Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

12月21日◇ムラピ火山噴火・救援活動レポート32

※12月15~21日までフィリピンのイフガオ州ハパオ村へ滞在制作に行っていました。世界遺産の棚田の村では、インターネットはもちろんのこと、携帯の電波も届かないほどの環境だったため、チャハヨから送られてくる報告メールをリアルタイムにUPデートすることができませんでした。今日マニラまで戻り、インターネット環境ができたので、この6日間の報告をさせていただきます。

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12月16日午後6時5分
 今日は僕らが入ることのできたメラピ近くの村の様子を送るよ。たくさんの倒木を幹から切らなければならないのに、足元の竹の株群が邪魔をしてうまくいかないんだ。厚く積もった火山灰が雨水と混じって被災村へのアクセスもままならない。
被災地はまだ支援の必要な状態だ。被害にあった家屋は焼け焦げて構造だけ残っている。明日からボランティアチームの人員を増やして道路の清掃と整備を一気にやろうといっている。
 避難所の子供たちは今日、臨時学級で学んで、サッカーや折り紙で遊んだよ。今は僕らのKODOMOプロジェクトの臨時学校に48人の子供がいる。ムンティラン(ボロブドゥールに近い村)避難所からはまだ報告がないが、何かあればすぐ君に連絡するよ。
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12月17日午後10時50分
 今日はメラピ火山の一番高い場所にあるキナレジョ村とパングレジョ村周辺での活動をした。昨日ここまでの道路を開いてからようやく今まで支援の届かなかった村へ入ることができたよ。ここからチームを2つに分け、ひとつはまだアクセスがふさがれている村へ入るための清掃活動、そしてもうひとつが新たにアクセスできた村に必要な物資の配給とデータ収集だ。
 僕らは村人で構成されたチームに協力して被害の軽い学校のひとつを復旧させることにした。先生や周辺住民とで火山灰を取り除いた。早く子供に勉強できる環境を戻してやりたい一心でみんな一生懸命に力を貸してくれたよ。
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 支援の届かなかった村へ入ったチームは今日から臨時の対策本部を設置した。これが今後の活動の中枢司令部の役目を果たすことになるんだ。できるだけ早くにメラピ山麓で緑化活動をするつもりだ。ほら、ちょうど今なら雨季だから植物も早くに育つだろ。だからなんとか早急に植物(野菜)の苗や種の支援を探したいと思っている。送った写真を見ても、どれほど田畑が大きな被害を受けたかがわかるだろ。熱雲に襲われてもそれを守る木が一本も生えていないどころか強い種と言われる竹すらも、根っこからボロボロになってしまったのだからね。
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 緑、12月16日に60万ルピアがチルボンのYumiko Kashuから振り込まれていたよ。感謝を伝えてくれ。
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12月19日午後8時7分
ここ数日はチャンクリンガン村で活動をしている。このエリアは熱雲が流れたグンドル川に近いために現時点までにメラピ噴火の最も多い犠牲者を出しているんだ。土地は乾き、噴火物のために今でもまだ足元が熱く感じる。まだたくさんの火山灰が残っていて、大きな溶岩の塊の中はまだ高温だ。硫黄臭さが全体に立ち込めている。今日はここで村人とボランティアが力を合わせて清掃をしたよ。
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 今日のメラピは晴天でとても美しい山の姿を見ることができた。清掃で火山灰にまみれている僕らが、ほんの少し気持ちよくなれた時間だったよ。
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 ムンティラン避難所ではいつもどおりに子供がプログラムをこなし、栄養補助を受けたよ。支援はますます少なくなってきているけれど、できるだけのことはしている。それとジョグジャ市内ではチョデ川が今も警戒状態だ。泥流が触れる危険がまだまだ高いからね。今日は雨が降らなくてよかったよ。
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12月20日午後2時56分
 今日も僕らは被災地の家屋の清掃、支援の届かない村への道路開通作業をした。今日は村人だけでなく、突然クラテン県から2台でやって来た多くのボランティアが参加してくれたよ。彼らはほとんどがお年寄りで、以前地震で被災した地域の人たちだ。彼らいわく、自分たちも以前地震で被害に合い、そのときにメラピ周辺の人たちに助けられているんだから、今回は自分たちが助ける順番だと思ったというんだ。彼らは自分たちで工具やシャベル、箒、さらに自分たちの食事まで用意して来ているんだよ。すごいだろう、これがジョグジャの人々の他者を思いやれる素晴らしいところだと思うよ。
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 今日は僕らまでもが彼らの持ってきたお弁当をいただくことができたよ。多くのKODOMOプロジェクトのボランティアが現地で料理しなくて済んだのはとてもありがたいことだよ。今日は家屋の清掃をしたところで雨が降ってしまったから明日もまた続けることにするよ。
 チョデ川を見守るチームによれば、今日の雨模様の空のために泥流の警告が発せられたそうだ。非難所の臨時学校は最小限の支援物資の中でなんとかプログラムをこなしている。日本からの義援金は可能な限り栄養補給と食品に当てようと思っているよ。
 緑、12月19日に25万ルピアの義援金がRumikoから送られているよ。
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 12月15~21日までにYumiko Kashuさま、Rumikoさまより義援金をお預かりしました。「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに83名の方から828,232円と455万ルピアが集まっています。皆様からの義援金は被災地で栄養不足な子供たちの食事サポート、被災地へ戻った村人への物資支援と復興支援のために使われています。これからもどうぞKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。


★我々KODOMOプロジェクトの活動がインドネシアで発行の『じゃかるた新聞』に掲載されました。

★ガルーダインドネシア名古屋支店インドネシア・コーナーの中でも、KODOMOプロジェクトの活動が紹介されています。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
広田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします


お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。

by midoriart | 2010-12-21 22:18 | メラピ火山噴火