Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

5月16日◆国際環境デーinバギオ/POPSCAPE in CCP

b0090333_2319384.jpg 今回私がフィリピンで関わるイベントのお知らせ。
 ルソン市北部にあるバギオで自然環境問題に取り組むCordillera Green Network主催の国際環境デー、今年のテーマは『Where Have All The Monkeys Gone?(猿たちは何処へ行った)』。2007年6月5日にバギオ市内セッション・ロードに面するアート・スペースVOCASで、この環境デーに関わるいくつかのイベントが企画されている。
(バリで飼ってる私の猿、ソチョがモデル)


b0090333_23184624.jpg メインのイベントはキブガン村でのクレイ・ワークショップ。キブガン村在住のアメリカン・フィリピーノのレイ君、インドネシアからは私の親友でありバンドン工科大学美術学部講師でもあるNurdian Ichsan(ニックネームはササン)、バギオ在住のジャーマン・フィリピーノ、カワヤン(彼はキドラの次男)、そして私。この4名によるグループ展。

 5月22日からキブガン村に全員が集まり、キャンプ生活しながら作品を作ることになっている。キブガン村はレイ君の暮らしている村で、彼のクレイ・スタジオもある。今回はササンが新聞紙と雑誌を使った野焼きのテクに挑戦することになっていて、レイ君もかなり楽しみにしているらしい。
 彼の村には電話回線がないため、今我々は携帯電話のショートメッセージでやりとりをしているのだけれど、ここ連日、レイ君は野焼きのための薪集めに忙しくしているらしい。かなり気合入っている。
 4名のアーティストによるコラボレーション・ワークショップ成果展はVOCASにて6月5日~7月5日まで開催。


b0090333_23195089.jpg 私の気持ちとしてメインなのが『The Back of Affection』、昨年からフィリピンで巡回してきた私の個展の最終章。今回は作品の交換プロセスをバギオの映画作家キドラッ・タヒミックがドキュメントし、彼の作品と私のプロジェクトである交換物の展示と一緒に彼のドキュメントを流す。こちらも6月5日~7月5日の一ヶ月展示。


 さらに国際交流基金マニラ支局とジョイントして、『The Rising Generation from Traditional Japanese Kilns』という、日本の陶芸を紹介する展覧会も開かれる。こちらは6月9日~16日まで、バギオのアーティスト集団が暮らすTam-awan Villageにて。
 さらにこの機会にと、日本の陶芸作家による萩焼のワークショップも開かれるらしい。6月9日の一日だけ、Tam-awan Villageにて。レイ君もササンも、日本の陶芸の技を実際に見れるというので、かなり楽しみにしているようだ。私はこのイベントには直接関わりはないけれど、時間があったら是非参加したいと思っている。

 と。
 ここまでがバギオでのイベント。私は6月5日に個展が始まってしまえば、ちょっと気持ちが楽になるかな~と思っているけれど、まだここですべてが終わるわけではなく・・・



b0090333_23204382.jpg まだ残っているのがインドネシアの若手作家を紹介する『POPSCAPE : Every day in Indonesia』展の準備。
 こっちはCordillera Green Networkの国際環境デーとは無縁で、私が今回フィリピンに行くことになったときに、せっかくならインドネシアの作家の展覧会も持っていこう!と個人的に企んだもの。


b0090333_23212465.jpg 運良く私には、フィリピン・ナショナル・ミュージアムで主任キュレイターをしているパトリック・フローレスという友人がいる。彼に相談したらとっとと話が進み、彼が担当キュレイターをしているマニラのCCP(Culture Center of the Philippines)4階のギャラリーBulwagang Fernado Amorsoloを押さえてくれた。パトリックは2年前にキュレーターの調査でインドネシアに半年いたという縁もあるので、今回の展覧会にはとっても協力的だった。作家選考は彼と私、そして今回陶芸ワークショップに参加するササンで、かなり若い世代から5名のアーティストを選考。


 初めて私がフィリピンで個展をした2006年、旅費や滞在費をサポートしてくださったのが国際交流基金マニラ支局ディレクターBさんだった。今回この企みを相談したら、また即答でサポート(作品の返却とオープニング費用)を引き受けてくださった。感謝。
 『POPSCAPE』展は6月14日午後6時にオープニング。Bさんのおかげでちょっとしたオープニング・パーティを開くことができる。
 
 バギオからマニラまではバスで約5時間。この展覧会の作品設置のために、私とササンは3日前にはマニラ入りする予定。6月5日にバギオで個展が始まったら、その後アーティスト・トークも希望されているので、体力と時間があったらインドネシアのアート事情などをプレゼンテーションすることになるかも。せっかく行くので、いろいろ皆さんと交流できればいいかな~と思っている。ササンもそういうこと好きだし。

 今晩はまだまだ荷造りと一ヶ月留守にする家の中の片付けで時間がかかりそうだ・・・
by midoriart | 2007-05-16 23:17 | the Philippines