Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

パトリックの美術館ツアー

 朝2時半に帰宅して部屋の掃除してシャワー浴びて寝て、朝は6時半に起きた。今日はマニラで朝からパトリックと待ち合わせ。今回のUP(フィリピン大学)とグリーンパパイヤでのプロジェクト、すべてのきっかけとなったのがこのパトリックF氏。国立博物館のアートセクション・キュレーターだ。

 彼と知り合ったのは昨年の3月頃だったろうか、彼がインドネシア近代美術について調査でジョグジャに数ヶ月滞在したとき、一緒に美術館を回ったりコレクター宅を訪問したりした仲。とても繊細な人なので、私にしてみたら女友達ができたみたいな感じで気が合い、一緒にフットマッサージに行ったりもした。
昨年8月、彼がジャカルタ経由で帰国するとき、タイミングよくジャカルタで大きな展覧会があったので、私もジャカルタへ行き、彼とお別れ会をした。私が近々ビザの手続きでシンガポールへ出る予定があることを話すと、彼が言った。
「そこまで来るならフィリピンも見たらいいのに。シンガポールからならタイガー航空でとっても安くチケット取れるから」
b0090333_221125.jpg

 知らない国でも知り合いがいるとなると断然親しみがわく。ましてやそのときには、国際交流基金のBさんがちょうど所長としてマニラに赴任したばかりだと聞いていた。二人も知ってる人がいたら心強い。それでジョグジャに戻ってからスケジュール調整し、シンガポールからわずか70ドルで往復できるタイガーエアーのチケットを買って「初マニラ」したのがちょうど1年前、2005年の8月のことだったのだ。今回のプロジェクトをコーディネートしているメイ女史を、UPの同僚だからと紹介してくれたのも彼。すべては彼から始まったのだ。

 UPの宿からマニラの中心までタクシーで1時間。渋滞を見込んで1時間半前に出発したので約束の30分前に着いたけど、博物館の学芸室まで呼びに行くと彼はさっさと仕事を切り上げてくれた。そして今日のツアーは展覧会巡り。彼が企画した展覧会がナショナル・ミュージアム内で二つ、CCP(フィリピン文化センター)内で一つ。このCCPは69年にあのイメルダ夫人が建設したものでなかなか貫禄ある建物。レベルの高いパフォーマンスやオペラなどに使える立派なホールももっている。
b0090333_21593358.jpg

 ここでみたのはAlfredo Juan AquilizanとMa.Isabel Gaudinez-Aquilizanが夫婦で制作している作品。彼らはかつて東京でも発表しているし、近いところではシドニー・ビエンナーレにも参加している。自分たちの生活道具をダンボール箱に詰め、スポッと箱を抜いて残った日用品の塊を会場に展示しているのだけれど、その日用品の色の組み合わせや、会場の匂いにこだわるあたりがとても気に入った。彼らの家には来週木曜日パトリックが連れてってくれることになっている。会うのが楽しみだ。

b0090333_2203158.jpg その後、CCP近くに最近できた「アジアで一番大きいショッピングセンター」SMマート・アジアに行った。マニラ湾の真横に建つモールで、映画館あり、スケート場あり、多分店舗は500以上入ってるんじゃないかって広さ。フィリピン料理で何が私の好物かすでにツボを抑えているパトリックが豚煮、白身魚とゴーヤのサワーソース、野菜のココナツミルク和えをオーダーしてくれた。ヤバい。本当にここの味は口に合うので危ない。誘惑多すぎ。
b0090333_2213492.jpg


b0090333_222422.jpg 話はコロリと変わり、東から昨日あった報告。バンブー幼稚園ここまでできてきましたー。本来の予定では、今週末に完成だったのだが、このくらいの遅れは全然仕方ない。屋根が仕上がってくるとかなりイイ感じ。東も
「全体の工程が遅れてるのだけが気になるけれど、仕上がりはとてもイイよ。机と椅子はミドリが戻ってきてから購入してこどもプロジェクトのステッカーを貼って寄贈しよう」
とのこと。建物自体はおそらく私が戻るより先に完成するだろう。建物の外に幅60センチほど舗道用タイルも敷くので子供たちが走り回っても安全だ。

b0090333_2223735.jpg 実は東は今朝ジョグジャで手術を終えた。こどもプロジェクトで過労だったらどうしようかと思ったら持病が悪化したらしい。不規則な食生活で胃から腸に皺寄せがいったらしい。携帯のメッセージでは短い文章しか送受信できないので詳しくわからないのだけれど、とにかく今日午後に無事手術が終わり、明日には退院できそうだとメッセージが入った。彼にはビマ他数人の同じくらいデキる仲間がいるので、今のうちにちゃんと養生するように言ったんだけれど、性格上無理なんだろうなぁ。私は遠くから早い回復を祈るしかない。

 今日は新しく出会ったフィリピン女性のお宅でディナーに誘われた。彼女の運転手が宿まで迎えに来てくれるらしい。もう8時半なんだけど、迎えに来ないなー。以前国際交流基金のインドネシア支部にいらしたMさんは大のフィリピン好きで、休みがあればフィリピンに来ている人。アーティストや映画関係者などたくさんの知り合いがいるので、会っておくといい人を紹介してくださいとお願いしたら、最初に名前の挙がったのがこのデイシーさんだったのだ。早速連絡したら昨日の展覧会オープニングに来てくれた。そして今日はディナーのお誘い。Mさんによればとっても素敵な家に住んでいる肝っ玉母ちゃんで、若いアーティストをよく支援してくれるらしい。デイシーさんちのことは明日報告しよう。
==================================
◆救援パックの参加は7月27日をもって終了させていただきました。ご自分のサイト、ブログ等でリンクのある方は、その旨お知らせくださいますよう、お願いいたします。

◆東って誰?って思う方は、当ブログの「新たな仲間登場」
http://midoriart.exblog.jp/d2006-06-05を見てください。
◆「救援パック・プロジェクト」隊員って誰?って思う方は「ジョグジャ救援パック小隊:隊員紹介」
http://midoriart.exblog.jp/d2006-06-14を見てください。
◆救援パック・プロジェクトの1ヶ月の会計報告は
http://midoriart.exblog.jp/d2006-06-27を見てください。
◆救援パック・プロジェクトの2ヶ月目の会計報告は
http://midoriart.exblog.jp/d2006-07-23を見てください。
by midoriart | 2006-08-04 23:57 | the Philippines