Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

7月28~29日◆Japanese Artists Meet Indonesia

 昨日27日の夜、15人の日本人ご一行様がジョグジャカルタに着いた。このご一行様は来年4月に開催される『ジャパニーズ・アーティスト・ミート・インドネシア(仮称)』展の関係者。プロデューサーである国際交流基金本部の古市さん、今展のキュレーターである水戸芸術館学芸員の高橋瑞木さん&graf豊嶋秀樹さん、基金ジャカルタ事務所の塚本さん。その他は選考アーティストの中から10数名が参加。
 私は先回の一時帰国の際、東京でこの準備ミーティングに参加し、イベントのメイン会場となるジョグジャカルタの現地コーディネーターとしての任務をおおせつかったのだった。


 初日28日は、参加者全員でジョグジャカルタのメイン会場巡り。3台のレンタカーに5人ずつ乗り込み、ジョグジャカルタ市内を巡る。昨日まで嶋田美子さんの個展が開かれていたCemeti Art Houseや、私も過去に個展をしたことがあるKKF(Kedai Kebun Forum)、今回のイベントのオープニング会場に予定されているジョグジャカルタ国立芸術大学旧校舎、そして会場候補のタマン・ブダヤなど。


b0090333_1155487.jpg そして翌29日はアーティストの希望に応じて海を見るグループ、ジョグジャのアーティスト訪問のグループ、川を見るグループに分かれた。私は川組のガイド。
 というのも今回の参加アーティストの中に、淀川のゴミから作品を作り始めて注目された大阪の若者二人組、淀川テクニックがいて、彼らの作品制作に適した川を見つける必要があったからだ。

   私は彼らの作品を昨年末の釜山ビエンナーレで実際に見て、なかなか好きだったので、今回ジョグジャの川であーしたおもしろい作品を作ったら、きっとここの人たちも喜ぶだろうと楽しみにしている。


b0090333_11555256.jpg 今回はユニットの一人、柴田君が代表で視察に来ていた。私が事前リサーチしておいたジョグジャの3本の川の中でも、川沿いにユニークなコミュニティを作っているエリアに案内。

 ここでは川のことを「カリ」という。だからチョデ川は「カリ・チョデ」。このチョデ川はジョグジャのちょうど真ん中を南北に走っている。今回はこの川の上・中・下流でポイントを見つけ、彼に紹介した。中でも彼が一番気に入ったのが中流にあるエリア。

b0090333_115686.jpg このエリアは私も昔から気になっていながらも、なかなか川沿いまで降りることができずにいた場所。上から眺めたことは何度でもあったけれど、下まで降りたのは今回が初めて。柴田君のおかけでいい体験ができた。


 淀テクは基本、川のゴミで作品を作っているのだけれど、私が昨年5月の地震のことを話したら、「ガレキ」にも興味をもったらしく、ガレキの内容も知りたいという。そこで、ずっと気になったくせに中まで入らずにいた、ガレキの捨て場(元のバスターミナル)へも行ってみた。

b0090333_1157053.jpg さすがに1年以上経った今では、山のように積まれていたガレキもすっかり整理され、金属ゴミ、レンガ、ブロック・・・などと分別されてあった。以前の荒涼とした景色とは随分変わっていて驚いた。


 淀テクの柴田君なんか見てると、アーティストというよりは、体育会系の好青年といった感じ。川を見てはしゃぐ姿などは初々しさすらある。あ~、それと今回思ったのは、今の日本の若者って、私が想像してたよりもずっとずっと礼儀正しいんだなー。
 今回参加のアーティストは、年長でも私と同じか下くらい(奈良美智さんとしりあがり寿さんは除いて)で、後は20代前半から30歳くらい。渋谷でウンコ座りしててもいいような感じの子すらいたけれど、話してみるとすごくしっかりしてるし礼儀正しいので驚くとともに日本の未来にちょっと光を見た気がした。


 陽も暮れたので、柴田君と古市さんとでホテルに戻り、豊嶋さんとchim↑pom(チンポム)のメンバーを誘って夕飯を食べにガジャ・ウォンへ。ジョグジャの中ではちょっと贅沢系のレストランではあるけれど、ジョグジャ3川の一つ、ガジャ・ウォン川の真横にあるレストランなので、今日はぜひとも「川づくし」として柴田君を連れてきてあげたかった。
 チンポムは6人組のプロジェクト系アーティスト、今回は岡田君とエリちゃんの2人が視察に参加していた。彼らはジャカルタのゴミ山を見たいという希望があり、他のアーティストに先立って、今晩の夜行電車でジャカルタへ向かうことになっている。
 

b0090333_11572341.jpg 左からジョグジャ最後の夜に、ジョグジャの名物オポールを食べてご機嫌なチンポムのエリちゃん、今日1日動きまくりの淀テクの柴田君、キュレーターの豊嶋さん、プロデューサーの古市さん、私、現代版鬼太郎みたいなチンポムの岡田君。今思えば、ウェンツじゃなくて、この岡田君が演った方が、鬼太郎には向いてたような気がするなぁ・・・
by midoriart | 2007-07-29 23:52 | Art