Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

9月5日◇バンドン3泊2日:その1

 西ジャワのバンドンはインドネシアの3大現代美術中心地のひとつ。ここにはスナルヨさんという彫刻家の重鎮がいて、自分のミュージアムを持っている。またそれが、バンドンの山側のとってもお洒落なエリアに建っている。
 彼のミュージアム、Selasar Sunaryo(スラサール・スナルヨ)も今年で10周年、5日には10周年記念の展覧会『A Decade Of Dedication –10 Years Revisited-』が始まるというので、久しぶりにバンドンへ行くことにした。前日の夜行電車(23:10発が遅れて23:50に出発)でバンドン着は午前8時。


b0090333_1132069.jpg バンドンで親しくしているキュレーターでありバンドン工科大学教授でもあるアスムジョ宅で休憩を取らせてもらい、一緒に会場へ。ジョグジャと比べるとバンドンは本当に涼しい。オランダ植民地時代のオランダ人たちが、バタビア(現ジャカルタ)から避暑に来たってのもわかる気がする。
(スナルヨさんのミュージアム周辺から見た景色)


b0090333_11324659.jpg 9月1日から断食が始まっているので、普段なら午後7時半がオープニングタイムなんだけれど、今日は早くに始めてみんな一緒に断食明け(日没)を祝おうという趣向らしい。だから始まりは午後3時半。少し遅れて4時に開会式が始まりスンダ(西ジャワ)音楽も流れ出す。


b0090333_11331948.jpg スラサール・スナルヨの会場内。さすが、バンドン最大の個人ミュージアムでの記念展とあり、取材陣もたくさん来ていた。これは私も好きだったバンドンの陶芸家、故ヘンドラワン氏の作品。


b0090333_11334490.jpg 現在ジョグジャの売れっ子になってしまったスマトラ出身の作家グループ、JENDELA(ジュンデラ)5人の作品はワンフロアにまとめられていた。いつ見ても彼らの作品は洗練されてて、技術的にも緻密で感動する。


b0090333_11341817.jpg 10年間の軌跡をまとめた本も、今日の展覧会オープニングと共に発売されていた。私にはちょっとお高いので買うのはパス。今年4月に日本からもってきた日本人アーティスト20数組によるグループ展『KITA!!』展はこの10年間の後半ギリギリにかかっていたため、スナルヨさんのミュージアムで作品を発表したパラモデルや松本力さんの作品写真も掲載されていた。これ、本人たち知ってるかな・・・。

 バンドンは1年ぶりくらいだったので、懐かしい友達にも会えて楽しいオープニングだった。今日のお泊りはバンドン出身の若手作家プリラ宅。彼女の作品は私がキュレーションで関わった展覧会で日本とフィリピンへもっていったこともあり、ここ数年親しくしている。お父さんが建築家でけっこうお嬢様、家も広いので泊めてもらうにも気兼ねがいらない。
 彼女も今回の展覧会に出品していたので、今日は疲れたに違いない。私も老体に夜行電車で疲れたので、早々にオネム。
by midoriart | 2008-09-05 11:31 | Bandung