Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

フィリピン料理教室「アドボ」

 バスの長旅で朝起きたら全身が痛い。今日はパトリックと最後のランチの約束があるけれど、午前中はそれ以外に予定がない。バギオへ行く前から、メイ女史が一度は一緒にSPAへ行こうと言ってたのを思い出したので、寝起きの床から携帯メッセージを送ると、すぐに電話がかかってきて、
「OK!ミドリ、行きましょう!10時から予約を入れておくわ!」
ってことで早速フィリピンで初めてのSPA。2時間コースは頭部マッサージとフットスパ、サウナにちょっと入ってから全身マッサージ。2時間で終えてすぐに電車に乗れば、パトリックと待ち合わせのデパートまですぐ。
 その計算でいたんだけれど、このSPA、マッサージ終わった後に部屋の中を暗くして、全身を分厚いタオルでくるんで、そのままほっといてくれるもんだから、メイ女史のいびきで気づいたらもう約束の時間の15分前。飛び起きて服を着た。いったいマッサージの後、どれだけ寝てたのかよくわからない。

 そして最後のパトリックとのランチはまたもや私の好物3品。彼に任せておけば絶対にフィリピン料理のチョイスに狂いはない。さすがは国際的キュレーター、食べ物のコーディネートにも優れている。日本の美術誌や美術館のカタログにもよく登場する彼は、私専用のフィリピン料理のコーディネーターでもある。にしても、彼のおかげで去年の初フィリピンがあり、そこから展開して今回2度目のフィリピンとなった。すべては彼から始まった。感謝の気持ちを彼に伝えると
「ミドリがオープンマインドで、勝手にどんどん友達を増やしていけるからいいのよ。だから自然と縁が広がっていくんだから」
という。
 私はけして人当たりのいい人間ではないけれど、自分に合う人を見つける嗅覚には優れている。だからかイイ出会いがたくさんあるのは確かだ。パトリックとは来年春辺りに何か新しい美術展をインドネシアからもってきてフィリピンで開催しよう!と盛り上がった。是非、実現させたいものだ。

b0090333_2245323.jpg 彼と別れてUP(フィリピン大学)へ戻る。午後5時からはメイ女史の学生たちと最後のミーティング。といっても今日の出席はカーラ1人。メイ女史のキュレーターシップのクラスにいる5名が、グリーンパパイヤでの個展後、私の作品の搬出をしてくれることになっている。そして10月まで作品をUPで保管し、今度は大学内のギャラリーで再度展示されることになる。今日はその打ち合わせ。右からカーラ、メイ女史。


 さて、フィリピンに来てから私がよく美味しいフィリピン料理の話をするので、ブログをチェックしている中学からの友人の一人が
「ちゃんと料理の仕方を覚えてきて、今度日本に帰ったら作ってよ」
といってきた。
 何度食べてもたまらなく美味しいAdobo(アドボ)の作り方は、私も是非知っておきたかったので、今回滞在中に3人から教わった。違いがあるのか見てから自分に合った方法を選ぼうと思ったけれど、どこでも方法はほぼ同じシンプルなものだった。日本でも簡単に作れるので、今日はお料理教室としよう。

b0090333_2254757.jpg アドボは鶏肉または豚肉を煮込んだもの。両方一緒に煮てもよし、どちらかだけで煮てもよし。私はどっちかったら豚肉で作ったものが好き(写真はパトリックとレストランで注文したアドボで鶏肉&豚肉)。

b0090333_2262916.jpg 用意するものは肉、にんにく、赤タマネギ(日本のでっかいタマネギだとちょっと甘くなりすぎるかも)、黒粒コショウ、月桂樹。そして醤油と酢。以上。写真はこっちで一般に売られている醤油と酢。

b0090333_2271688.jpg 1)まずニンニクをつぶし、赤タマネギをスライスする(写真は鶏肉で作ったときのもの)。


b0090333_2281547.jpg 2)鍋に月桂樹以外をすべて入れ、醤油と酢を1:1で入れる。

b0090333_2285146.jpg 3)どんどん煮込んでいったら途中で月桂樹を入れる。

 4)やわらなくなるまで煮る。
 5)味をチェック。酸っぱさが足りなかったら酢を加える。もっと煮込みたかったら水と醤油&酢を足す。


 ホントにたったこれだけでOK。塩も砂糖もいらない。ほんのりと酸っぱいのがアドボの魅力。まだ日本の醤油と酢から作ってみたことがないのでなんともいえないけれど、こっちの醤油と酢は日本のものとさほど変わらないので、おそらくかなり近いものができるはずだ。煮込めば煮込むほど旨みが肉にしみてたまらない一品。一度お試しアレ。
by midoriart | 2006-08-14 22:03 | the Philippines