Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

5月29日◆キブガン山篭りの下準備


b0090333_1544123.jpg 昨日手に入れたジャパン・ナショナル・ヨーヨー・コンテストの賞品ヨーヨーはしめて20個!初級者向きのからかなりプロ仕様なものまで揃っている。強欲に全部自分のものにもできるけど、同じデザインのものがここまであるというのは、きっとTAKA師匠に意図あってのことだと思う。そう、「フィリピンでの伝道」!!!
(キドラッにプレゼントするため選んだ2点)


 今回バギオ滞在で私が居候しているのは、個展のパートナーでもあるキドラッ・タヒミック。フィリピンを代表する映画作家で、日本でも山形ドキュメンタリー映画祭では審査員をつとめるような人。私のヨーヨー好きを知った、国際環境デー主催団体コーディレラ・グリーンネットワーク代表のマリコさんが、
「ミドリさん、これも何かの縁よ!キドラッの映画にヨーヨーをテーマにしたものがあるのよ」
と教えてくれた。

 この『月でヨーヨーを』という彼自作自演の映画は、バギオに着くなりキドラッにお願いして見せてもらった。ヨーヨーはフィリピン人が作り出し、アメリカ兵がそれを真似て作って子供のおもちゃとして流行らせたという説が映画内で紹介される。ま、本当は単純にヨーヨーの話ではなくて、かなり奥の深いストーリーなんだけど。でもいきなり冒頭から
「行っては帰るヨーヨー。ヨーデルと同じ。声を出せば山に跳ね返って戻ってくる。
それじゃあ、月でヨーヨーをしたらどうなるの?同じように戻ってくるの?」
と始まる。なかなかおもしろい作品だった。


b0090333_155373.jpg 朝食の時間に、キドラにプレゼントする2つのヨーヨーを渡した。おじさん大喜びですぐにヨーヨーを始めた。ここまで喜んでもらえるとプレゼントしたかいがある。ヨーヨー監督に私のデザインしたロゴ入りヨーヨーが渡せた。私も嬉しい。


b0090333_1551549.jpg 午前中は展覧会のキャプション作り、アーティストの略歴作りをマリコさんのオフィスでお手伝い。前から気になっていて一度もトライできなかったオフィス隣の屋台で昼食を取った。安くて美味しいからタクシーの運チャン御用達だという。確かに美味しい。



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 ここから歩いて展覧会場のVOCASへ。
 今回の『Where Have All The Monkeys Gone?』のグループ展には陶芸作家のレイ君(キブガン村在住)、ササン(インドネシアのバンドン工科大学美術学部講師)、バギオ在住の若手アーティスト、カワヤン(キドラッの次男)、そして私が参加する。
 レイもササンもキブガンでずっと制作を続けていて、私は作品も見ているので安心なんだけれど、カワヤンはこの展覧会の他にもマニラで12日から3兄弟展を控えているものだから、なかなかこちらに集中できないでいた。


b0090333_156858.jpg けれど今日はエラク張り切って竹のインスタレーションを作っていたので一安心。私はこの前のキブガン村合宿ですでにメディテーション・モンキーを作ってきたので後は6月1日の野焼きの日に焼くだけ。割れないことを祈る。


b0090333_1562162.jpg これはVOCAS内にある唯一のホワイトキューブ空間。まだ完成していないのだけれど、私がキブガンから戻る6月2日までには終わってる予定(お願いだから終わっててほしい)。こちらは私の個展「The back of Affection」の作品がキドラッのドキュメンタリービデオと共に展示される。


 夕方、マリコさんも会場に来てくれた。スタッフと打ち合わせを兼ねていたらしい。それが終わってから、まだ私が行ったことのない展示スペースに連れて行ってもらった。VOCASを出てセッション・ロードを歩いていたら、あった!


b0090333_1563485.jpg  ヨーヨー!
 中国製ではあるけれど、フィリピーノが使うヨーヨーここにあり。さっそく一個購入。


b0090333_1564672.jpg  ここはBliss Caféというギャラリー・レストラン。アメリカ人男性がフィリピーノと結婚してやってるベジタリアン・レストラン。
 日本に4年、インドネシアに4年、ロシアやらにも滞在してたというこのオジサンは仏教徒で、店内には仏様やら曼陀羅やらがディスプレイされていた。私の好きな空間。
 メキシカンセットを注文してマリコさんと記念撮影。

 明日は午前6時のバスでキブガン村へ向かう。今度は4日間の山篭りだ。
by midoriart | 2007-05-29 23:51 | the Philippines