Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

5月25日◆キブガンからバギオへ(交換Project in TABAO)

 インドネシアから一緒にフィリピンにやってきたササンはセラミック・アーティスト。今回の国際環境デーのメインイベント、キブガン村での猿面作りと野焼きは、レイ君とササンが指揮って動かすことになっている。私は2日間のワークショップ中に作品を作れば、後は6月1日のファイヤリング(野焼き)の日に作品を焼くだけ。
 なのでイベント後半までの間、いったんバギオに戻り、個展の準備をすることにした。行きに使ったジプニーはすでにバギオに帰ってしまったので、私はアシスタントのレネ君と二人で一日1本したかないバギオ行きのバスに乗ることに。って、このバスは午前5時出発。暗いし寒い。


b0090333_22262151.jpg それでも暗い間は寝ていった。こんな山道のクネクネを行くのに、寝てられるってのはかなりスゴイことだと後でレネ君に笑われた。


 このバスは途中で一度だけトイレ休憩がある。行きにも立ち寄ったタバオ村だ。ここでも交換をしてもらえるように、9体のヒトを持ってきていた。早速バスから降りた人たちを探して交換の交渉に入る。

 村の人たちは、私が行商に来て押し売りしてると思う人がいたり、レネ君の説明を聞いてさっと意味を理解してくれる人がいたり、
「ところで、その交換したいモノってのは何なのさ???」
って、まずは私のもってきた樹脂製のヒトを握ってコンコン叩いてみたりする人がいたりと様々。
 
 最初はわけわからんくて、
「何も交換するもんなんてない・・・」
って言った人も、私が別の人と何か交換してるのを見ると、なんかもったいない感が出てくるのか、たいていは家に戻って何かを探してきてくれる。思ったより早く9体のヒト交換が成立し、まだ交換したいって人まで出てくるくらいだった。


b0090333_22264452.jpg お爺ちゃんはタバオ村で一番最初に交換にノッてくれた。わざわざマッチを買って小銭を作り、10ペソ(約25円)と交換。


b0090333_22265799.jpg この娘は持ってたハンカチをすぐに差し出してくれた。


b0090333_22271573.jpg このバアチャンはトイレ休憩でバスが停まった最初の頃に交換をお願いしたのに、私のヒトを指でカツカツつつくだけで、何とも交換してはくれなかった。でも別の人との交換が進むのを見てたら、気になったんだろう。
「お~~い!これこれ!」
と私を呼んで、化石と交換してくれた。


b0090333_22273041.jpg バス旅での交換も無事に終わり、バギオ市に入ったのは午前10時過ぎ。思ったよりも早い到着。バス・ターミナルでレネ君と食堂に入り、チキン・カレーを注文。この3日キブガンの宿舎で薄味で質素な食事をしていたので、久々にガツッと食べた気分になった。日本のカレーにとっても似た味で美味しかった。

 キドラ宅に戻り、旅でたまった服を洗濯し、一足に先に戻っていたコーディレラ・グリーンネットワークのオフィスへ挨拶。今日は少しゆっくりして、バギオでの個展準備に向けて明日から活動開始するとしよう。
by midoriart | 2007-05-25 22:24 | the Philippines