Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

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いきなりのドンデン返し

b0090333_22124431.jpg 朝から雨。午前中に歩いていける距離にあるコープで買い物をし、作品に使うデジタルプリントが可能な店をチェックしてきた。宿出たら後はこんな景色が延々と続くUP(フィリピン大学)構内。本当にこのキャンパスは広い。少なくともインドネシアにはここまで広い国立大学はないな。日本にもないんじゃないだろうか。
 コープ(生協)とミニマーケットの中はさすが大学、コピー屋、インターネット屋が連立している。食堂やUPオリジナルグッズ売ってる店、ダンキンドーナツなんかもある。作品のタッチアップで必要なノリやはさみなどは生協へ行って探した。それにしてもスゴイわ、UP生協、ワインが各種取り揃えて売られている。日本の大学生協にも酒類って売ってるんだろうか?
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b0090333_22172225.jpg で、今日見つけたなかの優れものはなんていってもこの「ウベケーキ」。そう沖縄では有名な「ウベ芋」。パンダンってのは香りのいい葉っぱ。日本で柏餅があるようなもんかしら。菓子問屋に生まれた私は菓子センスには自信がある。どんな国に行ってもまずはハズさない。


 2日前にアマンダちゃんとオーダーしたローカル布の座布団を縫ってもらったオジちゃんとこにも寄る。ちゃんとできてました~。このオジちゃん、仕事きれいだわ。イスラムの影響がありそうなチェッカーの座布団が24個できました。これで全部で1000個越した!よかった~。この24個はアマンダちゃんが夜なべで綿詰めて仕上げてくれる。感謝。
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 昼はマニラにあるナショナル・ミュージアムの学芸課長パトリックと1年ぶりに再会、ランチを一緒した(彼の話はまた次の機会にする)。来週は一緒に美術館巡りをする約束をし、個展会場のグリーンパパイヤで作品設置するために降ろしてもらった。ところが・・・

 ディレクターの妻は現代舞踏家、私のヒトが設置されるフロアーで、彼女が踊ってるじゃないか。
「は?」
今から私はこの場にカーテンを取り付け、夕方には届けられる1,080体のヒトをセッティングするんだよ。なんでこの妻、優雅に踊ってるわけ?
 話すと長くなる。かいつまむと、今回私がマニラに来たのは二つのプログラムのため。大きくわけるとUPでのアーティストトークとワークショップ、そしてグリーンパパイヤでの個展、これすべてを「日本-フィリピン友好年」にかけて、国際交流基金のBさんがサポートしてくださったのだ。関わっているのはUPのメイ女史とグリーンパパイヤのディレクターであるピーウィー、そして私。今までに、私とメイの間のコミュニケーションに問題はなかったのだけれど、ピーウィーは今ひとつ第3者的だった。こっちに来てみてそれがよくわかった。ってか、画廊代表としての責任感とかまったくないわ、この人。

 近く妻のダンスのイベントがあって、その撮影をするため、ギャラリーは水曜まで使えないというのだ。だったら最初に言えよ!今まで何度も私は彼に携帯メッセージを送り、セッティングでそっちに行くよって連絡してるのに、今になって何とぼけたこと言う??? 
「水曜はボクも一日空けてるからちゃんと手伝うし」
ってねー、私の展覧会は木曜オープンだっちゅーの!2~3枚の平面作品をさっと壁にかけるのとは訳が違うんだわ、私のは。1,080体のヒト並べるだけでも、どれだけ時間がかかると思ってんだ?さらに、水曜日はUPの大講堂でアーティストトークが午後4時まで入ってる。そんなんの後でくたくたになって、作品設置しなくちゃならないのか???

 メイ女史も、交流基金のスタッフも画廊側に抗議してくれたけど、どうしようもない感じ。でも、インドネシアに長く暮らしてた成果が今日発揮された。つまり、こんなときに
「何をいっても始まらんわい。なるようになるさぁ~」
って思ってしまえたってこと。これは絶対にインドネシア効果だと思う。つまり、世の中には自分の努力ではどうしようもないことがあって、それに抵抗しても、無駄な労力使うだけなのだ。流れていた方がイイ。
 口で言うのは簡単だけど実際にはそう簡単にこの極みには達せず、ピーウィーと電話で口論になりかけたし、腹ん中じゃ相当ムカついたけど、逆に言えば、アーティストたるもの、どんな状況の中でもベストを尽くすべき。なのかもしれない。もともと時間のない中でここまで作品作って持ってきたんだから、今から弱音は似合わない。こうなったらどんなに短い時間でも、最高のモノにしてやる!くらいに思えてきた。

 全然関連がなさそうに見えるけれども、この2ヶ月被災地で活動し、370名以上の皆さんから義援金を託されたという事実が、今日の突然の苦境においても、「なんとかなる。こうなったらなんとかしてやる」っていう前向きな思考を与えてくれたような気がする。

b0090333_22194820.jpg 夕方ホテルに寄ってくれたアマンダちゃんと、生協で食べた夕飯がすっごく美味しかった。人間ってスゴイなー、どんな苦境でも、美味しいもの食べると幸せになれる(私だけ?)。今夜食べたのは牛肉そぼろに半熟卵の乗っかったフィリピンのメジャー飯「タプシロッ」と、アマンダちゃんお勧めの地方料理。ココナツミルクいっぱいで最高に美味い!
b0090333_222033100.jpgこれは滞在中に絶対もう一度は食べる!美味しい夕飯のおかげで、ムカついてた気分もおさまってきた。明日は穏やかな気持ちでワークショップにのぞみたいものだ。


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◆救援パックの参加は7月27日をもって終了させていただきました。ご自分のサイト、ブログ等でリンクのある方は、その旨お知らせくださいますよう、お願いいたします。

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by midoriart | 2006-07-31 22:09 | the Philippines

淋しがり屋のディビッド

 今泊まっている宿はフィリピン大学(以後こっちの人みたいにUPと略す)構内にあるので、日曜は静かなんだと思ったら、近くに隣接している教会があるため、礼拝に来る人でそれなりに人出が多いことがわかった。さらに遠くからずーっとライブの音が聞えてくる。若者がなにかイベントでもしれるみたいだけれど、なんせ昼からはずーーっと雨で、結局出かける気もなくなり、一日を部屋で過ごすことになってしまった。
b0090333_23214869.jpg なんか暗~い人みたいだけれど、そうじゃなくて昨日買った布を縫うという結構時間のかかる作業があったので、これしてたらあっという間に時間が経ってしまったのだ。さらにPCを使って編集しなければならない作品パーツもあるので、今日は1日デスクワークってことにした。

 メイ女史が近くの教会礼拝に出た帰りに、旦那さんと娘さんを連れて寄ってくれた。制作状況やその他困ったことがないか心配してくれたみたいだ。旦那さんはおとなしそうなイイ感じの人だった。メイさんがやり手だから尻に引かれてそうだけど。
 ここの宿はセキュリティがしっかりしてて、部屋に訪問客を連れ込めない。だからメイさんともフロントでお話ししていた。気になってる市場や画廊へのアクセスの仕方、いろんな種類の交通手段があるので、それぞれの注意点などをメイさんが私に説明していると、突然話しに割り込んでくる白人オヤジがいる。フロントの別テーブルでいっぱい本を広げている。聞けばUPの学生で1年半ここにいるという。
「OK、OK。フィリピン人はイイ人だし、困ったことがあれば私が教えてあげるから大丈夫」
 我々はとりあえずアリガトウを言い、自分たちの用件を済ませ、メイ女史は休日を家族と過ごすために帰っていった。
 
 この割り込み白人の名はディビッド。思い切り広げてた本は「日本語の基礎」「漢字の勉強」などなど。なんでフィリピンで日本語学んでるのかよくわからないんだけど、NYではコピーライターしているらしい。言葉に関してはプロなので、私の略歴とか、作品についてのテキストが英語で欲しければいつでも手伝うと言ってくれた。散らかった机(それも私物じゃなくてフロントの公の場所なんですけど)の上には本や辞書に混じって猫のえさ。よく見たら椅子の下に2匹の猫がゴロ~ンとしていた。なんだ、淋しいオヤジかよディビッド。
 それでも、ちょうど今日はPC仕事の中で、私の新作コンセプトを英語・日本語・タガログ語でシンプルにまとめ、会場でピンナップする箇所があったので早速淋しがり屋のディビッドおやじに私の英語のチェックを頼んだら、やたら嬉しそうに添削してくれた。ありがとう、赤ペン先生。にしても、くどいくらいに私の略歴とかもチェックしてやる!って言ってくる。よほど友達ないと見た。淋しがりのディビッドおやじ、せっかくなのでこの機会に私の略歴などなど、英語版のチェックをお願いするとするか。とにかく今日は彼のおかげで難関だった英文テキストをクリアできた。

b0090333_23222989.jpg そして今日は、国際交流基金のBさんとの夕食会の日。午後7時を待って支度していると、キッカリにBさんが迎えに来てくれた。今日はもう一人の基金スタッフIさん、フィリピン在住の日本人Yさん、そして従軍慰安婦のリサーチで自費留学している女性一人、以上日本人5名でのディナー会となった。私が今泊まっているUP周辺はケソン・シティっていうんだけど、学生相手の洒落た店が集まったエリアがあるそうで、今晩はそこでの宴。
 こっちに来るなりBさんから
「ヒロタさん、UP構内は夜は真っ暗になるから、お願いだから一人で夜歩きはしないでね」
って言われていたので、まだ夜の街を私は知らない。今日はなかなか楽しかった。

 つい最近カラオケ屋で知り合い、フィリピーノ嬢と結婚した演出家のYさんの話や、極貧学生生活しながら従軍慰安婦調査してる女性の話はなかなか面白かった。フィリピンはフィリピンで、インドネシアに暮らす日本人とは別のタイプ、目的をもった日本人がいるんだなぁ・・・。今回初で呑んだサンミゲル・ビールも美味しかった~。Bさん、ご馳走様でした!

b0090333_23264480.jpg そうそう、昨日宿近くの生協で部屋にストックしておく菓子や飲み物を確保したんだけど、その中から優れものを紹介。これはアシスタントのアマンダちゃんが勧めてくれたフィリピンのポピュラーな菓子。なんか日本でも食べたことあるよな味だわ。小麦粉・砂糖・牛乳・卵・ピーナツバター・マーガリン・塩・チーズ・オイル・胡麻が原料。むちゃ甘くなくて食べやすい。

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 もう一つは「イイアジ」ってスナック。中にディップが入ってて、それにつけながら食べるという、もう間違いなく高カロリーなスナック。でもこれは美味いわ。私が買ったのはチェダーチーズ味のディップがついてるもの。やはりフィリピンでも日本っぽいのは売れ線なんかねぇ~。

b0090333_23235382.jpg もう一つ、工具大好きな私が見つけたコンセント。日本と同じ形のもので、カラフルなのがイイ!これはジョグジャでは(インドネシアといってもいいけど)形態が違うのでなかなか手に入らない。気にいったので全色購入。アマンダちゃんも昨日1日私と一緒に回ってみて、私は何者かが少しつかめたみたいだ。
 屋台で豚煮を食べようとしたときも
「ミドリ、あなたのお腹はセンシティブじゃない?大丈夫?」
って心配してくれたけど、私は日本から来てません。被災地ジョグジャの不衛生極まりない場所から来てるので、そんな心配はいらん。さらに、工具や電気のパーツを見ると目を光らせる。彼女にはちょっと珍しい人種に見えたようだけれど、賢い彼女はすぐ全体を把握してくれ、私のツボにはまる場所を紹介してくれた。頼もしいアシスタントだ。
 
 今日は話が飛び飛びだけど、いろんなことをまだ吸収、見聞している最中でございます。面白いところからまずは皆さんに報告していこうと思う。明日はフィリピンの布で作った座布団が縫いあがってくる。午後からは今度こそ本当にギャラリーに入ってディスプレィの始まりだ!

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by midoriart | 2006-07-30 23:20 | the Philippines
 今日はアシスタントのアマンダちゃんとローカル市場で材料探しをしてきた。個展の作品プランで、フィリピンのローカル素材と布が必要だったのだ。とにかく私はどこの国に行っても、地元の匂いプンプンの場所が大好き。郷土料理にしたって、こういう場所にこそ本場の味はある。さらにローカルの人間がついててくれたら、もう怖いものなし。
 フィリピンはローマカトリック信者が80%というアジア一番のキリスト教国。ローカル市場の前にも400年の歴史をもつ古い教会があり、周囲に生花やミニ聖書、マリア像などを売る店がいっぱい並んでいる。ヨーロピアンな香りとはまた違う、どっちかったらインカ文明みたいなアジアナイズされたクリスチャングッズは視覚的に私の興味の対象になる。

b0090333_22215713.jpg 最初に魅かれたのはコレ。わずか3センチほどのビニールの中に数個の小石が入っていて、それが手縫いで閉じられている。聞けば生まれたばかりの赤ん坊に悪霊がよってこないための御守りだと言う。ピンがついてて、これを赤ん坊の胸につけておくそうだ。悪霊からは護られても、ピンがはずれて刺さったら怖いじゃん・・・。ちょうどジョグジャの友人が最近出産したので土産として一個、後は自分のために購入(赤ん坊に効くものを4つ持ってたら大人に効くくらいのパワーにならんか?)。

b0090333_22222315.jpg その先で見つけたのがコレ!まさに私の作品のヒトがいっぱいなので大感動。蝋でできたこのヒト、クリスチャンのアマンダちゃんでも知らないので、売り子に聞いたら祈祷に使うという。あ~、日本の神社で「人型」に息吹きかけて祈祷をお願いするのと同じね~。ほよよんとした手なんか、私の大好きな形なので、売ってる色全色揃えたくなってしまう。
「あんたのこと、ここで祈ってあげよか?」
とオバチャン。あー、そりゃイイや、私のフィリピン滞在中の無事を祈ってもらおう。それも緑色のヒトがあったので、これで。

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 でも・・・この人型を燃やすんだわ、祈るっていって。。。なんか・・・炙られてるみたい。。。どっちかっていうと、方法は黒魔術みたいで不思議な感じだった。ま、でもこれで今後も無事にマニラで暮らせるってことだな・・・。

 その後、作品に使うためのフィリピンのオリジナル・モチーフの布も、今回の個展で使うレース地の布も見つけることができた。にしても、こういうローカル市場では、やっぱりタガログ語のできる人が必要だ。今日も布購入で、インチだのヤードだの言われて、センチでしかモノの考えられない私は本当に困った。ほっとして気づいたら午後1時を過ぎてたので、早速屋台を探す。
b0090333_22234526.jpg 昨年マニラを訪れたときに食べた中で忘れれらないのが豚煮。かなりポピュラーらしく布屋を出てすぐに見つかった。24時間営業だという屋台の姉ちゃんがなかなかカワイイ。
 今回私の滞在中、なんでもアシストしてくれるメイ女史の学生アマンダちゃんと一緒にゴーヤの煮物、エビ揚げ、豚煮を頼んでしっかり食べた。これがアマンダちゃん。一瞬セクシー姉ちゃんって感じだけど、真面目で気がきいてとってもイイ子。

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 今日はフィリイピン大学エリアからローカル市場のあるQuiapo(キアポ)までジプニーってローカルの乗り合いジープを使って行ったので、排気ガス吸って結構疲れた。それにしてもここは、インドネシア語と似た言葉が多くておもしろい。インドネシアでは「こんにちは」「こんばんは」にすべて「Selamat(スラマッ)」がつくんだけど、タガログ語では「ありがとう」が「Salamat(サラマッ)」なんだなー。これは最初に覚えられそうだ。
 
 部屋に戻ると東から写真報告メールあり。現在建設中のバンブー幼稚園、この一週間でここまで進んでます!本当に早い!仕事早いわ、丁寧だわ。萱葺き屋根材も注文済み。これなら今後、新たなロケーションを見つけても安心して同じ大工さんにお願いすることができそうだ。
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 もともとあった幼稚園に通ってた園児34名は、今は建設中のバンブー幼稚園横のテントでこんな感じで遊んでます。先にこどもプロジェクトTシャツは配付したので、火曜と金曜はこれを制服としてみんなが揃って着てくることになっている。この34名はこどもテント・プロジェクトのすべてのオリジナルグッズを手にすることになるんだなー、幼稚園も、制服も、カバンも文具も。
 今日のメールで東が、園児用の小さなテーブルと椅子のセットを見つけたので5セット購入したいと報告してきた。ここまでやったなら中身も最低限は揃えてあげたいので許可した。今度はテーブルの写真を東が送ってきてくれる。

 東との連絡もなんの支障もなくいけてるので嬉しい。今の世の中、国が違っても昔のように距離感じなくなったなーとつくづく思う。明日は午前中からギャラリーに入って、ディスプレイを少しずつ始める予定。実はインドネシアから送った8箱の作品がまだ関税で引っかかっているのだ。国際交流基金の皆さんのおかげで月曜には受け取れることになったけれど、それまで1,080体のヒトをギャラリーに連れてくことができないので、他の作業を先に済ませるとする。
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by midoriart | 2006-07-29 22:19 | the Philippines

酷使された通学第1日目

 朝7時。今回私をフィリピン大学のゲストとして招待してくれた芸術学部教授のメイ女史が迎えに来た。フィリピン大学はあまりにキャンパスが広いので、構内を巡回バスが走っている。それに乗ってレクチャー会場へ向かい、まずは学食で朝ごはん。3週間のスケジュールを聞くと、知らないうちにかなり予定が変わっている。台風のためにズレこんでるスケジュールはまだイイとして、増えてる増えてる、私のアーティスト・トークが4つも入ってるではないか。
 
b0090333_21512048.jpg まずはざっとすべてのスケジュールを把握し、時間がないからそのまま8時半~11時のレクチャー会場へ。これはフレッシュマンを70名集めたクラスで、見た目もこんな感じ。まだまだ高校生と変わらない。大学出たての頃2~3年非常勤で高校生や専門学校生を教えたことがあったので、こういう環境は目新しいものではないけど、自分をネタに、さらに英語で1時間半喋るのはキツかった。それでも思いのほかあっという間に時間が経ち、後半はかなりハショって最新の作品までを紹介することになった。
b0090333_21521344.jpg 今日のメンバーとは来週もう一度会う。次回は1日のワークショップで小さな作品を作ってもらう。実技なので、ワイワイ材料いじってりゃたぶん大丈夫だろう。


 ここでようやく一息。
 今度は別の学食でもう一度今後のスケジュールについて調整。3週間(21日)を記したスケジュール表は空欄がないくらいに詰まっている。私はここまでフィリピン大学に酷使されるのか?
当初は彼女が教える美術評論クラスの学生とのワークショップ、GREEN PAPAYAでの個展、この2本柱だったはずなのに、なぜかワークショップが3つ、アーティスト・トークが4つも入ってるのだ。さらに!個展を終えた後に、フィリピンのアーティスト二名とでコレボレーションして新作を作って、別のギャラリーで発表、そのオープニングを私のお別れパーティと兼ねるなんてプランが、今まで一度も聞いた事がなかったのに、今回いきなり予定に入れられてるんだもん。これじゃー、まったく休めないじゃん・・・
 
b0090333_21525321.jpg 今ひとつ納得のいかないまま、午後は評論クラスとのレクチャーがGREEN PAPAYAで始まる。今度はわずか5名、それもすでに美術の基礎を学んできた学年なのでとてもやりやすい。午前中の学生には素材について、物つくりについてという初歩的な話をしたに留まったけれど、こっちは人数が少ないのもあって、作品をプレゼンテーションしてる途中でもどんどん質問してくる。ポンポンと会話のキャッチボールできてなかなか楽しめた。彼らは実体験として、今後私の個展が始まるまでの制作やディスプレイのプロセスを見、最終的には私の作品評を書くまでが一つの課題となっている。
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 明日以降は作品の準備期間になるので、レクチャーの後にもう一度展示空間をじっくり眺め、サイズを計り、撮影した。そこで気づいたことに、ここはメートル法じゃなくてフィート法なんだ。フィートで言われても全然サイズがぴんとこないから困る。フィートに慣れないと異国で展覧会するときに困るんだってことに今日初めて気づいた。インドネシアは日本同様「キログラム」に「メートル」、測定にはなんの違和感も感じなかったのですっかりこういう問題を忘れていた。

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 (上:GREEN PAPAYAの入り口。私はかなり気に入っている)
 打ち合わせを済ませてから、メイ女史が提案しているフィリピン作家2名との展覧会場を見に行った。まぁ、よくある小さな商業画廊って感じの空間。私は作品を置くのを前提で空間を見るくせがついているので、この画廊の空間を見たとたん
「あ~・・・やめて・・・」
と拒否反応が出てしまったのだ。空間を意識して使うにはあまりに醜い場所だったのだ。正直にメイ女史に話すと
「ミドリを強制するつもりなんて毛頭ないのよ。あなたのフィーリングが合わないのなら、この企画はキャンセルしても全然構わないわ。あなたもスケジュールがタイト過ぎたものね、OK、やめておきましょう。せっかくだからあなた、マニラ以外の場所を見てきたらいいわよ!」
と素晴らしい展開!
 つまり、この企画が流れたおかげで、朝見た私の過密スケジュールに空白ができるのだ!少しは自由時間が取れることがわかりホッと一息。その後もまだ宿には帰れず、メイ女史の上司に当る学部長宅のホームパーティに出席、集まってたフィリピン大学教授陣に紹介され、ワインとチーズをちょっぴりいただいてきた。

 ここへ東からショートメッセージが携帯電話に届く。現在建設中のバンブー幼稚園の屋根材になる萱が、今回の一軒分の量だけでは生産地で売ってくれないので、2軒分をまとめて購入しなければいけないと言うのだ。私はすぐに返事をした。
「もし立て替えてくれれるなら、2軒分で購入してしまおうよ。どうせすぐに新しいロケーション見つけて幼稚園建てるんだから、そっちで使うんだしね」
 これで萱も購入が決定。プンドン校が完成したら、次のロケーションはすでにリサーチ済み、関係者との話合いも済んでいるので、すぐ取りかかれる。屋根材をまとめて購入するのもなんの問題もない。

  話がジョグジャに飛んでしまった。で、そんなやり取りの後、ようやく上司宅を脱出することができ、メイ女史とタクシー相乗りしてさっき戻ってきた。明日は一日トラディショナル・マーケットを巡り、使えそうな素材探しをする予定。ようやくこの街の素顔に近づくことができそうだ。

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by midoriart | 2006-07-28 21:48 | the Philippines

マニラの初夜:予習地獄

 ジャカルタの空港ホテルを午前4時に出てフィリピ航空にチェックイン。シンガポールでトランジットが30分あったので、待合ロビーへさっと走り、フリーインターネットコーナーから大事な用件だけをメールで送ってすぐまた機内へ乗り込む。シンガポールは昔からビザ延長のためによく行くのだけれど、インターネットの普及率、サービスの良さは本当に感動モノ。映画「ターミナル」じゃないけど、シンガポール空港なら私は1ヶ月くらい留まってても平気なくらい詳しい。

 シンガポールから飛ぶこと約3時間半。午後1時30分、予定通りニノイ・アキノ空港に到着。到着ロビーへ向かってゾロゾロ歩いていると、小奇麗な兄ちゃん2人が「MIDORI HIROTA」のネームプレートを持って立っている。普通お迎えはイミグレーションや荷物受け取りを通過して、外へ出たところで待ってるものなのに、なんでこんな中にいるの?
 私の持ってきた重くてデカイ手荷物から何からみんな持ってくれて、「ミス、ミス」呼ばわり。結構気分イイ。そうしているうちにも、小奇麗な2人の兄ちゃんは私のパスポートも預かって、税関手続きもしてくれようとしている。聞けば彼らは今回のスポンサーである国際交流基金のスタッフではなく、空港のスタッフらしい。きっと基金のBさんが親切にこの人たちを使ってくれたのだろう。まーこんなお姫様待遇は一生に一度だろうから、今回はしっかり甘えるとしよう。

b0090333_22225929.jpg そして出口には、1年ぶりに再会の基金ディレクターBさんが現地スタッフと迎えに来てくれていた。そのまま空港近くに新しくできたギャラリー訪問。小さいながらなかなか洒落たスペース。あまりゆっくりできなかったのでまた来ると約束してホテルへ。
 Balay Kalinawはフィリピン大学構内にあり、今回は私を招待してくれたフィリピン大学美術学部教授が予約してくれた(っても、お金払ってくれてるのは国際交流基金だけど)。入り口はこんな感じ。
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b0090333_22245869.jpg そして私の部屋はこれ。結構広くて「家です~」って感じがイイ。キッチンセット、冷蔵庫もある。
 さらに部屋でちゃんとインターネットできる。ホテルのスタッフが
「ただ恥ずかしいことにまだ電話回線でのダイアルアップなんで、とっても遅く感じると思いますよ」
「いえいえ、私はインドネシアの環境でやってますから、まったく問題ないですよ」
ってことですぐセッティング。

b0090333_22253298.jpg フィリピンではプロバイダーといちいち契約しなくても、プリペイドカードを買って、スクラッチで出てきたユーザー名、アカウントを設定すればOK。私が買ったのは100ペソ(約200円)で20時間のネット接続ができるというもの。なくなればまたカードを買い足すというしくみ。
 今はこのキッチンの手前に見えてる机にPCを置いて、ここでネットしておりま~す。

 夕方、8月3日から始まる個展の会場となるGreen Papayaのオーナー、Peewee(ピーウィー)さんが来てくれた。彼もアーティストで、奥さんはダンサー。画廊の名前は去年来た時から聞いてたけれど、そのときはたまたま展覧会がなかったので寄らなかった。ホテルからそんなに遠くない場所なので、彼がまず場所を見せてくれたのだ。やさしいはからいに感謝。
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(写真は泊まってるホテルを横から見たところ)
 そしてその会場ってのが、写真で見てたよりずっとイイ雰囲気の空間で一目で気に入った。今日一日のスケジュールがあまりにタイトで疲れが出てきた夕方6時に迎えにこられたので、大バカしてカメラもってくのを忘れてしまったんだけど、すでに自分で空間に入って体感してきたから、どんな感じで作品を設置していくかという図は頭に描けるようになっている。今回もってきた作品と相性のイイ空間なのでホントに気に入った。さらにピーウィーさんがイイ人。やってることが同じ人はどこかで波長が合うから初対面でも気持ちいい。滞在中はいろんなアーティストのスタジオ巡りにも連れてってくれるというから楽しみだ。

 で、実は明日は朝7時から教授と今後のスケジュールの打ち合わせがあり、8時からいきなりアーティスト・トーク。自分の作品について3時間話せって言われてるから困った。3時間って、普通なかなか話すことないよ。なのでまだ今から部屋で明日の予習をせねば・・・。
 というわけで、今日はここまで。これから3週間私の住処となるBalay Kalinawの1102号を紹介して今日は終わりとする。ちなみにマニラは日本とは時差1時間。バリ時間と同じなので-1時間となる。だから時差ボケになることはない。

 昨日ジャカルタのホテルのネット環境があまりに悪くてできなかったメンバーの紹介をまとめてここでさせていただきます。まず26日に振込み確認分から、{皆川恵子さん、関まさ子さん、古山百敏さん、河村里美さん、水野百加さん、濱田由里香さん、山本幸子さん、小川初芳さん、西良子さん、石塚由希子さん、垂見圭竹さん}(Pimper’s Paradise募金・名古屋)、浅田香苗さん(奈良)、カノウ アイカさん、以上の皆さんから合計32,000円をいただきました。
 そして受付終了となった今日27日のメンバーさんはアムリタ食堂(吉祥寺)、池内園代さん(カナダ・大阪)、AAN大友恵理さん(横浜)、以上の皆さんから合計51,088円をいただきました。皆さん、本当にありがとうございました。
 今日は東から報告は受けていないけれど、25日に報告した調子で、プンドン村のバンブー幼稚園建設が進んでいくと思う。彼から報告メールがあり次第、この場でメンバーの皆さんに報告していくことにする。

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by midoriart | 2006-07-27 23:21 | the Philippines

ジャカルタより

 今朝10時半にジョグジャカルタを出発、ジャカルタに着いた。ジョグジャのアディスチプト空港は、6月20日、コッキン(国際緊急援助隊)の帰国を見送ったときとまだ同じ状態で、国際線乗り場は再開していなかった。みんなが国際線の待合室に入り、飛行機を待つ。ここではオンタイムに飛行機が出ることはめったにないのだけれど、今日は運良く10分遅れで出発。

 今日はジャカルタの空港内にあるホテルで宿泊、明日のマニラ行きは午前6時5分発なのだ。国際交流基金マニラ支局のMさんのおかげで、今晩は今いる空港ホテルに泊まらせていただけた。昼間にチェックインした後、身軽になってジャカルタ市内へ出、交流基金のジャカルタ支局を訪問。ジャカルタからは今回の個展の作品輸送費をサポートしていただいているので、出発の報告。さらに甘えてジャカルタの美味しい日本料理屋さんでエビ天丼と蕎麦のセットをご馳走になる。ジョグジャには満足できる味の日本料理屋は一軒もないので、今日は思い切り満足。

 その後はジャカルタ在住の日本人の友人2人と会い、さらに夜は在インドネシア日本大使館員の友人2人も合流して4人で四川料理。考えてみたら、ジョグジャの地震の2日前にはまだ私はジャカルタにいた。そしてこのメンバーで同じエリアの中華料理を食べていたのだ。5月26日のことだ。

 今日、同じ顔ぶれがそろい、2ヶ月ぶりの乾杯をして気づいたら、これが2ヶ月ぶりのビールだった。今日は昼も夜も美味しいものが食べられた。よし、これでマニラでガンバレる!
 ホテルに戻ったらもう午前様。明日は午前3時に起きなければいけないので、今日はこれにて。新メンバーさんいらっしゃるようだけれど、ゴメンなさい。このホテルのネット環境は最悪。電話回線での接続のみで、ムチャ遅い。明日まとめて報告させていただきます(フィリピン大学内ゲストハウスでのネット環境がこれよりイイと願って)。

 今日はこれにて。おやすみなさい!

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◆救援パックの参加は7月27日までで締め切りとさせていただきます。ご自分のサイト、ブログ等でリンクのある方は、その旨お知らせくださいますよう、お願いいたします。

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◆救援パック・プロジェクトの1ヶ月の会計報告は
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by midoriart | 2006-07-26 23:59 | Yogyakarta
 まず、昨日のいろんなデマの中から、地震雲についてコッキン(国際緊急援助隊)ウルトラ自衛隊トリオの一人Wさんが、早速メールをくださった。日本の専門家の過去のデータから、地震雲と地震の関係について調査が進んでいることがわかるURLを紹介してくださったので、メンバーの皆さんにもお知らせしておこう。
   「日本地震雲研究会」
 このサイトに出ていた地震雲の写真が、まさにこの前ジョグジャの空に現れたものと酷似していたので驚いた。日本語だからムリだけど、このサイトをインドネシアの三流記者たちもちゃんと読んで、単に国民を不安に陥れるんじゃなくて正しい知識、情報として流してほしいもんだ。
 そうそう、ようやく大統領が放送関係者に対して、地震が起こった場合、すぐにその震源地、その後の災害の可能性などを放送するよう義務付けた。日本人にしたら当然のことだけど、これがなかったからね、今まで。速くて正しい情報、これは基本だろう。
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 今日も東がやってきた。新たな報告は2つ。
先日追加注文した「こどもプロジェクト・カバン」と「こどもプロジェクTシャツ&半ズボンパック」の中に一緒に詰める文具の購入が済んだ。今回はドーンとでっかく500セット準備するので、文具もできれば工場から仕入れたいと思い、東がリサーチしてきた。だから幼稚園児に必要な塗り絵セット、クレヨン、折り紙、はさみ、のり、画用紙、いろ~いろを破格で購入できる。普段我々が物資調達している卸屋のインドグロシール(コッキンもご用達)へ卸してる店だから、今まで買ってたよりももっと安いし、まとまって同じものが揃えられる。後はカバンとシャツができるのを待って、500パックをつくるのみ。よろしくね、東グループ!

b0090333_23135045.jpg もう一つはプンドン村タンキルのバンブー幼稚園。
 昨日から10人の大工さんが入って工事が始まったんだけど、今日の写真を見て驚いた。とにかく速い!仕事が速いわ、この人たち。言っちゃ悪いけど、インドネシアにいて、日本人の我々が見て「仕事の速い人」にはめったにお目にかかれるものではない。でも、この大工さんたちは速い!さらに嬉しいことに、棟梁が頭のやわらかい人なので、私のスケッチや、参考写真を見せると
「お~、いいじゃないのコレ!やろうやろう。今度は俺んちもこのデザインいただくかな~」
って反応なので嬉しい。作るのが本当に好きって感じで仕事してくれるから気持ちがイイ。

b0090333_23141496.jpg すでに80センチまでレンガが積み上げられ、支柱となる太い竹も立った。縦横の重なる部分はしっかり金属で補強もしてるし、かなり頑丈になりそう。う~、早く出来上がったバンブー幼稚園の壁画が描きたいなぁ~・・・。

b0090333_23145420.jpg ちなみにこの大工さんたち、ジョグジャの人ではなくてウォノサリという田舎からの出稼ぎ労働者。今年は日照りで稲作もとうもろこしも不作で農民が大変なめにあってる地域の人たちだ。田舎で待ってる家族のためにも、今しっかり働いておこうということなのか、とにかくすごい働き者で、こどもプロジェクトのために朝7時から午後5時まできっちり働き、夕方はまた別の日雇い労働へ向かうという。こんな働き者のジャワ人もいたんだなー・・・と、ちょっと感動。

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 昨日のデマ三昧のつづきはまだまだある。これらの情報ソースは有名新聞ではなく、地方紙だったり、ネット上で出回ってたりってものなので、もちろん信用度は低い。ってかまったく信用できないものがほとんど。
 先日のカリマンタン地震の前に、沖で大きな爆弾の残骸が発見された。中国の表記があったので、インドネシア政府が中国に問い合わせたところ、「それは地震を感知するための計器だ」と返答があった、とか。パガンダラン海岸でのツナミの1週間前に、南の海では空が真っ赤になり、海上から噴き上げたキノコ雲を見た人がたくさんいた、とか。
 あとは日本の援助でバリ島近海に設置した地震感知器(ホントに日本が援助したのかなー?)が、たった3ヶ月で盗まれてなくなっちゃった、とか。これは東が新聞で読んだらしく、なくなったことがわかったのが6月20日だったって話なんだけど、もうデマが多すぎて、どれが本当か見極めが難しい。コッキンのWさ~ん、もう一度来てみんなに説明してあげてください~!

 今日の新メンバーさんはウリユウ カズコさん、恐田正行・喜美代さん(鹿児島)からで10,000円の追加。どうもありがとうございます。

  私は明朝ジョグジャからまずジャカルタへ移動し、空港内のホテルで一泊する。明晩の報告はこのホテルのネット環境次第ってことになる。ホテルから接続可能であれば報告できるけど、確約はできないのでご了承くださいませ。ここから3週間、こどもプロジェクトは東グループに託していく。さっき報告を終えた彼とかたい握手で別れた。
「ハハハ、ミドリ何を緊張してるの?それよりフィリピンの台風は大丈夫なのかい?今度はフィリピンで台風被災者の救援活動始めてジョグジャに戻ってこれないなんてことのないようにね!」
と東。それだけは勘弁してほしい!!!

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by midoriart | 2006-07-25 23:08 | Yogyakarta

地震三昧・デマ三昧

 もうここまで何度も起こると、日本じゃニュースにもなってないかもしれないけど、昨日23日15時22分、スラウェシ島ゴロンタロの東南90kmの海底33kmでM6.6の地震が発生したって皆さんご存知だろうか?幸いにも 24日午前の段階までは被害の報告はないようだ。
 震源地は太平洋プレートとユーラシア・プレート、さらにフィリピン・プレートがぶつかってる地点。23日の16時7分には、バリ北部シンガラジャから北東5km、海底15km地点でもM3.7の地震と余震を記録。でもって20時29分には北スマトラ州ニアス島とシボルガの間、海底45kmでM4.9の地震。もう、どこでもアリって感じで揺れまくってます。どうなっちゃったんだろうインドネシア。

 最近では、この地震がアメリカ軍の仕掛けた原子爆弾によるものだとか、アチェの津波も地震ではなくて海底に軍が原子爆弾をばら撒いていて、それが爆発したせいなんだとか、結構マジメな新聞社までもがそんな内容の記事を掲載するもんだから、もともと地震についての知識や経験の少ないインドネシア国民はもう、デマだゴシップだに右往左往しなくちゃならなくて大変だ。
 今日も馴染みの印刷屋に用事があって行ったら、
「ミドリ!今回の地震で、日本の軍隊と仲良くなったんだろ?彼らに聞いてみてくれない?みんな心配してるんだけど、この一連の地震ってさ、本当はアメリカ軍のしかけた原子爆弾なのか?なんでもアチェのツナミを起こした海底原子爆弾はヒロシマの40倍のパワーらしいぞ」
なんて聞かれた。う~、私はなんと答えたらいいんだ??? こういう話はコッキン(国際緊急援助隊)がジョグジャにいるときに聞いてほしかった。

  もう一つ、最近の話題は「地震雲」。ジョクジャの空に定規で引いたような白い線が現れて住民を驚かせたのが7月12日で、5日後の17日にパンガンダランの津波が起こった。詳しいことは私もよく知らないのだけれど、インドネシアの有名新聞によれば、インドネシア宇宙航空機関のサルモコ博士が「IndoEXサテライトは地震と雲の関係を示唆する映像を多数撮影している」と語っているらしい。2003年12月20日にもこのような雲が現れ、4日後にM6.8のイラン地震。94年1月17日には米国ノースライドの上空で雲が撮影され、3月20日に大地震などなど。関係者によれば雲の出現から地震までの期間は1~100日って、それ、関係があるんかどうかもわからんじゃん・・・。まだまだ地震予知として有効とは思えませんなぁ。

b0090333_22505196.jpg 昨日2回目の会計報告を済ませ、とりあえずマニラへ発つ前の仕事は終えたとほっとしているんだけれど、プンドン村では今日からバンブー幼稚園の建設が始まっている。明日は工事の様子をビデオに収めてきてくれるので楽しみだ。今日、出発前の準備で町を走っていて、私が思い描いているバンブー幼稚園のイメージに近い喫茶店を発見!東や大工さんに見せられるように、早速撮影。できるだけ自然な素材を使った空間にしたいと思う。

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 この幼稚園建設地から車で5分のところにあるのがプンドン第3テント。現在のこどもテント・プロジェクトでは一番理想的な形で進行中のテントだ。
今日はそこで村の産業である素焼きの器を使ったプログラムがあった。子供たち、絵の具で器に彩色。


b0090333_22522156.jpg 報告に来た東が
「ミドリ~、これプンドンの子供たちからお土産だよ~」
と持ってきてくれたのがコレ。
 なんだか嬉しいねぇ~。思わず孫からプレゼントもらった婆さんの気分。稚拙な贈り物なのに、ムチャ嬉しいもんだなぁー・・・。日本の皆さんから集まった愛がプンドン村の子供たちに届き、彼らがこうしてちっちゃな愛を返してくれるのを見ると、私はなんて幸せな橋渡しをしてるんだろうと、本当にラッキーに思う。

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 東は今日、電話で教授に連絡をし、水曜からの新しいタームでは食事のサポートを打ち切ることを伝えたそうだ。私が相手の反応を聞くと、
「最初は『え?! なんで?』ってビックリしたような感じだったけど、ミドリが作ってくれた告知書もあって、状況から判断して食事のサポートは打ち切って、プログラムに必要な物資サポートのみを継続することになりましたと伝えたら、『おぉ・・・』としか返事できなかったよ」
とのこと。
 第4テントでは私はすべての連絡を教授と東の間でダイレクトにしてもらっていたので、今回の打ち切りも東から伝えてもらった。ただ、金銭の絡むことなので、私が「こどもプロジェクト代表」として、打ち切りの旨を書いた告知書も作成し、東に持たせていた。教授が勝手に誤解して東がストップかけたと思わないようにするためだ。でもそこまで込み入ったことにならず、教授も納得したようなので、第4テントの疑惑は一件落着ってことにしておこう。

 そして今日の新メンバーは、木村雅美さん(東京)、山本浩子さん、スズキ リエコさん、匿名希望さん、以上4名から合計42,000円の追加~。どうもありがとうございます。
 
 ついに明日はマニラ前の最後の一日。家の掃除、犬たちのご飯の準備、荷作りなどなど雑用に終われることになりそうだけれど、報告はちゃんとするのでどうぞお待ちください。
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by midoriart | 2006-07-24 22:48 | Jawa Earthquake
   第1回の会計報告は地震の一ヵ月後6月27日にしたけれど、2ヶ月目となる7月27日はちょうど私がマニラ行きの飛行機に乗ってる日に当ってしまう。留守中の資金のやり取りは昨晩すでに終了しているので、今のうちに第2回報告をしておく。明日あさっては、私も完璧にマニラ・モードで旅の支度をさせてもらいたいので。
  今日の会計報告は7月22日(金)締め分まで。これまでに371件の義援金振込みがあり、総計4,516,913円が集まった。救援パックのメンバーの皆さんの愛は私がまとめて受け、有意義に使っていきます。さて、ここからはルピアで報告するので急に額が大きくなる。ちゃんとついてきてくださいよー。まずこの総額は338,768,475ルピアとなる。そして今までの支出を以下のように分類する。

b0090333_19182257.jpg 1) 初期の救援パック(被災直後の被災者に向けて配ったセット。テント、毛布、米、薬など)
 2) 乳オンリー作戦(赤ちゃんに絞って作った粉ミルク、オムツ、魔法瓶などの救援パック)
 3) おりこうさんパック(子供用、勉強道具をかばんに詰めたセット。初期は既製のカバンを使用。こどもテント・プロジェクトが始まってからは、カバンはオリジナルで作成しており、参加した子供すべてに配付。現在このセットにはこどもプロジェクトTシャツも含まれる)

b0090333_19185539.jpg 4) こどもテント・プロジェクト施設(大型テント、ボランティアのための宿泊用登山テント、現場でのトイレ工事費)
 5) こどもプロジェクト図書館(各テントを巡回させる子供たち用の図書)
 6) こどもテント食費(こどもテント・プロジェクトの子供たちのための毎日の食費、週に2回の栄養補助食品、炊き出し用食器と台所用具)
 7) こどもテント備品・プログラム準備費(テントで行われるプログラム教材、遊び道具、遠足や発表会の際の準備費)
 8) プンドン村バンブー幼稚園建設費(すべての建材、2週間の大工日当)
 9) 通信・郵送費(被災当初は品物不足のため物資確保にバリのN翁の手を借り、バリから物資を送ってもらった。その輸送費や大型テント購入の際のレンタカー代など)
 10) スタッフ礼(悩んだすえに作ったスタッフ用のこどもプロジェクトTシャツ、被災地へ入った時のスタッフの飲食代など)


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 上記の10項目の支出は以下のとおり。
1)救援パック      56,593,195ルピア
2)乳オンリー作戦   19,952,566ルピア
3)おりこうさんパック  38,352,891ルピア
4)こどもテント施設  19,750,000ルピア
5)こどもテント図書館  3,945,882ルピア
6)こどもテント食費  54,766,264ルピア
7)こどもテント備品  15,068,302ルピア
8)バンブー幼稚園   24,400,000ルピア
9)通信・郵送費      4,399,800ルピア
10)スタッフ謝礼     1,875,995ルピア

b0090333_1920379.jpg  義援金総額338,768,475ルピアから、239,104,895ルピアを支出したので、私がマニラから戻ってきても、まだ99,663,580ルピアが残っている。もしもバンブー幼稚園建設費が上記項目8)のように約2,400万ルピアでOKだとすれば、残金からまだ約4つのバンブー幼稚園建設が可能ということだ。
 私がインドネシアに戻ってくるのが8月16日、翌17日はインドネシア独立記念日。8月中旬以降の活動については留守中の活動報告を東に聞きながら考えていこうと思う。
 
b0090333_1920275.jpg 今日は大きな数字の羅列で、読んでても疲れちゃったかもしれない。今回の活動は心の準備のできない間に、知らずにどんどん大きくなっていたので、このような報告の際に、何人に何が届いたという正確なデータまでが取れていないのが今になって悔やまれる。にしても、少なくとも子供を対象にした「おりこうさんパック」は、我々の活動の中ですでに600人には確実に届けられている。そして先回こどもプロジェクトTシャツとカバンは新しく500セット注文しているので、これを後に配付すれば1000人以上の子供が我々からの愛を形で手にすることができる。

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 マニラ出発を前にここで今後の報告についてお断りしておく。
しばらくは毎日活動の報告をすることはできなくなるのでまずそれをご了解いただきたい。現在進行中のプンドン第3テントと、昨日の報告でちょっと疑惑も浮上してしまったセウォンの第4テント、どちらもこのまま私が戻ってくるまでプログラムは続けられる(教授のテントは食費をストップさえすれば後は問題ないわけだし)。
 今後は東がプンドン村のバンブー幼稚園建設に集中してくれることになる。ここからは時折写真と一緒にマニラへ報告が送られてくることになっているので、それを私が皆さんにお知らせする形になるだろう。もとはといえば、このブログは救援活動報告のためではなく、私個人の活動の記録のためのもの。だからもちろんブログとしての更新はあるけれど、内容が「こどもテント・プロジェクト」の報告ばかりではなくなるということだけ、メンバーの皆さんには覚えておいてもらいたい。
 
 ここまで会計報告も済ませておけば、後はしばらく個展に集中できる。とりあえず出発前の任務は終えた気分。明日あさってで旅の支度を済ませ、26日(水)の朝にジャカルタへ発つ。

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by midoriart | 2006-07-23 19:10 | Jawa Earthquake
 今日はマヤ経由で頼んでいた座布団が271個出来上がってきた。バントゥルの縫い子さんが作った685個と足して合計956個!1000個には足りないけれど、これで充分。後はマニラに着いてから、フィリピンの伝統的なテキスタイルを探してそれで座布団を作る。一個は8x8センチと小さいけれど、1000枚ともなるとそれなりの量がある。いまさら送っても間に合わないと困るので、座布団は手荷物。
 普通エコノミーの乗客が預けることのできる荷物は20キロ。一か八かで3日前にフィリピン航空に電話をしてみた。今回のフィリピンへの渡航理由を説明し、プラス10キロまで(全部で30キロ)の荷物持込を許可してくれないかの問い合わせ。電話に出た兄ちゃんがジャカルタの空港のスーパーバイザーを紹介してくれたので、フィリピン大学からの招待状と私からのお願い状をFAXで送った。そして昨日、OKの電話がかかったきたのだ。
 いやー、こういうのってインドネシアにいるとすごくラッキーなことに思える。「お客様は神様です」的にサービスのいい日本ではこんなの当然かもしれないが、店からわざわざ電話がかかってくるってことがインドネシアではスゴイことなんだから。ましてや今回みたく「10キロの手荷物を無料にしてあげるわよ」ってことをインターローカル電話で知らせてきてくれるなんて。フィリピン・エアーさん、ありがとう。私のマニラ行きはまさに座布団の行商人みたいになりそうだ。

b0090333_21345059.jpg 東グループの詰所(=東の家)の前には空き地がある。でも実はこれは空き地じゃなくて、幼稚園が全壊してたってことが最近わかった。これがその空き地に建てられたテント。東がうちに報告に来たときに教えてくれた。
「ミドリ・・・灯台もと暗しだったよ。こどもテントで走り回ってて、気づいたらうちのまん前が幼稚園だったんだよ。今日テントが建ったから思い出した・・・」

 お向かいさんの幼稚園園長から
「オタクもなにか幼稚園への援助活動してらっしゃるそうですけれど、どこで活動してるの?」
と聞かれ、思い切り恥ずかしく申し訳ない思いをしたという。早速我々のこどもプロジェクトTシャツを準備、お向かいの幼稚園にも寄贈を決めた。で、ここのテントについてるマークが日本の旗プラス「日本国民より」の言葉付き。被災地の幼稚園を対象にかなりの数のテントが援助されたのだとお向かいの園長さんが教えてくれた。
 この「日本国民」の援助テントは西ジャワのバンドンで大量購入され、ジョグジャに運ばれる。第2便が先日バンドンからトラックでジョグジャに向かったのだが、ちょうどそこに南ジャワ津波。それ以降、トラックと運転手は消息を絶っているという。津波による被害で何かあったのか、津波を理由に大量のテント(=売ればかなりの額になる)を持ってドロンなのか、真実は謎に包まれたまま。

b0090333_21352923.jpg 贈収賄のワースト3には毎年入ってるような国なので、ここでは大災害も悪党にとっては絶好のチャンスがあちこちに散らばっている。こんな状況の中で、公平に、正直に何かを進めていくということは本当に難しい。けれど我々の活動には東グループという信頼できるメンバーがいるから本当に助かる。私一人だったら、とっくの昔にお手上げだったと思う。
 現在活動中のプンドン第3テント、セウォンの第4テントも、ちゃんと東グループの中で役割が決められ、テントごとに専門のコーディネーターをつけている。来週月曜から始まるバンブー幼稚園建設にも、専門コーディネーターがいる。コーディネーターは毎日の活動をチェックしたり、現場の人たちの意見を聞く役割を果たす。

b0090333_2136258.jpg 華奢なくせにタフなボランティア姉ちゃんエスティンは第4テントのコーディネーター。芸大教授が美術と音楽関係のプログラムを作っているテントだ。ところが最近のエスティンの報告から、どうも気になることが多い。教授のおねだりがエスカレートしていること、プログラムが不定期であることなど。時間が決まってないからエスティンもチェックに行きにくい。過去に何度も夕方教授から連絡があり、
「あ、今日はさっき終わったとこなんです」
と事後報告されることもあったという。
 さらに、私が東グループへのお礼として送ったスタッフ用こどもTシャツを見て、
「そのTシャツ、私たちにはなんでくれないの?ミドリに言ってよ。飯炊きの母ちゃんたちにもあげたいし」
とまで言ってきた。これは物資を運びに行った別のスタッフにもおねだりしているのだ。もちろん東もおねだりされて返答に困ったという。うーん、オッチャン、ちょい違うでしょ、それは・・・。

b0090333_21364021.jpg 一つの印象ですべてをマイナス判断してはいけないので、時間をかけてこのテントを見てみた。東グループの皆も言うように、プログラムは本当に悪くないのだ。でも、こちらが「子供のために」送っている栄養補助食をなんでセンセイが食べる?他のテントではローカルボランティアも、もちろん東グループのメンバーも、子供のための食べ物に手をつけた大人は一人もいなかった。さらに、1週間毎日プログラムがあると教授が言うから1週間分の食材費を渡しているのに、子供たちに聞いてもご飯が出るのは週3日という。おーいおい、こうなったら私も黙っちゃいないよ。

 こういうことが起こらないよう、東も細心の注意を払っていて、食材費以外のものはすべて物資で渡すことになっている。でも、毎日の野菜や肉まで我々で用意して持っていくわけにはいかないので、唯一食材だけは飯炊きの母ちゃんたちに1週間分を渡すのだ。さらに、飯炊きグループの長は教授の妻だもんなー、少しマズった。
 まぁ、だからといってすぐに教授を悪者にするのも賢明ではない。ただ、私は互いにオープンな関係でいたかっただけ。使わなかった4日分の食材費が、こどもテントのプログラムのために使われているならまだいいけど、そうだとしても一言欲しかった。一度なくした信用は簡単に戻らないよ、教授。

 理由はどうであれ、こちらの渡したものをその目的で使用しない、さらに週3日しか食べてないのに嘘をつく、その時点でアウトです、教授。私はホント~~~に嘘は嫌いなのだ。だから第4テントに関しては、来週水曜から新しいタームが始まるけれど、食事に関してはサポートをストップすることにした。
「それじゃー罪のない子供たちがかわいそう」と思われるメンバーもいるかもしれないが、ここはプンドン村と違い、全体に中級家庭の住むエリア。もともと食事のサポートを決めたのも私からなのだ。それより私としては多くの皆さんから預かった大切な義援金が間違って使われているかもしれないと思っているのは心臓に悪い。

b0090333_2138640.jpg プログラムに必要な物資のサポートは今後も必要とあれば続けるし、こどもテント自体はそのまま続けてもらう。今日の写真はすべてこの第4テントの子供たち。外国人のボランティアが英語を教えるのに使っているホワイトボードに見覚えないですか?コッキン(国際緊急援助隊)の皆さん?
 これは自衛隊が緊急援助でジョグジャに来たときに、刻々と変化する被災地の状況などを掲示するために使用されたもの。任務を終えて帰国するとき、私の活動を知っていたMさんが子供たちのために役立てばと譲ってくださった。ちゃんと活用されてますよー。今後もいいプログラムを続けていってほしいものだ。
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by midoriart | 2006-07-22 21:32 | Jawa Earthquake