Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

2007年 06月 12日 ( 1 )

 昨日の午前10時40分バギオからビクトリー・ライナー(バス)でマニラに向かった。3回のトイレ休憩を挟み、クバオに到着したのは午後5時半。昨年知り合ったフィリピン女性デイジーさんちに4泊お世話になることにしてたので、ササンも連れてお邪魔した。彼女はオーガニック野菜の農園を経営している。国際交流基金スタッフをしている私の日本の友人Mさんから紹介されて去年知り合ったのだけれど、彼女がいうようにまさに「マニラの若いアーティストにとっては肝っ玉母さん」。若いアーティストを金銭的にも精神的にもサポートしてくれる力強い母ちゃん。

b0090333_3395670.jpg 今回は私たちのために書籍部屋にマットレスを準備してくれた。彼女の大好きな料理の本でいっぱい、真っ白でとっても清潔なお部屋で快適。


b0090333_3402436.jpg 彼女の家は私が去年一ヶ月滞在したUP(University of the Philippines)の近く、UPビレッジにある。ここから展覧会場のCCPまではかなり遠い。そこでササンと二人でMRTを乗り換えて行くことに。昨年は一度も使う機会がなかったので今回初めて乗ってみたけれど、なかなか便利。でも山の手線の朝くらい混んでるから座ることはまずできない。


今回のフィリピン滞在で最後のイベントとなるCCP(カルチャー・センター・オブ・フィリピン)での展覧会『POPSCAPE』は14日がオープン。キュレーター・チームの棟梁であり、マニラにあるナショナル・ミュージアムのチーフキュレイターでもあるパトリックが、副キュレイターである私とササンの到着を待たずして、随分展示の準備をしておいてくれたので、会場に着いたらすでに2名の作品はキレイにセッティングが終わっていた。さすがはインターナショナルに活躍するキュレイター、パトリックだけある。

会場の様子を見て安心したところで、まずは三人の再会を祝ってランチタイム。早速インドネシアからの土産を渡してから聞いてみた。
「ねぇ、パトリックはヨーヨーできる?」
「アハ?オー、イエス。小さい頃は遊んだよ」

b0090333_341558.jpgというので、早速私の師匠TAKAさんから送っていただいた普及用ヨーヨーwithマイ・ロゴを献上。トリックを見せてもらうことはできなかったけれど、かなり喜んでいただいた。


b0090333_3413520.jpg ランチ後にセッティングを始める。さすがイメルダ夫人が作ったフィリピンが誇るCCPだけあって、スタッフもしっかりしている。こちらが作品の位置を決めれば、ササっと動く技術屋さんがいるから、我々が作業服で働く必要がない。素晴らしい~。


今日12日、マカティにある新しいギャラリーではバギオでお世話になっているキドラおじさんの三人の息子、キドラJr、カワヤン、カブニャンの「3K」写真展のオープニング。作品のセッティングを午後5時までに終え、CCPからマカティにあるSilverlensギャラリーへ向かった。

b0090333_3415857.jpg 先にマニラ入りしていたキドラおやじに2日ぶりに再会。息子三人がすべて美術関係に進んで、今回のようにそれぞれにいい作品を見せていると、きっと映画作家の彼も嬉しいんだろうなぁ。日本の羽織をはおって立ってるのがキドラおやじ。ただのクレイジーなおやじに見えるかもしれないが、国際的に評価の高い映画作家であり、また2005年のベニス・ビエンナーレにフィリピンから招待されたアーティストでもある。


昨日の夜マニラに着いたばかりで、まだマニラの友人と会う時間がなかった。それに今回は4日間しか滞在できず、バギオにトンボ帰りになるので、前もって何人かに
「12日のSilverlensのオープニングで会おう」
と連絡しておいた。

b0090333_3423033.jpg 一番会いたかったのがこのJOY、UPの学生でもあり、若きビデオ・アーティストでもある。彼女とは昨年8月私のマニラの個展で知り合い、ずっとメールでコンタクトをとってきた。私がインドネシアにいながらも、フィリピン特にマニラ周辺のアーティスト・ゴシップに詳しいのは彼女のおかげ。再会を祝ってパチ。


 三人息子の展覧会は盛況で、久しぶりの友人や国際交流基金のBさんなど懐かしい人にたくさん会えた。キブガンの野焼きに参加したマニラのアーティスト三人も来たし、レイ君も来たし、同郷で集まったみたいな気分で楽しかった。結局デイジーさん宅に戻ったのは午前1時を過ぎていた。
by midoriart | 2007-06-12 23:36 | the Philippines