Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

2月20日◇スラバヤ名物料理3品

 20日の夜、無事にジョグジャに帰る。4日間のスラバヤは寒かった・・・。私はやっぱり田舎者、ず~っとエアコンの入ってる状態だと喉がやられる。毎日ユサクおじさんのツケで、ホテルの喫茶店でジンジャーミルクティーを作ってもらってたけれど、やっぱり完治せず。戻ってみればジョグジャも雨でじっとじと。これだと長引くかも・・・。

 ところで、今回も記事にしなければならないという理由で、新たな料理を3品いただくことができた。すべてスラバヤの名物料理、確かにバリでもジョグジャでも見たことのないものだ。東ジャワにはプテスという海老ペーストがある。いってみれば腐らせてエキスを抽出したようなもので、黒いジャムみたいになっている。たいていの料理にこれが入っている。

b0090333_1141370.jpg 最初の一品は「タフ・テクテク」。ムチャふざけたネーミング。「テクテクの豆腐」という意味。このスナックを売りに来る屋台が、声を出す代わりに屋台に下げた金属を叩くその音が「テクテク」と聞こえるから「タフ・テクテク」らしい。

 中身はモヤシ、揚げ豆腐、タマゴ、ロントン(インドネシアのちまき)、ジャガイモなど。これにプテス・ぺースト、ピーナッツ、唐辛子などを混ぜたソースをかけて食べる。ソースはピリ辛甘い。インドネシアのどの地方にもある温野菜ガドガドのソースにも似ているけれど、プテスが入ってる分、味に深みがある。上から海老せんべいをかけてサクサクやるのもGood。

b0090333_1145135.jpg 次に試したのが「ロントン・クパン」。
 さっきもあったけど、「ロントン」ってのはインドネシアのチマキ。特に東ジャワの人たちは、フツーにご飯を食べるより、チマキにしたロントンが好きらしい。私はもともと五平餅とか好きじゃないので、ロントンは悪いけどそんなに美味しいと思えない(これが切ったロントン)。

b0090333_1152362.jpg こっちが「クパン」、小さな貝のスープだ。これは美味。貝の大きさといったら、シジミ以下。「シジミの味噌汁で、中身を食べるとせこい」と名古屋では言うけれど、だったらこの貝は食べれんに・・・ってくらい小さい。これをいちいち殻から出してる人がいるんだと思うと、「ご苦労様」と言いたくなる。そのくらい小さい。

b0090333_1155954.jpg ジョグジャに似て、甘い味付けの多いスラバヤの食べ物らしく、こいつもどことなく甘い。で、スラバヤっ子の食べ方は、このスープの中に切ったロントンをざぶっと漬け、食べるらしい。そしてつまみにはもうちょいでかい(こっちがあさりくらいか)貝の甘煮。これはまるまる日本人にぴったりの味。添えられたレモンを絞ったら、生臭さが取れてとっても爽やかな味になった。
 貝のだしが効いてて、なかなか美味しいのだけれど、ついつい日本人だと醤油でスープ作りたくなるなぁ・・・


b0090333_116287.jpg 今回の中で私の大ヒットはこれ。「タフ・チャンプル」。
 いまさらここで説明する必要もないとは思うけれど、沖縄料理の「ちゃんぷる」もインドネシアの「チャンプル」も同じ語源。「混ぜる」という意味だ。名前にはタフ(豆腐)が主役で入ってるけれど、実際には、揚げ豆腐、タマゴ麺、もやし、シンコンという根菜(ジャガイモに似ている)のフライ、レタスなどが主役脇役なく入っている。

 で、そこにかけるスープが大事!これが美味い!具は牛肉、それも脂身の多い部分を使って肉がくたくたになるまで煮込む。スープはこの肉のエキスいっぱいなスープ。ちょっとめカレーのよう。この色はターメリックや肉をにこんで出る色だという。これをさっきの具が入った器にかける。

 つまりは、野菜の多い牛肉ラーメンって感じか。美味い!これは本当に美味い!
 今回のタフ・チャンプルは、ユサクおじさんがGM(ゼネラルマネージャー)している4つ星ホテルのコック長が作ってくれたから、そりゃ美味しいに決まってるかもな。多分屋台で食べるタフ・チャンプルには、ここまでしっかりと牛肉は使われていないだろう。いや~、やられた。最初に覚えた味がみんな甘ったるかったために、ちょっとスラバヤ料理をなめていた。そしたら最後にこれかぃ。

 スラバヤ=タフ・チャンプルになりそうな、そのくらい美味しい思いができた旅だった。
by midoriart | 2008-02-20 23:11 | Surabaya