Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

ついに終盤「バンブー幼稚園」&1年ぶりのFutureprospects

 朝からパトリックのメッセージが携帯に届く。昨日のハイソサエティーな美術大賞に出席したら、金持ちウィルスにかかって体調が悪いというので明日のアーティスト村訪問は延期。まっ、旅ってのは往々にしてこういうものだ。日本人の感覚を100%持ち合わせていた頃は、スケジュールどおりにいかないと時間を損した気分でイライラしたりもしたけれど、ここまでインドネシア滞在が長いと、秒刻みに物事を進めることが限りなく不可能に近いことを学ぶ。だから多少の予定が変わろうとも、私は動じなくなった。

 今日はデイシーさんがどうしても紹介したいアートスペースがあるというので、午後から一緒に出かけた。スペースの名を聞かずに行ったのでわからなかったけど、ここは初フィリピンでパトリックに案内されて訪ねた場所だった。もともと今回の滞在中に寄るつもりだった場所なのでラッキー。

b0090333_0495336.jpg 現在フィリピンで数少ないアクティブなアートスペースFutureprospectsは、現在実質2人の若手アーティストによって運営されている。その一人、ゲイリー・ロスとは先回すでに会って話したことがあったので、今日再会できて嬉しかった。さらに、デイシーさんは彼らの母体であったギャラリーBig Sky Mindを、ずっと前からサポートしてきた彼らのよき母ちゃんでもあったことが今日わかった。


b0090333_0502640.jpg 彼らのスペースがあるケソン市のクバオは若者で賑わう街、アウトレット靴屋が並ぶコンプレックスの中の一つを借りてアートスペースを始め、もうすぐ2周年だという。同じコンプレックスには去年はなかったこんな新しいギャラリーも出来ていた。古臭さが逆にお洒落な感じで今では靴屋に限らずアーティストやデザイナーが店を出している。


 コンプレックスをプラプラしていたら、日本の食玩系を並べた店が!
 鬼太郎シリーズや、コーラのキャップにあった猿の惑星シリーズがウィンドウから見えているのでついつい中に入ってみた。猿に目のない私が一人叫んでいるのでデイシーさんもビックリ。 ここで見つけたものはコレ!
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 コカコーラ(ペプシだったかなー?)から猿の惑星キャップシリーズが出たとき、猿好きを知っている私の姉が美容院のアシスタント2人にも頼んで毎日毎日コーラを飲んでキャップを集めてくれたにも関わらず、結局最後まで手に入れることのできなかったレアな一品「宇宙服猿」。なんとフィリピンで出会うとは!当然買いです。50ペソ、約100円。

b0090333_0513967.jpg さらに、きっとバッタだろうけど、バシングエイプのフィギュアも2つ見つけてもちろん買い。こちらも1体50ペソ。いったいいくらで仕入れた???今日は猿に運のある日だ。


 その後デイシーさんとFutureprospectsのゲイリーと近くでピザを食べ、今度はオルティガス地区にあるでっかいショッピングセンター内にあるギャラリーへ向かう。このメガモール4階にはたくさんの商業画廊が軒を並べている。その中の一つFINALEでデイシーさんの息子、ロバートが明日から個展を開くため、今日は作品をセッティングしているという。当日だと人がいっぱいでゆっくり見られないので、今日行くことにした。こんな感じ、小奇麗で小洒落た店ばかり。

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 ロバートは作品展示に疲れてくったり気味、デイシーさんは息子とその友人たちのためにサンドイッチを買いに行ってしまったので、私は4階をふらふら徘徊した。

b0090333_0524890.jpg やっぱり今日は「猿の日」だったようで、小さなアートショップではこんな謎の猿を発見。真鍮製のインド産。しかし、いったい、お前はホントに猿なのか?別の生き物なのか?が、尻尾の感じは猿。店の者も猿といいはる。じゃー買い。175ペソだったのを、モノは試しで値切ってみたら150ペソ(約300円)になった。ってことで今日は4匹の猿が手に入ってかなり幸せ。

b0090333_053212.jpg 昨日東からメールがきた。フィリピンに来てから3度目の写真付きレポートだ。メールには
「昨日退院したよ。今日は早速プンドン村の幼稚園のチェックに行ってきた。嬉しいことにここまで出来上がってるよ。後はセメント部分の塗装なんだけど、ミドリの壁画がくるから、ベースの色はミドリに決めて欲しい」
とあった。そこで、こどもプロジェクトTシャツに使っているレモンイエローを基本色にするようお願いした。後は私がジョグジャに戻って、この部分に絵を描いて完成~!

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 11日からはルソン島北部、標高1500mの町バギオへ行く。ここにはたくさんのアーティストが暮らしていて、国際交流基金のBさんも気になっているという。そこで今回一緒に出かけることになったのだ。Bさんがすでに数人のアーティストとアポイントメントを取ってくださった。さらに昨夜、金持ちアートアワードにいらしたBさんが
「廣田さん、むこうでもなんかやってよ。アーティストトークやろやろ!」
と私をつつく。
 バギオは1990年6月大地震に見舞われ多数の死者を出した街。今でも死者の冥福を祈る儀礼があるという。ここで「こどもテントプロジェクト」のプレゼンテーションをして現地のアーティストと地震体験をシェアできるのはとても有意義だと思う。
「やりましょう!やりましょう!」
 最初はアーティスト訪問とローカルなテキスタイルや工芸を見るだけのつもりだったけれど、ミッションが出来てイイ意味で気合が入ってきた。明日はちょっとアーティスト・トークの予習しながらUP(フィリピン大学)内の美術館などを回ろうと思う。
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by midoriart | 2006-08-09 23:48 | the Philippines