屋から名古屋高速→伊勢湾岸道路→蒲郡のオレンジロードを使って約1時間。


b0090333_21392318.jpg まずはラグーナの湯で海を見ながら露天風呂。目の前は海。湯を楽しんだ後、母は20分のフットマッサージ、私は全身20分コース。その後、コンプレックス内ショッピングモール『フェスティバルマーケット』に移り、マリーナを眺めながら和食のランチ。食後はアウトレットの店をチェックした。
 さかな市場を見て夕方5時。といっても今はまだまだ明るい。ここから西にある竹島へ向かった。


b0090333_21393760.jpg 竹島は全域が八百富神社(竹島弁天)の境内になっていて、古い建築で有名な蒲郡プリンスホテルの近くから橋を歩いてアクセスできる。ここに奉られている竹島弁天は「日本七弁天」の一つとされる。これはかなり気になるスポットだ。

b0090333_21395540.jpg 八百富神社は、市杵島姫命を祀る神社で、養和元年に藤原俊成(定家のお父さん)が、竹生島より勧請し創立されたとされる。徳川家康も参詣して、4石8斗寄進したという。そんな神社も夕方5時を過ぎているので、人が少なくて涼しい風が吹いて気持ちよかった。


b0090333_21401262.jpg 八百富神社から奥へ向かうと竹島の裏側に出る。ここから海辺に下りたら、昭和10年に建てられた柱があった。うちの父が生まれた年に立ったんだな。ここからの眺めはとってもイイ感じだった。

b0090333_21403076.jpg  そしてここから竹島をくるりと回れるように遊歩道ができている。波打ち際をグルリと回れる気持ちいい歩道には、こんな山百合も咲いていた。さすが、竹島の入り口にあったとおり、陸とはまったく別の植物が残っている。

b0090333_21405688.jpg 高速で1時間走れば、名古屋市内とはまったく違う空気が流れてるもんだな。これからは時間を見つけては知らない場所、一度も行ってない場所まで足を伸ばしてみたいもんだ。まだまだ知らない場所はたっくさんあるんだから。
by midoriart | 2008-07-17 21:38
 今回日本にいる間に、なんとか日本の戦争体験者と作品の交換をしてもらおうと思っている。
 のだけれど、どうも日本だと思うようにいかない。フィリピンやインドネシアなら、お爺ちゃんたちは普段見たことのない日本人がやってくるだけで興味を示して話を聞いてくれるのだけれど、日本では私のような者が突然近づいていっても、ヘンな宗教か商品の勧誘と思われるのがオチ。

b0090333_9514353.jpg 先日新聞で、自らの戦争の体験を作品にしている作家の個展の記事を見つけた。安藤日出彦さん、73歳。気になって個展会場へ行ってみた。名古屋市鶴舞で体験した空爆の思い出や、東京空襲をテーマに作品を作っておられた。運良く作家本人に会うことができたので、私のやってることなどを話し、去年愛知県美術館で個展をした際のカタログを渡した。
「いい仕事をしていらっしゃるねぇ~」
と言ってくださった安藤さんに、作品交換をお願いしたらこころよく引き受けてくださった。


b0090333_9515618.jpg ということで、去る5日、再び会場を訪ねた私に、安藤さんは使い込んだペインティングナイフと赤の絵の具を用意してくださり、私の「ヒト」と交換成立~!日本編での記念すべき一人目は、はからずも同業者との交換となった。それも戦争をテーマにずっと制作している方なので喜びも倍増だった。


 話は変わり、この前から悪戦苦闘のジャワ更紗(バティック)浴衣がようやく完成した!
 いやぁ~・・・今日びの浴衣は結構ミシン縫いが多いから、自分のだってミシンでいいや・・・と思って始めたのだけれど、参考にしてた母の浴衣を見てるとやっぱり浴衣にミシン目が出てるってのは邪道に見えていけない。結局最初に思ってたよりもたくさんの部分を手縫いにしたから肩が凝った。
 今日はちょうど着物着付け教室の日。先輩(といっても27歳)のメグちゃんにも見せたくて、今日の練習にはマイ・浴衣を使ってみた。もともとバリの儀礼でよく着ていた使いこなしたバティックなので、肌触りも抜群。好きな文様のバティックを4種類合わせたものだから、自分でも大好きなモチーフ満載。

b0090333_9521053.jpg 正面には日本の訪問着にもありそうな、鳳凰っぽいモチーフをもってきてみた。

b0090333_952203.jpg 幸いにもたくさんの半幅帯を母がもっているので、ジャワモチーフに合う帯を探してみた。意外にも金糸・銀糸のハデハデ帯がしっくりきた。しゃきっとしてるから文庫も貝の口も結びやすい。いろいろ結んでみた結果、インドネシアのちょっとした席で着るんだったら文庫の変形、一文字がいいかね~と母先生&メグちゃん先輩。

b0090333_9534717.jpg 近々岐阜の花火大会に浴衣で行く予定のあるメグちゃん先輩と、今日のお稽古後に記念撮影~。思ってたよりかなりイイ出来の浴衣に、自分自身で大喜びの教室だった。今度はバリのトゥンガナン村の縦横絣織りでマイ帯も作ってみたいと思ったり・・・
by midoriart | 2008-07-08 09:50 | Japan
 日本にいる間は、母の着物着付け教室の生徒になっている。私の習う水曜に来る27歳のメグちゃんはもう3年以上習っているベテランなので、私が後輩。6月までなら着られる単衣の着物もシーズンが終わってしまったので、今度は夏に向けて浴衣の着付けと着こなしを習うことになった。

b0090333_105792.jpg 母の嫁入りにもってきたという浴衣で練習する図。浴衣は一枚ジョグジャにも持っているのだけれど、今まではなかなか自分でちゃんと着る自信がなくて、日本人のおば様にお願いして着せてもらったりしてたけど、今度は自分で着られそうだ。


 メグちゃんは若いけど伝統的な着物の着こなしにすごく熱心で、最近のレースつき襟や、わけわからんシューズとのコンビネーションなどには厳しい。私も同意見。いくら伝統と近代の融合ったって、着物にそういうのは邪道と思う。だから今、ちゃんと母から本当の着こなしを習っておきたいと思う。

b0090333_10572553.jpg 私が好きなのが帯。名古屋帯は難しいので半幅帯でいろんなバリエーションを自分で作って楽しんでいる。最近のモルツビールのテレビCMで女優が結んでるのはこんなんだよな。文庫結びの応用。

b0090333_10573843.jpg そんなにおもしろくないけど、木の実ナナの着物の着こなしが見たいだけで見てるNHK朝の連ドラで、ナナさんが結んでいたという一文字。先っちょを私なりに少しアレンジしたもの。


 浴衣を着てたら、急に思いついた。せっかくインドネシアで着るんだったら、ジャワ更紗で浴衣つくってみたらいいな・・・。私は思いつくとさっさと行動しないと気がすまない。オマケに更紗(バティック)だったらいくらでも家にもっている。以前作品にたっくさん使っていたから、ハギレが山ほどあるんだな~。

b0090333_1058258.jpg 早速使えそうなのを出してきて、反物のサイズで必要分をとってみた。バティックはインドネシアで腰巻として使うものなので、幅は110~120センチくらいで、長さは2メートルほど。ただ短辺にそって柄が上下になってるため、反物のように使おうと思うと、花柄や蝶チョが横向きになってしまうわけだ。だから面倒でも110センチの短辺を2枚ついで身ごろにする必要がある。結構面倒。


b0090333_10581028.jpg それでもなんとかここまで形になり・・・


b0090333_10584190.jpg 袖もついてきた~~~・・・
 編み物とか洋裁ってそうなんだけど、やり始めると止まらない。それを知ってるから普段もできるだけムズムズする気持ちを抑えてるんだけど、今回はいかん。ついつい進めてしまった。
 次の着付け教室でお手製バティック浴衣が使えるように、なんとか完成させるぞ~。
by midoriart | 2008-07-04 22:55 | Japan