Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

7月31日◆ジャパニーズ・アーティスト視察最終日

 27日の夜にジョグジャカルタ入りし、毎日の猛暑の中で現地リサーチをしてきたジャパニーズ・アーティストの皆さんも、今日が最終日となった。わずかな日数で駆け足しているので、私も全員のアーティストをケアはできなかったけれど、やはりこの5日間に、皆さんなにげに風邪引いたり、お腹こわしたりしてたみたいだ。
 私は基本的にはキュレーター組について、ほぼ確定した会場との細かい打ち合わせに立ち会ったり、時間のあるときにDEEPな情報をアーティストに伝えたりしていた。ある参加アーティストの希望があって、一般家屋などを会場にする案もあったために、数件の空き家を当たったりもした。

b0090333_1242555.jpg これは空き家のひとつで、私がよく使ってるお店の隣にあったもの。


b0090333_1244180.jpg とりあえずジョグジャにある空間はすべて見ておきたいという若いキュレーター二人の希望もあったので、私の友人のフォトグラファーたちが集まっているMES56という空間へもたずねてみた。王宮エリア内にあるここでは、かなり自由な展示が可能なので、高橋さんも豊嶋さんも結構お気に召したようだった。


b0090333_125053.jpg 最終日の午後からは、私は「工具・電気関係チェック組」のガイドになった。工具が必要なのは、昨日川見学した淀テク、サウンドインスタレーションのSONTON。私も昔から電動工具とは馴染みが深いので、こうしたツアーは大好き。電気屋やオーディオ店、建材屋などをいくつかチェック。

 日本は110V、ここは220Vなので、彼らにとっては変圧器を使って普段もってるものを使うか、こっちで思い切って買ってしまうか、その辺が大事なポイントとなる。SONTONの場合は電球やらオーディオの接続関係など、互換可能か判断の難しいものもたくさん使用するので、真剣に一つ一つの出力状況や規定サイズのチェックをしていた。
 

b0090333_1251898.jpg 淀テクの制作場となる可能性が高くなったチョデ川のスゴさは、参加者の中でも話題となり、けっきょく今回の視察中に、豊嶋さん以外みんなが行ったことになる。なのでやっぱり豊嶋さんも見ておいたほうがいいだろうと、電気屋に向かう途中で寄ってみた。
「今回ジョグジャカルタを見てきた中でここが一番ええなぁ~」
と豊嶋さんに言わしめたほど、やっぱりこのカンプン(集落)は魅力がある。
 淀テクのゴミ製船がここで作られて川に浮かぶかと思うと、私もかなり楽しみだ。


 最終の打ち合わせをホテルでした後、ご一行様は空港へ向かった。
 数日とはいえ、密に時間をともにした人たちが一気に去ってしまう瞬間は寂しい。だから空港までは送らず、私はホテルでみんなとお別れした。
 ジャパニーズ・アーティストの展覧会は来年4月18日、ジョグジャカルタではじまる。

≪出品作家≫
浅井裕介(ドローイング)、大石暁規(メディアアート)、小鷹拓郎(映像)、近藤聡乃(漫画・映像)、志賀理恵子(写真)、シアタープロダクツ(ファッション)、しりあがり寿(漫画・映像)、SONTON(サウンドインスタレーション)、高木正勝(映像)、チャンチキトルネイド(音楽)、chim↑pom(インスタレーション)、都築響一(写真)、トーチカ(映像)、生意気(デザイン)、奈良美智+graf(インスタレーション)、南風食堂(フードプロデュース)、西尾康之(立体)、西島大介(漫画)、八谷和彦(メディアアート)、松本力(映像)、珍しいキノコ舞踊団(パフォーマンス)、淀川テクニック(立体)
by midoriart | 2007-07-31 21:02 | Art