2月21日◇ムラピ火山噴火・救援活動レポート58【お勉強パック配布】
2011年 02月 21日
2月21日午後4時16分、メラピ火山噴火の被災地にできた臨時学校へKODOMOプロジェクトの「お勉強パック」を届けに行ってきたチャハヨから報告メールが届いた。
「ハロー緑。ジョグジャは暑いよ、ましてやチャンクリンガン(メラピ火山噴火の被災村)は、さっきとんでもなく暑かったよ。
僕らはいまさっき、メラピ山から降りたところだ。神のおかげで、「お勉強パック」の配布は予定通り、順調に進んだよ。今回はチャンクリンガン、グンガン、スルネン、グラガハルジョ、バトゥール地区での配布だったよ(参考までに現地名をアルファベット表記しておくと、Cangkringan, Gungan, Srunen, Glagaharjo, Batur)。
今日は朝6時から作業を始めたよ。まず最初にレンタルした自動車にパックを積んで、プランバナン方面から山に上っていったんだ。ほら、君が来たときもそうだったけど、いまだに主要な橋が決壊しているから、大きな車は臨時の橋を使えないんだ、だから遠回りする必要があるのさ。午前7時にボランティアのワワン、ココ、ハフィード、アラム、ウィスヌと一緒に出発したよ。
効率のいい巡回のために最初はグンドル川の東沿岸にあるグラガハルジョに行き、次にスルネン、グンガン、バトゥールと回り、最後にチャンクリンガンへ行ったよ。現場ではすぐに文具と衛生グッズを一緒にした「お勉強パック」を配布して、子どもたちに分けた。みんな僕らの作った「お勉強パック」をとても気に入ってくれたよ。緑、君がデザインしたリュックの色とイラストが子どもたちにはとても素敵に見えたそうだよ。それだけじゃなく、さっそく中身を開けて、文具を使う子どももいたよ。
学校関係者も、子どもたちも、それから偶然ここに子どもの迎えに来ていた両親たちも、僕らKODOMOプロジェクトのアイデアと、的確な支援対象、敏速な行動を見て、とても喜んでくれたよ。彼らがいうには、たくさんの支援が入ってきても、それが直接被災者の彼らに届くことはすくなくて、時には本当に必要なものがわからないままの支援もあるそうなんだ。
彼らの喜ぶ顔を見て、僕たちの疲れも吹き飛んだよ。日本のみんなのあたたかい気持ちが、被災地の子どもたちにこんなにたくさんの笑顔をプレゼントしてくれたんだね。僕たちも心から君の日本の友達に感謝しているよ。
今日は学校関係者と、今度日本のNPOが主催して開催する被災地の子どもたちの絵の展覧会についても約束をしてきたよ。1週間後にまた僕らが学校を訪ねて、今後支援できるものの確認をして、子どもの絵も回収する予定だ。
それからKODOMOプロジェクトで考えている臨時学校のことだが、スルネン村に学校を建てられる場所が見つかったよ。敷地はおよそ40x6mある。建設にかかる費用についてはまだ算出していないんだが、およそ8600万ルピア(約82万円)かかるだろう。これはもちろん、今後もまだ義援金が僕らに託された場合のことなんだけどね。今はまず僕らにできる範囲で今回の「お勉強パック」のような形で彼らをサポートしていければと思っているよ。
君と、日本の皆さんの協力には本当に感謝しているよ。被災した彼らにとってはどんな支援であれ、彼らのことを想ってくれる人がいるということは本当に心の支えだ。君の先輩、奈良美智さんにも心からお礼を伝えてくれ。日本の皆さんのあたたかい善意に対して、神の祝福があることを祈る」
チャハヨ・インダ
★ジョグジャのチャハヨも感謝している【奈良フリマ】とは私の大学の先輩、アノ奈良美智さんが主催するフリーマーケットのこと。私はここでKODOMOプロジェクトの現地での活動の様子、今回のメラピ火山噴火と二次災害の土石流に関するビデオを上映します。
今までKODOMOプロジェクトに賛同くださった皆様、ジョグジャのことを心配くださっている皆様、是非。
2月22日スガノキヨミさま、ホシノさま、匿名希望の方より義援金をお預かりしました。また、三原寛子さまより現地のチャハヨ宛てに毛布とタオルセットが届きました。「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに104名8団体から1,013,232円と79,486,612ルピアが集まっています。
皆様からの義援金はメラピ火山噴火の被災地、二次災害で今も避難生活をしているプティ川(ムンティラン)周辺の人々、特に子どもたちのために使われています。これからもKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。
★我々KODOMOプロジェクトの活動がインドネシアで発行の『じゃかるた新聞』に掲載されました。
「ハロー緑。ジョグジャは暑いよ、ましてやチャンクリンガン(メラピ火山噴火の被災村)は、さっきとんでもなく暑かったよ。
僕らはいまさっき、メラピ山から降りたところだ。神のおかげで、「お勉強パック」の配布は予定通り、順調に進んだよ。今回はチャンクリンガン、グンガン、スルネン、グラガハルジョ、バトゥール地区での配布だったよ(参考までに現地名をアルファベット表記しておくと、Cangkringan, Gungan, Srunen, Glagaharjo, Batur)。
今日は朝6時から作業を始めたよ。まず最初にレンタルした自動車にパックを積んで、プランバナン方面から山に上っていったんだ。ほら、君が来たときもそうだったけど、いまだに主要な橋が決壊しているから、大きな車は臨時の橋を使えないんだ、だから遠回りする必要があるのさ。午前7時にボランティアのワワン、ココ、ハフィード、アラム、ウィスヌと一緒に出発したよ。
効率のいい巡回のために最初はグンドル川の東沿岸にあるグラガハルジョに行き、次にスルネン、グンガン、バトゥールと回り、最後にチャンクリンガンへ行ったよ。現場ではすぐに文具と衛生グッズを一緒にした「お勉強パック」を配布して、子どもたちに分けた。みんな僕らの作った「お勉強パック」をとても気に入ってくれたよ。緑、君がデザインしたリュックの色とイラストが子どもたちにはとても素敵に見えたそうだよ。それだけじゃなく、さっそく中身を開けて、文具を使う子どももいたよ。
学校関係者も、子どもたちも、それから偶然ここに子どもの迎えに来ていた両親たちも、僕らKODOMOプロジェクトのアイデアと、的確な支援対象、敏速な行動を見て、とても喜んでくれたよ。彼らがいうには、たくさんの支援が入ってきても、それが直接被災者の彼らに届くことはすくなくて、時には本当に必要なものがわからないままの支援もあるそうなんだ。
彼らの喜ぶ顔を見て、僕たちの疲れも吹き飛んだよ。日本のみんなのあたたかい気持ちが、被災地の子どもたちにこんなにたくさんの笑顔をプレゼントしてくれたんだね。僕たちも心から君の日本の友達に感謝しているよ。
今日は学校関係者と、今度日本のNPOが主催して開催する被災地の子どもたちの絵の展覧会についても約束をしてきたよ。1週間後にまた僕らが学校を訪ねて、今後支援できるものの確認をして、子どもの絵も回収する予定だ。
それからKODOMOプロジェクトで考えている臨時学校のことだが、スルネン村に学校を建てられる場所が見つかったよ。敷地はおよそ40x6mある。建設にかかる費用についてはまだ算出していないんだが、およそ8600万ルピア(約82万円)かかるだろう。これはもちろん、今後もまだ義援金が僕らに託された場合のことなんだけどね。今はまず僕らにできる範囲で今回の「お勉強パック」のような形で彼らをサポートしていければと思っているよ。
君と、日本の皆さんの協力には本当に感謝しているよ。被災した彼らにとってはどんな支援であれ、彼らのことを想ってくれる人がいるということは本当に心の支えだ。君の先輩、奈良美智さんにも心からお礼を伝えてくれ。日本の皆さんのあたたかい善意に対して、神の祝福があることを祈る」
チャハヨ・インダ
★ジョグジャのチャハヨも感謝している【奈良フリマ】とは私の大学の先輩、アノ奈良美智さんが主催するフリーマーケットのこと。私はここでKODOMOプロジェクトの現地での活動の様子、今回のメラピ火山噴火と二次災害の土石流に関するビデオを上映します。
今までKODOMOプロジェクトに賛同くださった皆様、ジョグジャのことを心配くださっている皆様、是非。
2月22日スガノキヨミさま、ホシノさま、匿名希望の方より義援金をお預かりしました。また、三原寛子さまより現地のチャハヨ宛てに毛布とタオルセットが届きました。「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに104名8団体から1,013,232円と79,486,612ルピアが集まっています。
皆様からの義援金はメラピ火山噴火の被災地、二次災害で今も避難生活をしているプティ川(ムンティラン)周辺の人々、特に子どもたちのために使われています。これからもKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。
★我々KODOMOプロジェクトの活動がインドネシアで発行の『じゃかるた新聞』に掲載されました。
「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。
三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439
廣田緑
ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします。
お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。
三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439
廣田緑
ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします。
お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。
by midoriart
| 2011-02-21 18:19
| メラピ火山噴火