Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

5月21日◆キブガン村へ:山篭りの準備

今日はマリコさんに付き合ってもらって、キブガン村にこもる前の雑用をすべて片付けることにした。今ひとつの体調のところにもってきて朝から雨、小寒くてつらい。ササンはもともとインドネシアで私よりも全然涼しい所に住んでいるので、けっこう平気でいる。

 まずはイミグレーションへ。
 フィリピンへはツーリストビザ(何も手続きしない)で21日間滞在できるが、それ以上の滞在になると延長手続きがいる。ここに来る前に各国の大使館でも申請はできるのだけれど、インドネシアでは首都ジャカルタまで行かなきゃならないので、マリコさんのアドバイスもあってバギオで申請することにした。

b0090333_22415180.jpg のどか~なオフィス。この地方のクラフトを使ったこんなタペストリーがオフィス・ディレクターのデスク後ろに飾られていた。ランチタイムぎりぎりだったために、職員はとっとと終わらせたいみたいで、私もササンもまだ途中までしかフォームに書き込んでないっていうのに
「はいはい、もういいから・・・」
って持っていかれてしまった。
「インドネシアより大雑把じゃん・・・」
とササンも驚き。


b0090333_22421956.jpg 今回の滞在の段取りをすべてコーディネートしてくれたマリコさんと。
 この二人の服装を見ても、私がいかに寒がりかがわかると思う。マリコさんも
「あなたは一体何人なの?こんな日本人がいるの?」
と驚いている。ま~、もともとインドネシアにいても寒がりで、インドネシア人から驚かれてるくらいだから仕方ない。


b0090333_22424961.jpg お昼はマリコさんファミリーと一緒にビーフ・スープが名物というレストランへ行った。三人のキッズはここのステーキが好物だったのだが、今日は残念ながら売り切れ。そこでスープをオーダー。にしても、さすがアメリカナイズされた国だけあって、このボリューム。いまだに食欲のない私には、匂いをかぐだけで充分なくらい。

b0090333_22462697.jpg  私とササンはヌードル(mami)をオーダー。でもこっちもビーフ・スープに負けず劣らずクドい。多分体調のいい時に食べたら美味しいのだろうけれど、胃腸が弱っている今、これは厳しい。チキン・マミなのでたくさんの鶏肉とゆで卵入り。ゆで卵一個食べたらもうお腹いっぱいになってしまった。

 運良くマリコさんファミリーは犬を飼っているので、残りはすべて骨と一緒にテイクアウトできたのでよかった。残しちゃうとなるともったいない。私もインドネシアでは残り物はすべて犬用にテイクアウトしている。

 その後、VOCASでキドラおやじ、カワヤンとミーティング。明日からの山篭りに備えて何が必要が話し合う。私は絶対に今日中にタイツとトレーナーを見つけねば。

b0090333_22433817.jpg キブガンでの交換プロジェクト(私の作品を村の衆の持ち物と交換する)で、私の作品を入れて持ち運ぶ籠を探していたら、マリコさんがこんなぴったりの籠をもってきてくれた。彼女のだんなさんアーネル氏はミュージシャンで、楽器をこの籠に入れてコンサートに持っていくそうだ。今回のプロジェクト中、貸してもらうことにした。(写真はマリコさんキッズの末っ子キカ)


 夕方までVOCASで打ち合わせしていて、ふと思い出したら、私はガラスのケースをオーダーしなくちゃいけないんだった。これは個展のためのもの。オーダーして完成までに時間がかかるなら、今のうちにお願いしなくちゃいけないので、慌ててVOCASを出てガラス屋へ走った。

b0090333_22435946.jpg 私もササンも、工具屋さんとかって店に来るとウキウキする。ここで彼らの技術がどのくらいか確かめると、水槽のようにフレームなしでガラスのケースが作れることがわかった。完成には3日あればOKとのことなので、キブガンから戻ったらオーダーすることにした。


 後はタイツ。
 別の用事で街の中心まで戻るマリコさんと一緒にタクシーに乗り、街唯一のショッピングモールSMへ。マリコさんと別れてササンと一緒にタイツ探し。さすがにここにはタイツ履きたい人はめったにいないようで、なかなか見つからなかったけれど、ようやく厚手のストッキング売ってる店を見つけたので一足購入~。これで一安心。
 ここしばらく不足しているビタミン補給のために、地下のスーパーで私の好物クレンケン(龍眼)と、ササンの好物アオブドウを買って家路につく。

 キドラおやじも忙しいスケジュールの中、明日一緒にキブガンに出発することになった。今回の私の個展は、交換プロジェクトの最終章、去年の個展から始めた交換物をすべて展示する。そして、キブガンの村の人々と交換している様子を、キドラがドキュメントしたものを展示会場で流す。
 昨年知り合って仲良くなったキドラに気軽にお願いしたものの、後々になって彼が映画作家としてかなりスゴイ人だとわかったので、いったい、本当に私のドキュメントなど撮ってくれるのか心配だったのだけれど、かなりノリ気の様子でホッとした。
 明日の出発は朝7時。いい天気になりますように。
by midoriart | 2007-05-21 22:41 | the Philippines