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Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

5月6日◆東ジャワ4日目:ナイトライフ・イン・スラバヤ

 どうしても一度は水着が着たかったので、早起きしてみた。っても7時だけど。考えてみたら2007年の初泳ぎ。もともと泳ぐことはそんなに好きじゃないのだけれど、大学時代から使ってるかなり疲れ果てた水着以外にはスイミングスーツを持ってなかった私に、昨年の誕生日、姉が買ってくれた水着があって、なんとかこれを着たかったってのもある。
 さらに、今回のツアーは大名旅行なので、ランチもディナーもしっかりと食べさせられるので、なんとかカロリー消費しておかねば・・・って気持ちもあった。


5月6日◆東ジャワ4日目:ナイトライフ・イン・スラバヤ_b0090333_2231768.jpg これがマジャパイト・ホテルのプール。そんなに大きくはない。深くもない。私は真剣に泳ぐわけじゃないので、ここでチャプチャプ小一時間水に浸かることができた。気分も爽快。ここ数日しっかり食べてしまった罪悪感からもちょっと開放された。


5月6日◆東ジャワ4日目:ナイトライフ・イン・スラバヤ_b0090333_2233830.jpg これが私の部屋から見た景色。
 正面は1~2階がつながってるプレジデント・スイート・ルームで、大統領や大臣さんたちが使うらしい。ちなみにお値段は昨日のメガワティ部屋の2倍。2000万ルピア(約26万円)!


 すっかり都会なスラバヤにも、ぎりぎり伝統が残っている。毎週日曜の朝10時~11時に演じられる舞踊を見に行った。ただこれ、まんま外でやってるので暑い!ムチャ暑い! スラバヤの王朝時代のストーリーに沿って踊りが繰り広げられる。こうした伝統を守ろうという舞踊団がいくつかあるらしい。観てるのはほとんどがローカル。


5月6日◆東ジャワ4日目:ナイトライフ・イン・スラバヤ_b0090333_224521.jpg しかし。も~~~少しイイ場所はないのかねぇ・・・。雨降ったらどうするんだろ。
 そうそう、舞踊とは関係ないけれど、今回の取材&視察で私は初めて知ったことがある。インドネシア第2の都市スラバヤ、これは「スロ&ボヨ」がなまって「スラバヤ」になったものだった。スロってのは獰猛な魚、ボヨはワニ(インドネシア語でブアヤ)。昔スロとボヨがこの地で出会ってケンカしたってのが由来らしい。今回いろいろとスラバヤに関する本をもらったので、実際に出版の準備に入ったらちゃんと読もうと思っているけど、ざっとはそんな話らしい。


5月6日◆東ジャワ4日目:ナイトライフ・イン・スラバヤ_b0090333_2243394.jpg 北部の海沿いに新しく作ってるドでかい公園内にできた4面仏像。近代的な公園の中に突然あるので、今ひとつ聖なる場ってイメージが足りないのだけれど(さらにムッチャ新しいし、デッサンの狂ってるところも多々あるし)、チャイニーズ・インドネシアンには祈りの対象らしく、暑い最中に4面回ってお参りしている人もいた。


 今日の宿はスラバヤ・プラザ・ホテル。正直言って今回泊まり歩くホテルの中では一つランクが下がって4つ星。でも仕方ない。今回私が大名旅行することになったのも、このホテルのGM(ゼネラル・マネージャー)が招待してくれたからなのだ。ユサク(与作じゃない)おじさんはホテルのGMでもあり、スラバヤ市観光局長でもある。インドネシアでは一般に、公的機関のお役人たちは怠惰でコルプション(賄賂)は日常茶飯事なんだけれど、ユサクおじさんは今、若いスラバヤ市長と一緒に、スラバヤを賄賂汚職のないキレイな街にしようと頑張っている。
 
 4つ星とはいえ、その中でも一番広いプレジデント・スイートを用意してくれてたので、私にとってはな~~んも文句なし。社員教育が行き届いているからか、ユサクおじさんの人徳か、ホテル内を歩けば、ベルボーイだろうが喫茶店のウエイターだろうが、
「あ、ミドリさんですね。今日はようこそ!」
なんて声かけてくれるから、女王様気分。こんなことこれから先ないかもしれないから、しっかり味わっとこ・・・。


5月6日◆東ジャワ4日目:ナイトライフ・イン・スラバヤ_b0090333_225518.jpg 夜はスラバヤのナイト・ライフ取材と称して、ユサクおじさんとお出かけ。
まずは中国人街の屋台村へ。「Kya Kya(キアキア)」と呼ばれるこの屋台村は市の政策として始まったものらしい。去年行った韓国の屋台を思い出した。


5月6日◆東ジャワ4日目:ナイトライフ・イン・スラバヤ_b0090333_2252684.jpg でも、平日ということもあり、人出は今ひとつ。チャイニーズのおっちゃんが生のオルガン演奏に合わせてカラオケしてたり、家の中でやってることを道路に持ってきました~みたいなノリだったけど、私は結構好きな空気だった。


 昔ほど人が集まらなくなった原因がG-Walkという新しい名所のせいらしい。早速そっちに行ってみると、こっちは高級住宅街の一角に小洒落たバーやレストランが軒を並べるストリートだった。たぶんローカルの若者には、こっちの方がウケるだろうな・・・。

5月6日◆東ジャワ4日目:ナイトライフ・イン・スラバヤ_b0090333_2255623.jpg ユサクおじさんも一度入ってみたかったという新しいレストランで夕食をとる。これはユサクおじさんオススメの「魚の頭のスープ」と「海老のマヨネーズ和え」。さらにスペアリブとインゲン炒めもオーダー。魚の頭のスープ、ココナツミルクたっぷりでムチャ美味!


5月6日◆東ジャワ4日目:ナイトライフ・イン・スラバヤ_b0090333_2261233.jpg さらにナイト・ライフ視察ってことで、Hyattホテル地下のクラブTavernに行く。バンドは今ひとつ田舎臭い。客も金はもってるけど、どっかダサい外人オヤジとローカルオヤジ。私が喜んでないのを知り、ユサクおじさんがもう少し年代の低いクラブに連れてってくれた。こっちはTop10と、名前こそダサいけれど、バンドもOK、店内の内装もOKで、私は気に入った。ただ写真撮影ができなかったのでお見せできないのが残念。せっかくならここで一発汗かいて、カロリー消費といきたいところだけれど、さすがに観光局長と一緒じゃ、一人で踊るわけにもいかない。

 明日の夜もユサクおじさんとナイトライフだっていうので、今晩はとりあえず2軒のハシゴで終わりにした。
by midoriart | 2007-05-06 23:02 | Indonesia