Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

カテゴリ:Film/Movie( 8 )

春のフィルム三昧

春休みにふっとあいた1日、映画を5本借りてきた。
これは自分自身の映画記録帖。

b0090333_227678.jpg◆PARANPRMAL ACTIVITY 2
 初作みたときにも、最後までひっぱってこうか~~~・・・と、若干腹立たしい思いがしたのに、なのになのに、また見てしまった2作目。
またもや、うーん・・・。
唯一犬がかわいかった。


b0090333_2283298.jpg◆DEVIL
 止まったエレベーターに乗っちゃった人のパターンは、「SAW」に近いものがあって、そっち寄りのストーリーかと思いきや、デビルなんだからデビル。たまたまだけど、だいたいこういうストーリーのものって、白人は霊を信じなくて、ロザリオもって祈るのはラテン系。悪霊関係って多いわりに、どうして現役悪霊の島、バリ島の話とかは映画化されないのだろうか。


b0090333_2211531.jpg◆GIALLO
 悪霊系2本見たあとに、猟奇殺人犯モノ。『サスペリア』で有名なイタリアン・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督作品で、ミステリーものによく出るようになったエイドリアン・ブロディ主演。ホラーでよく見るようになったから、最近は彼がお気に入りになりつつある。ストーリーは別にどうってことなかったけど、イタリアの風景は楽しめた。


b0090333_1517264.jpg◆THE BOX
 ありがちなストーリー。解決するのかと思いきや・・・。というか、はじめっから、こんな怪しいBOXが届いたら、警察に届けると思うんだけどなぁ。

b0090333_19133588.jpg◆THE RITE
 まさかの実話。悪霊祓いの神父さんの話で、モデルになったゲイリー・トーマス神父のインタビューと併せると興味深い。彼によれば、悪霊祓い(エクソシスト)の真実に近い映画はオリジナルの「エクソシスト」と、「The Last Exorcism(原題)」、そしてもちろん今回の「The Rite」だそうで。こういう話を見聞きするたびに思うのだけれど、キリスト教の神に対立する悪霊たちというのは、キリスト教が主流じゃない日本では悪さすることもできないのだろうか?
by midoriart | 2012-04-04 22:14 | Film/Movie
 ここ最近ずっと雨。毎日必ず夕方から豪雨になる。
 朝頑張って早起きして洗濯して干しても、半日では中途半端にしか乾かない。だからそれを夕方からアイロンで100%乾かす。
 その時間にいいのが映画。ということで最近アイロンがけしながら見た7本の映画の感想。


b0090333_033679.jpg◆The DEAL (2005)
 クリスチャン・スレーター主演の石油を巡る話。主演女優が今ひとつで、見てても気合入らず。ひょっとして、日本では公開されていない映画なのか?


b0090333_03498.jpg◆NEXT (2007)
 久しぶりにニコラス・ケージの映画を見た。2分先のこと、それも自分に関わることだけが予知できる男の話だったはずなのに、どうも2分じゃない部分が多くて、突っ込みたくなった。相手役の女優、見たことないけど、チャーミングだったなぁ。


b0090333_04481.jpg◆28 WEEKS LATER (2007)
 『28 DAYS LATER』の続編ってことか?
 28日後の方は、大好きなキリアン・マーフィーが主演だったから見たけれど、こっちには知ってる役者は出てなかった。ロンドンが舞台ということも、バックミュージックがブリティッシュロックっぽいのも気に入った。前のウィルス、どんどん強くなってきてるなぁ~。
 鶏インフルエンザの流行るインドネシアにいると、なんだかこういうの笑ってられない気分。
 

b0090333_041834.jpg◆FRACTURE (2007)
 どうもアンソニー・ホプキンスには『羊たちの沈黙』以降、レクター博士のイメージが強くなってしまっていけない。結局この話も、あそこまでの異常さではないけど、知的で冷酷な感じはレクターのまんま。ストーリーとしては今ひとつ。オチも今ひとつ。


b0090333_043435.jpg◆IN A DARK PLACE (2006)
 2年くらい前にフィリピンで買ったDVDホラーで『Glass House』に出てた女の子がもう娘さんになって主役やってた。この子はホラー系専門なんだろうか。
急に太って、そのグラマラスな肉体で半分お色気ホラーみたいになってた。こんなんじゃきっと、日本では公開してないんだろうな。。。


b0090333_045014.jpg◆RESIDENT EVIL EXTINCTION (2007)
 『バイオハザード3』、結局1から全部見てるな~。ミラ・ジョボビッチかわいいし。着てるもの、みんなカッコイイし。ゲームファンからしたら、物足りない部分も多いみたいだけど、フツーのゾンビ映画としてみるなら、別にこれでいいけど。
 にしても、ちょっと進んでる方向が違うんじゃない?ってところも多々。どう考えてもこれ、続編あるってことなんだよな~・・・


b0090333_05438.jpg◆PERFECT STRANGER (2007)
 ブルース・ウィルスがこういう役やったのは初めて見たかも。役名がどうもHiltonを髣髴していかん。ストーリーとしては、今回の7本の中で一番おもしろかったかも。どんでん返しもなかなか。私は当てられなかったな~、この犯人。
by midoriart | 2008-03-15 23:57 | Film/Movie
 ここんところずっと映画を見る時間がなかったので、今週末は2日間を映画デーにした。私のジョグジャでの唯一の娯楽。


b0090333_21351147.jpg★The Texas Chainsaw Massacre (悪魔のいけにえ)
1957年ウィスコンシン州で実際に起こった猟奇殺人事件がモデルになった映画。にしても邦題がよくないな~。『テキサスの大虐殺』じゃダメなのか?ホラーの有名どころ『サイコ』や『羊たちの沈黙』もこの事件をヒントにしているというから衝撃的な事件だったといえるんだろう。ホラー映画として見るにはフツーだった。事実を追うのか、脚色するのか、ハッキリしてほしかった。


b0090333_21354231.jpg★Blood Diamond (ブラッド・ダイアモンド)
1990年代後半のアフリカでの内戦と、ダイヤモンドの不正取引を描いたアクションもの。密売人役のデカプリオがなかなかよかった。NYでドキュメンタリー・フィルム制作に携っている友人のチアキさんが、アフリカの子供兵士の取材に行ってたことがあったけれど、その現実がまんま映画になっていて、普通の戦争映画よりもずっと怖かった。

こんな状況の中でダイアモンドが流通してるのかと思うと、ダイヤなんて買えないなぁ(買ったこと一度もないけど)。


b0090333_21355828.jpg★World Trade Center
正直言ってニコラス・ケージが出てるから見ただけ。で、見てみたら、別にこの役、ニコちゃんじゃなくてもよかったんじゃ???という疑問だけが残った。

ブラッド・ダイヤモンドと続けて見て思ったのは、映画というのは真実を伝えるためのとても強力な手段になるんだなーということ。実話の映画化には原作者や脚本家のフィルターもかけられるかもしれないけれど、それでもひとつの事実を形にして見ることができるって、映画の素晴らしい役目のひとつだなーとあらためて感動。


b0090333_21361644.jpg★Desperation
毎回ハズれるからムカつくのに、どうしても見たくなるのがスティーブン・キング。これはTV映画みたい。多分日本では出てないんじゃないだろうか。内容も本当によくある話。TV用だからビクビクも少ないし、アイロンかけしながら見るのにちょうどだった。


b0090333_2136319.jpg★The Holiday
私にしては珍しくラブストーリー。役者で選んだだけ。ジュード・リーにキャメロン・ディアスだったので。それでも内容は娯楽映画としてはなかなか。傷心の女性がそれぞれの家(NYとロンドン郊外)をクリスマス休暇の2週間だけ交換する間に起きる恋愛話。
ジュード・ローがいいからそれだけで私は文句ない。


b0090333_21364876.jpg★The Good Shepherd (ザ・グッド・シェパード)
こういう難しい話は、英語そのまま聞き取れるはずがないし、かといってインドネシア語の字幕を全部読み取るのも大変なので普通は日本に帰ったときに観るようにしてるのだけど、今回はついつい見てしまった。でもやっぱり100%理解できてないから厳しかった。

大好きなロバート・デニーロが監督でちょろっと出演。CIAになった男の長い歴史をマット・デイモンが演じるのはいいけど、年とらなすぎ。せっかく妻役のアンジェリナ・ジョリちゃんが老けメイクで頑張ってるのに、父ちゃんのほうがまったく変わらないのは変すぎる。

b0090333_2137290.jpg週末用に借りた7枚で、残ったのはブラピの『BABEL』。今晩のお楽しみにしよう。
by midoriart | 2007-08-12 21:28 | Film/Movie
 普段は一般のガキどもと同じ日に休まないようにしている。ジョグジャでは週末となると、若い馬鹿ップルどもが脅迫でもされてるかのように出かける。そんな日に街のショッピングセンターにでも行こうものなら、馬鹿ップルと娘集団、野郎ジャリ集団しかいなくて、黄色い声の中を頭割れそうになって歩く羽目になる。年寄りの私にはキツい。だから普段は用があれば平日の午前中を選んで動くことにしている。めったに週末は外出しない。

 がしかし、今日は別だった。
 ジョグジャには今、5つのシアターが入ったシネマ・コンプレックスがあり、私にとっては唯一の娯楽の場、文化を味わえる場になっている。この映画館では携帯電話からSMS(ショートメッセージ)を送れば、当日の上映スケジュールを返送してくれるサービスがある。ただし便利なのは「その日」のスケジュールがわかるだけで、誰も明日のことはわからない。

 私は癖になってるので、よくこの映画館へSMSしてスケジュールをたずねる。3日前に戻ってきたSMSには「BABEL」の名が! そう、ブラピの最新作で役所広司なども出演したゴールデングローブ賞最優秀作品のアレだ。日本では今年GW公開予定になっている。これを今ジョグジャで上映している!
 スケジュールを受け取った日、私は予定が詰まっていたので、翌日もまだ上映しているのかを映画館に直接電話して聞いてみた。そしたら答は
「サヤ ティダ タウ(僕は知りませんよ)」
だった。
 あまりにも予想外の答に一瞬気が抜けたが、よく聞いてみれば、この映画館はジャカルタに本部をもつチェーンで、本部がジョグジャの上映映画を決定するらしい。翌日の映画がわかるのは前日夜7時頃だという。結局、その日に行かなかったために、翌日SMSで上映スケジュールをたずねた時には、「BABEL」の名は消えていた。あの映画を見逃してしまったのだ。しばらく悔いが残る・・・

 そんな苦い経験があるので、今日は週末だというのにこの私が動いた。
 なぜなら、今日送られてきたスケジュールには「BLACK DAHLIA」の名も「GHOST RIDER」の名も出ていたからだ。もう見逃すのはイヤなので思い切って出かけて一気に2本見てきた。


b0090333_19535121.jpg◆BLACK DAHLIA
古いところではホラーの名作「キャリー」にはじまり、「殺しのドレス」「アンタッチャブル」最近では「ミッション・インポッシブル」を作ったブライアン・デ・パルマ監督の新作。もともと監督が好きなところへ来て、主役が最近のお気に入り、ジョシュ・ハーネット(おそらく今、日本では彼がブルース・ウィルスと出てる『Lucky Number Slevin』が上映中なんじゃないだろうか。この結末はおもしろかった)。

b0090333_19543090.jpg さらにさらに、題材は1947年実際に起こった猟奇殺人事件で、犯人は見つからないままというもの。まさに私のための映画。
(当時の写真。あまりにもキレイに胴体が切断されていたため、発見者はマネキンだと思ったらしい)


 もう1本は完璧な娯楽映画なので後回しにして、まずは「ブラック・ダリア」を見ることに。上映5分前に行くと、受付の女の子が
「あの・・・一人?」
悪かったね~一人で。とムカついたら、そうじゃなくて他に誰も客がいないらしい。それでも怖くないかと気遣ってくれたらしい。
 やったぁ~~~~!!!!!
 昔から、一度でイイから映画館で一人で映画を見たかった。あのでかいスクリーンを独り占めしたかったのだ! それが今日叶った!だったら、もっと怖いホラーで一人になりたかったなぁと思いながらも、大満足で映画鑑賞。

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b0090333_19554734.jpg これ、日本ではすでに公開したものらしい。すべてインドネシアの方が早いと思っていたけれど、そんなことはなかった。




b0090333_19561980.jpg◆GHOST RIDER
「SPIDERMAN」と同じアメリカのコミックの映画化。もしも主役をニコラス・ケージが演じてなかったら、私は見てない。にしても、なんで最近ニコやんは出る映画を選ばないのだろう?確かに昔のエエ男が歳と共にお笑い系も演じられるようになったりって例はある。ロバートデニーロも、メルギブソンも3枚目系をやってみてそれなりに成功もした。
 でも、なんかアンタの狙ってるのは違わんか?そんな気がして見ててもつらかった。大体、ニコやんの年齢でこのヒーローやるこたぁないだろうに。無理がある。あんた、私より一つ年上でしょうが、もうこんなことせんでもイイんじゃないの・・・。いったい、コミックでの年齢設定はいくつになっているんだろう? 

 コミックの面白みを映画で出そうとしているもんだから、いくつかのシーンで笑いを取ろうとするのだが、それが見てて痛々しかった。まるで近藤正臣がカッパになってCMに出てきたときのような、作戦を誤ってイメチェンに失敗した哀れな「元エエ男」みたいな感じといえばわかってもらえるだろうか。それとももう投げやりなのか???
 こちらは3月初旬から日本公開らしい。けど、悪いけど映画館へ見に行ってたら少しムカつくかもなぁ。バイク好きにはいいのかなぁ。
 

 私の感想とは逆に、こっちはやはり見やすいからか、会場は馬鹿ップルでいっぱいだった。最新映画2本、計4時間で50,000ルピア(約670円)。こんなときはインドネシアに暮らしてて幸せ~~~と思う。
by midoriart | 2007-02-17 20:05 | Film/Movie
 インドネシアに長く暮らしていても、なかなかこっちのミュージシャンや役者で気に入る人がいない。そんな中でも一人だけ、私が5年くらい前から目をつけてる若き俳優がニコラス・サプトラ(Nicholas Saputra)。

b0090333_2111537.jpg 2002年にインドネシアで大ヒットした映画『Ada apa dengan Cinta?(アダ・アパ・ドゥンガン・チンタ=チンタに何が起きたのか?)』の主役に抜擢され、そのシャイで世の中斜めに見たようなスタイルが世の娘たちにも大ウケしたのだった。
(←映画のポスター。相手役のディアン・サストロワルドヨもムチャ美形、演技力はおいといて、とにかく美しかった)

 そんな彼の新しい映画(といってももう2年前になるが)が『GIE(ギー)』、1960年代、インドネシア共和国の独立から20年のまだ新しい国インドネシアが、初代大統領スカルノに不満を持ち始め、レボルーションを起こす頃の実在の人物が主人公で、そのSoe Hok Gie(スー・ホッ・ギー)役をニコラスが演じている。

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 名前からもわかるように、彼はインドネシアの華僑の子。子供の頃からたくさんの書物に親しみ、早くからインドネシア政府のシステムに疑問をもつ。彼はジャカルタの国立インドネシア大学に進み、当時盛んだった学生運動に参加していく。おもしろいことに、このニコラス・サプトラ自身、現在インドネシア大学の学生。
 映画では当時の共産主義者への弾圧なども描かれていて怖い。思い起こせば、私がインドネシア(バリ島)に暮らし始めた90年初頭は、もちろんすでに初代スカルノ大統領から2代目スハルノに変わっていたけれども、これがまたスカルノに負けず劣らずかなりの独裁政治だったので、当時見ることのできるテレビ局といったら国営のTVRIとTPI、それに1局だけ民放があったんじゃなかったか。とにかくすべてのニュースが検閲されコントロールされていたので、見ていてもなんだか現実味がなかった。
 

b0090333_214815.jpg そう考えてみると、本当にこの国はまだまだ若いんだなぁと思う。デモクラシーなんて名ばかりで、今でもなんか裏幕が操ってる感ムチャあり。でかくて(広くて)若いから、そしてオマケに(言っちゃ悪いけど)貧しいから、何しでかすかわからん国ってことだな。ここまで広くて他民族で多言語で文化も宗教も違う国、日本で過去に出たどんなにスゴイ殿様でもなかなか統治できないだろう。デカ過ぎ、ホントに。
(←これは『GIE』の前の作品『JANJI JONI』のポスター)


 話が脱線してしまった。話は『GIE』なんだった。
 今回のニコラス、なかなかしっかり役にハマっててよかった。何度見ても、この青年はやっぱりキレイな顔のつくりをしていると思う。そうそうこの映画がすごくよかったと薦めてくれたのは、フィリピン人の友人だった。彼は以前、インドネシアに1年間調査できていて、そのときにニコラス・サプトラを知り、大のお気に入りになっていたのだった。たしかに、ゲイの彼が好みそうな整ったきれいな顔つきと肢体をしているわ。

b0090333_215680.jpg 今回の映画を見て、少しだけ日本の学生運動時代とイメージがかぶった。いったい、あの戦後の日本で、GIEのような英雄的な学生とかっていたのだろうか。あの時代はまったくリアルタイムからズレているのでなんともわからない。ただ年末になるとよくやるテレビの「昭和史」みたいなので、白黒映像で見るだけで・・・。
(→ゲイにも大人気のニコラス。私からしたらインドネシアらしい顔つきではまったくないのだけれど、こっちの子は「あの顔はジャワだ」という。だったら私の周囲にかっこいい青年がいたっておかしくないのに、一人としていないのはなぜ???)

 国を憂いて何かアクションを起こすということが、現代の日本には無縁なのかもしれないなぁ・・・。そしてインドネシアも、今ではどんなレボルーションがあったところで、所詮根っこは変わらないとでもみんな悟ったのか、GIEのような英雄はまったく生まれる気配もない。
by midoriart | 2007-02-10 21:05 | Film/Movie

2月1日◆映画三昧デー

 今回は別に見たくて見てるんじゃない。けど、調子の悪いPCの中身をすっかり再インストールしているので、作業の合間合間にやたらと時間がかかるのだ。だから手持ち無沙汰にならないよう、レンタルビデオ屋でいくつか借りてきた。

 インドネシアはなんでも「バッタ(海賊版)」の国。コンピューターのシステムから最新音楽に至るまで、なんでもかんでもバッタが手に入る。最近では映画のDVDもかなり本物っぽくできたのが出回っていて、よくこんな巧妙な手口がインドネシア人にできるもんだと感心してたら、シンガポールからのインポートだった。
 でもでも、やっぱりバッタは画像が悪いし罪悪感がつきまとうので、品数は少ないけど近くのオリジナルしか扱わないレンタル屋を利用している。前にも書いたけれど、インドネシア在住の数少ない利点は「映画の公開やビデオ化が早いこと」。普段私はミクシィのレビューを自分の映画鑑賞記録に使っているのが、見た映画が検索できないことがよくある。だからそんなときは、この場を映画鑑賞記録に使っている。


b0090333_1403361.jpg◆ザ・ガーディアン
 『海猿』のアメリカ版ですよ~と自衛隊員のWさんが教えてくれた。ケビン・コスナーはかっこいい役ばっかりやるから嫌いなんだけれど、今回も思ったとおり、とてつもなくカッコいいおっチャン役だった。しかし、ここまで命はって他人の救助に当たることのできる人って、スゴイなぁと思う。
 アメリカではこの「ガーディアン」しかり、WTCのテロ時に活躍した消防隊員など、救助関係者を題材にした映画が多いけれど、それだけそうした聖職といっていいポジションにいる人の数自体も多いのだろうなぁ。
 私の評価としては★★★☆☆(5つ中星3つ)


b0090333_1413670.jpg◆フリーダムランド
 どうもこの映画は日本では公開が決まってないみたい。手のひらを血だらけにした女が病院に逃げ込んできて調べを受ける。帰宅途中に車を強盗され、車には子供が乗っていたというけれど、調書をとった刑事はこの女を不審に思う。子供は生きているのか???っていうサスペンス系なんだけれど、あらすじ読めちゃってるから今ひとつ。

b0090333_1433350.jpg でもどうやらこの映画は、実際にあった話をもとにしていることと、起こった場所の人種問題などがあるみたいで、そうした背景を知っていないと、奥の奥にある意味は理解できないのかもしれない。★★☆☆☆(細かく言えば2.5くらい)


b0090333_1444599.jpg◆16ブロック
 ブルース・ウィルスが出てたらとりあえずは押さえるから借りてみた。にしても、この人は『ダイハード』に始まって、じっとしてられないというか、アクションしかできない役者ってことになっちゃってるのだろうか。そのへん、ハリソン・フォードに近いものを感じてしまう。
 今回もお巡りさん役。この日出所してきたなんでもない黒人男が、実は警察の悪を暴く鍵を握った人物だったために、警察から狙われて、それを助けるために逃げる逃げる・・・と、むちゃくちゃよくあるストーリー。そんなにドンデン返しがあるわけでもないけれど、いつものことながら、この人のはまぁまぁにエンターテイメントなので、そのつもりで見てれば問題なし。フツーにハラハラして楽しめた。★★★☆☆(本当は3.5)


b0090333_1454561.jpg◆The Pirates of the Caribian(デッドマンズ・チェスト)
 ジョニー・ディップのはまり役、海賊のジャック・スパローが見たくて借りた第2弾。初作のときのような感動はなく、長すぎて退屈にもなっちゃったけど、娯楽映画としてはこれでいいのだろうか。初作では気にならなかった主役の姉ちゃんの演技が今回は鼻についていかんかった(=名古屋弁で良くなかったの意)。
 ジョニディには悪いけど★★☆☆☆


b0090333_148757.jpg◆FIREWALL
 ハリソン・フォード扮する銀行上役のハラハラもの。
 大金を銀行から盗み出したい一味が狙ったのがハリソン・フォード一家。妻と子供二人を人質にされて、父はどうする~って話なので、内容はかなりフツー。ブルース・ウィルスも家族人質にされたことあったなぁ(もちろん映画の中の話)。

b0090333_1485557.jpg 大々的に当たった映画の主役ってのは、その役から抜けないものだなーとコレを見て思った。銀行員が何してても「インディー・ジョーンズ」に見えるし、ブルース・ウィルスはいつまでも「ダイ・ハード」だし。一発あたるのも役者にとっては良し悪しってことか。
 フツーにエンターテイメントとして★★★☆☆(2.5くらい)
by midoriart | 2007-02-01 01:38 | Film/Movie

タイ・ホラーと透明人間

 2006年最後の週。
 30日の午前0時20分発GARUDAの名古屋直行便で帰国する私は、今週1週間を大掃除と映画にあてている。中途半端にモノ作り始めても、1ヶ月近く日本にいるので、粘土が乾いてしまう。だったら今年はもう仕事はせず、2007年になってからスタートすることにした。

 だからもう、ここんところは毎日映画三昧。インドネシアで暮らしていて、私の唯一の娯楽といってもいい映画も、地震からこっち半年間はなかなか見ることができなかった。被災地に入って遅くまで活動して戻ってきたら、もう風呂に入ってバタン・・・って日々だったし、たまに休めても映画一本見る集中力さえなかった。
ここ一週間ほどは庭の草むしりしたら一本、スタジオの雑巾掛けしたら一本・・・ってな具合に見ている。かなり幸せな毎日。今年は映画三昧で〆る。

今年5月27日の中部ジャワ沖地震で、我々「こどもプロジェクト」が450名以上から義援金を託されるにいたった大きな理由の一つが日本で流行のサイト、mixiだった。私は一度も自分から
「被災者のために義援金を!」
とうたったことはないのに(このブログで一度書いただけ)、その言葉が独り歩きして多くの人に届いたのは、もともとの私の友人知人の努力もあるけれど、mixiの中で私のブログを見た人が友達に紹介し、その人が友達に紹介し・・・とネズミ算的に増長していったのが、500万円もの義援金を集めるに至った大きな理由だと思う。


b0090333_13554762.jpg それはさておき。
 インターネット環境が最悪のインドネシアにいて、私がmixiを利用するといったらせいぜい友達の日記を見ることくらいだった。でも、最近は自分の見た映画の記録として、レビューを使うようになった。もともと自分で映画日記をつけているのだけれど、この中で保管しておいた方が便利かと思って使い始めた。
【以下紹介する『HOLLOW MAN2』の1シーン】
 

 が。
 始めてわかったことに、日本で出てるDVDと、インドネシアで出てるものに若干違いがあるのだな~。日本ではまだ出てないものがこっちではあったり、もちろん、日本映画は逆にこっちではなかなか手に入らない。 
 なわけで、見たものすべてをmixiのレビューで記録できないので、そんなときはこっちのブログ上で記録しておくことにした。そこで今日の2本。日本では販売されてないものらしい。

◆HOLLOW MAN2◆

b0090333_13543964.jpg  1作目がなかなかおもしろかったので、期待して見た2作目。日本では『インビジブル』の邦題で公開されている。今回観てからわかったんだけれど、私の好きなクリスチャン・スレーターが出てたのでラッキーだった。ざっくり言えば透明人間の話。だからクリスチャン・スレーターが出てるっていっても、透明だから顔の見えるシーンはたったの2回。

b0090333_13551822.jpg よくあることだけれど、初作を抜けるデキではなかった。透明なものを見えるようにする手段が雨っていうパターンもほぼ初作と同じだし。一度透明になったゴリラが注射で元通りになる特撮シーンが初作ではカッコよかったんだけれど、今回は感動特撮もなし。
 ちなみに、日本では劇場未公開だけど、DVDは発売される予定とか。

◆DORM2◆

b0090333_13565476.jpg  最近ハズレの少ないタイ・ホラー。
 ストーリーは、確かスペインだったと思うけど(少なくともアメリカではない)、カトリック男子寮を舞台にした映画が別にあって、それと酷使。ただ、そっちの映画(どうしてもタイトルが思い出せない)は出てくる霊がかなり怖いイメージで描かれているのに対して、『DORM』の霊はしごくフツー。お茶目だし、かなりの美少年。

 ガンガン怖がらせるホラーではなく、人間と霊との友情や、親子の絆も描いていて、叙情的でよかった。主役の少年2人がとにかく好感もてる美しい少年で、視覚的にも気持ちイイ。さらにちゃんと理屈がとおってるあたりも、ポイントが高い。
 最近ホラーが不作だと聞くけれど、韓国やタイはかなり頑張ってるなーと思う。お互いアジア同士、湿った怖さに共通点があるからだろうか。
 泣けるホラー映画とは、タイ・ホラーもなかなかやるもんだ。
(『DORM(デック・ホー)』の初作は日本でも劇場公開しているみたいだな・・・)
by midoriart | 2006-12-26 13:49 | Film/Movie

午後から映画三昧

 クリスマスが近づいてきた。
 イスラム圏のジャワ島にいると(ヒンドゥー教徒が98%以上のバリ島に暮らしていた時もそうだったけれど)、クリスマスを感じることはほとんどない。今ではジョグジャにもCareffourなんかができたものだから、そこへ行けばとりあえず店員がサンタの帽子をかぶってはいるけれど、日本のように街のどこからもジングルベルが流れ、パパはケーキを買って帰る・・・って風景は見られない(でも、この前ジャカルタのショッピングセンターではかなり日本的なクリスマスのノリが若干見られた)。

 とはいえ23と24日が週末に当るとなると、とりあえずジョグジャの若者達は動くに違いない。もともと、ここのバカップルたちは、脅迫でもされたかのように週末になると湧いて出てきてそぞろバイクで走り回っている。目的があるんだろうかって疑問になるほどカップルで走ってるのが多い。けして年寄りが一人、ひがんでるわけではないけれど、私はどうもこの週末の夜のバカップル・バイク集団が嫌いで、できるだけ外出はしないようにしている。

 そこで今日はこの週末を家でくつろぐため、久しぶりに午後から近所のレンタルVCD屋(ジョグジャのレンタル映画はVCDが主流)へ行ってきた。週末用に7本をレンタル。いつもはまとめ借り映画の8割はホラーなんだけれど、今日は本当に久しぶりにレンタルしたこともあり、ここ1~2年に劇場公開したハリウッドものも借りた。


b0090333_2345823.jpg まず1本目は『Reincarnation』。清水崇監督モノは『呪怨』からインドネシアでも人気。日本では『輪廻』のタイトルで公開されてたようだ。『呪怨』の音響効果や白塗り顔の子供がキョーレツだっただけに、今回のはちょっと物足らず。ストーリーも特に意外性がなくてう~ん・・・。
【少女と人形、これもアリキタリなアイコンに見えてしまって・・・】


b0090333_2353694.jpg 次はスピルバーグ監督の『MUNICH(ミュンヘン)』。事実に基づいて製作されたこの映画、私はすでに生まれていながら、こんなオリンピック史上最悪のテロ事件があったなんて、今の今までまったく知らなかった。自分の無知をまず反省。
 『トロイ』で主役だったお兄ちゃんが主役の工作員を演じていた。にしても、テロにはテロという国同士のケンカが事実行われていたということがスゴイ。工作員仲間に、今TVの映画予告で頻繁に登場の新007がいて、同じような職種だから不思議な感じ。「007=イスラエルの工作員」と思って見てしまった。

b0090333_236169.jpg VCD3枚の超大作だったけど、私はついつい事実と聞くと思い切り気合入ってしまうので、あまり長さは気にならず。さらに70年代のファッションにも懐かしいものがあった。
 しかし、今でもこういう裏の工作員みたいなものって、どの国にも存在してるのだろうか。。。これが事実だったとしたら、30年経った今も存在してたっておかしくないってことか。恐ろしいなぁ・・・。


b0090333_2365752.jpg お眠になりつつ今日の最後に見たのは『LUCKY NUMBER SLEVIN』。ブルース・ウィルスの出るものはまず見逃さないようにしている。
 役者で選んで見るものといったら、クリント・イーストウッド、ブルース・ウィルス、アーノルド・シュワルツネッガー、デンゼル・ワシントン、ニコラス・ケージ、キリアン・マーフィー、ジョニー・ディップ、ブラッド・ピットといったところか。女優だったらウマ・ターマン、ジョディー・フォスター、メリル・ストリープあたりが出てると映画の内容を知らなくても見たくなる。

b0090333_2374284.jpg 今日見た『LUCKY NUMBER SLEVIN』は、脇役まで大物ぞろい。主役のスレヴィンには『WICKER PARK(なぜか知らないけど邦題は「ホワイト・ライズ」だったらしい)』のジョシュ・ハートネット。実はこの役者は『WICKER PARK』から気になっていた。今日映画見てて思い出したけど、『PERARL HARBOR』にも出てたんだった。すねたような、情けな~い目つきがなんとも気になる。
【情けな顔のジョシュ・ハートネット】

 わりと軽いテンポで始まったので、最近ブルース・ウィルスもコメディー系に挑戦する気になったのかと思えば、そうでもない。都会的なお洒落なヤクザ話として、タランティーノ風にしようとしているような感じ。眠いのもあってか、後半で中だるみしたのだけれど、意外な結末にもってかれて急におもしろくなった。

 貧乏性なので、映画を見るときには「ながら見」をしてしまうことが多い。でも洋モノは字幕に頼らなければいけないから、せいぜいアイロンかけとかになってしまうけれど。
 今日はここ数日の大掃除のせいで腰を痛め、老体を少し休める目的もあってわりと映画鑑賞に集中できた。午後からの豪雨のために、今日できなかった庭掃除を明日に回したので、明日は早起きして雨のこないうちに動くとしよう。
by midoriart | 2006-12-22 22:32 | Film/Movie