Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

5月26日◆カントリーシンガーの兄当選パーティと美術巡り

 久しぶりに朝からいい天気。
 キブガン村へ行ってからというもの、やたら調子がよくなった私は、今日も元気にマリコさんキッズがサッカーの練習をしている公園へ出かけた。このバーンハム・パークはバギオの街の中心にある大きな公園で、池もサッカーフィールドもある。キドラ宅も、マリコさんのオフィスもここまで歩いて5分という素晴らしいロケーションなので便利。

b0090333_237213.jpg テクテク公園内を歩いていると、バギオ名物のイチゴジャムを売ってる屋台がたくさん並んでいる。私が目指すのは公園内のソリバオ・レストラン。ここには今回の国際環境デーの企画に関わっているコーディレラ・グリーンネットワーク(CGN)のスタッフも集まっていて、キッズたちがサッカーの練習をしている間、テラスでミーティングするのがこっちに来てからの私の週末の過ごし方になっている。
 

b0090333_2373372.jpg 屋台系に弱い私が今日見つけたのは、朝一番できたての豆腐屋。豆腐ったって醤油で食べるんじゃなくて、甘いデザート。あったかくてやわらかい豆腐に椰子砂糖をかけて食べる。インドネシアでも似たものがあって、ジャカルタに行けば私が探すデザートだ。フィリピンのはタピオカも入っていて美味。
 

 今日のランチはマリコさんのだんなさん、アーネルさんの知人宅に招待されていた。
「今日はパーティに行くから、一緒に行くわよ」
と言われて連れてってもらった先は、なんと先の選挙で市会議員に当選した、アーネルさんのお友達の当選記念パーティだった。彼の兄はもと有名なカントリーソング・ミュージシャン。ミュージシャンのアーネルさんとは旧知の友だそうだ。
 近くまで来ると、すでに道が大渋滞している。
 そして中に入ってみると、豪快に豚料理が並んでいた。バリのバビ・グリン(豚の丸焼き)もなかなか豪快な豚料理だと思うけど、ここのも引けをとらない豪快さ、ってかかなり大雑把。私はさっき豆腐のデザートを食べたばかりだったし、あまりにも豪快な料理に怖気づいてあまり食べられなかった。


b0090333_2374891.jpg これがビュッフェから私がとった料理。ご飯はいらなかったので、その代わりに茹でた芋をもらった。これが甘くてムチャ美味しかった。一般家庭の家とは思えない広さの家の中に、ギュンギュンに人が座って豚料理を食べている。後でアーネルさんに聞いたら、20頭の豚と50羽のチキンをおろしたという。

 フィリピンの人はこういうのに呼ばれると、堂々と箱につめてお持ち帰りするらしいから、招待客X2くらいの量を用意しなくちゃいけないのだろう。地下、1階、庭、2階、2階のベランダに座っている有権者の皆様をざっと数え、さらに絶え間なく出入りしている客を足してみると、おそらく1000人くらいはこの1日にここで豚料理を食べるのだろう。

 私たちが席を見つけた2階のベランダから下を眺めたら、小さな屋台に気になるものを発見。フィリピンのデザートだ。あ~、そういえばこれ、去年も食べたわ。名前はなんだったっけ・・・
 思い出したので、マリコさんの末っ子キカを誘うことにした。
「ね~、キカ、あそこでイロイロ売ってるから食べない?」
すると彼女は一瞬何を言われたのかわからない顔をして、
「ミドリさん・・・、それってハロハロのこと?」
 あ~、そうそう!同じ言葉の繰り返しだってことは覚えてたけど、そうか、イロイロじゃなくてハロハロだった。子供たちに大笑いされ、一緒に買いにいった。


b0090333_238243.jpg これがハロハロ~~~!!! インドネシアのエス・チャンプルだな。でもこっちの方が具が多くて、小倉のような豆も入ってて美味い!もちろん店によっても味は違うんだろうけど、インドネシアのようにムチャクチャ甘くないのが嬉しい。


b0090333_2381622.jpg パーティ会場を出てから、2つの展覧会を見た。一つはタマアワン村のアーティスト・コミュニティー。ここでは木の板に虫眼鏡を当てて焦がしながら絵を描くというテクニックを伝承しているアーティストもいて、こんな作品を展示している。


b0090333_2382946.jpg もう一つはバギオのボタニカル・ガーデン内にある「バギオ・アーツ・ギルド」というアーティスト集団のグループ展。バギオのアーツ・ギルドは日本の美術関係者が調査するほど、80年代には全盛期だったアーティスト集団で、一番はじめにグループを盛り上げていた中心人物の一人が、今私がお世話になっている映画作家のキドラ・タヒミック。


b0090333_238413.jpg その後VOCASへ行き、個展会場でまだ測量してなかった部分や、壁の素材確認など、搬入に向けて詳細をチェックして帰宅。ササンをキブガンへ残してきたので、夜にこの周辺を一人歩きするのは今回初めて。一瞬ではあったけれど、私のいつもの旅(一人旅)の感覚を味わうことができた。VOCASを出てバギオのメインストリート、セッション・ロードを通り、バーンハム・パークを抜けて家路に着いた。


※フィリピンに発つ前にいたずらコメントが続いたため、コメント禁止設定にしていました。
ご心配くださる方もいらっしゃったので、またコメントできる設定に変えました。ご意見いつでも書き込んでください。

by midoriart | 2007-05-26 23:04 | the Philippines