Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

4月29日◆ようやく掲載『VISUAL ARTS』

 バンドン工科大学(ITB)美術学部で講師をしている友人ササンと一緒に、インドネシアの若手作家を日本で紹介すべく企画した「Passing on Distance」展が実現したのはもう2年前になる。名古屋在住の現代美術家久野利博さんのサポートによって名古屋のNAFギャラリーで2005年6月に開催されたこの展覧会は、次に福岡アジア美術館の元学芸課長(現九州大学教授)後小路雅弘さんのサポートにより、東京は萱場町のBASE GALLERYで2006年3月に開催された。

 NAFギャラリーでの開催と時を同じくして、愛知県美術館では大規模な企画展『アジアの潜在力』展が開かれていた。偶然にもこの展覧会にもインドネシアのアーティストが二名選ばれており、さらに偶然にもその二人ともが私の親しくしているジョグジャのアーティストだった。この二人は普段ほとんどインターネットを使わない生活をしている人たちだったために、私はこの二人と愛知県美術館学芸員、高橋秀治さんとの間で橋渡し的仕事もさせていただいた。


b0090333_0263325.jpg インドネシアには『VISUAL ARTS』という、唯一の美術誌(フルカラーの高価な隔月誌)がある。過去に私は日本の美術について数回テキストを頼まれたことがある。
(VISUAL ARTSの最新号カバー)


「Passing On Distance」展が東京へ巡回した際に、私とササンは同じことを考えていた。せっかくインドネシアの美術を日本で紹介したのだから、日本の専門家から見たインドネシア現代美術の印象を、インドネシアの美術関係者に知らせたかった。そこで多忙な高橋さんに無理を言って「Passing On Distance」の展評を書いてもらえないかお願いしたのだった。
  高橋さんが忙しいスケジュールの合間に書き上げてくださったテキストは、昨年夏に私がインドネシア語訳をし、編集部へ送ってあった。それが毎回編集部に電話するたびに、
「あ、次の号で掲載します~」
なんて返事ばかりが続き、さらに私が親しくしている編集者が知らない間に退職してたりもしてて、余計に話はややこしくなって今に至る。

「ミドリ、タカハシ氏のテキスト、載ってるぞ」
とササンから数日前に携帯のショートメッセージが入った。ジャカルタ発行の『VUSUAL ARTS』がジョグジャのディストリビューターに届くのに時間がかかるために、私が最新号を手に入れたのは昨日のこと。


b0090333_0273091.jpg 確認してみると、あったあった、全4ページに高橋さんのテキストがまるまる載っている。さらに、編集部からの言葉として
「本来、展評といえば展覧会開催から間もなく掲載されるものである。がしかし、愛知県美術館学芸員である高橋氏から見たインドネシア現代美術というものは、我々にとって非常に貴重な見解であると本誌は考えた・・・云々」


b0090333_027548.jpg ここまででっかく作品の写真も掲載されているので、5人の参加作家、きっと嬉しいだろう。私もようやくホッとした。あれだけ多忙な方に書いていただいたテキストなだけに、掲載されなかったら私は愛知県美術館に足向けて寝られないところだった。


b0090333_02897.jpg さらに、新しくなった編集者に頼まれて書いた私のテキスト、昨年10月に見に行った韓国での2つのビエンナーレ(光州と釜山)のレポートもちゃんと載っていた。


 話は変わり、フィリピンはキブガン村で行われる「国際環境デー」(4月5日付『キブガン村の修行系プロジェクト・イン・フィリピン』参照)のポスターのラフが出来上がった。主催のNGO代表Mさんから
「ミドリさんの飼ってる猿使って、自然環境保護とアートが一緒になったイメージで、おもしろくできないかしら」
と希望を伝えられて作ったのがコレ。

b0090333_0283387.jpg 最初はインドネシアのつもりで椰子の木を配したのだけれど、かなり標高の高いキブガン村周辺には椰子はないらしい。そこで松に変更。ちなみにこの猿は私の愛猿スギトの相棒、ソチョ(男)の方を使った。


 さらに話は遠く大阪へ飛ぶ。
 私のヨーヨーの師匠TAKAさんがGWの今日は大阪でパフォーマンスをしていることを彼のブログで知ったので、私の友達Sさんにメールして、
「一度でいいから、あの技を生で見てきて!」
と連絡したら、本当にSさん、ダンナさまと一緒に見に行ってくれたのだ。さらに写真まで送ってきてくれた。


b0090333_0285974.jpg お~、懐かしのTAKA師匠とSさん!


 さらに嬉しいことに、このSさん夫妻もヨーヨー道に入った。すでにマイ・ヨーヨーもってるもん、Sさん。ダンナさんのブログには、なんで私がここまでヨーヨーにハマれるのかわからなかったらしいけど、今日の師匠のパフォーマンス見て買ってるし、マイ・ヨーヨー。
 夜になって、Sさんから
「今となりの部屋からHさん(ダンナさん)がコロコロ・・と犬の散歩技やってる音が聞こえます」
ってメールが来て、私まで嬉しくなってしまった。仲間ができた~~~。
 Sさん夫妻に先越されないように、私も日々練習に励まねばっ。
 
by midoriart | 2007-04-29 23:25 | Art