Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

ビエンナーレ開幕

 思いのほか長くなった日本滞在から戻り、必死で完成させた作品をジャカルタへ送ったのが5月18日。私自身は20日にジャカルタ入りし、21~22日の一日半を作品設置に費やし、22日の夜ジャカルタ・ビエンナーレが幕を開けた。写真はオープニングの現代舞踏。この他に、有名なジャズグループ「カルカト」のピアニストによる伝統音楽とジャズをミックスさせた音楽も紹介された。結構お金をかけたオープニングだった。
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 昨年からやたらとビエンナーレが続くインドネシアだが、実はジャカルタ・ビエンナーレは一番歴史が古い。第1回は独立から10年も経たない1974年。インドネシア人としてのアイデンティティを美術からも求めようという気運の中で始まったもので、当時は「ビエンナーレ」と言わずに「絵画展」と称した。それが2年ごとに開催されるにつれ、1982年から「ジャカルタ・ビエンナーレ」と呼ばれるようになる。
 当時インドネシアはまだ政情も安定せず、この美術展は連続して開催されることはなかった。間を3年空けたり、2年おきに戻ったりしながら、1998年に第11回ビエンナーレを開催して以降、今年第12回が実現するまでにはなんと8年のブランクがある。

 今回のビエンナーレは三つのカテゴリーがある。新しいメディアを使う若手作家、歴史を作ってきた作家、インドネシアに影響を受け、与えている外国人作家。私はこの国にいるとフクロウかこうもりの気分になる。時にはジョグジャカルタの作家と扱われ、今回は外国人と扱われて3番目のカテゴリーに入れられた。ま、作品が発表できれば他人の決めたレッテルなんてどうでもいいとも思うけれど。
 ジャカルタ・ビエンナーレに招待された「外国人」作家は6名。ジャカルタ在住アメリカ人と韓国人、バリ在住イタリア人とドイツ人、ジョグジャ在住の日本人(そう私です)とマレーシア人。とにもかくにもこうして開けたジャカルタ・ビエンナーレの内容、私の作品についてはまた別の日に。
by midoriart | 2006-05-23 05:08 | Art