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Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

12月12日◇ムラピ火山噴火・救援活動レポート29

12月12日◇ムラピ火山噴火・救援活動レポート29_b0090333_11145053.jpg 12月12日午前0時24分、チャハヨからのメール。
 今日(11日はようやくひどい雨も降らず、ムンティラン地区の河川沿岸に土石流浸水の心配がない日になったよ。夕方にようやくジョグジャに戻ることができたからその足でキナハルジョ村へ行ってきた。被災の村はあまり変化なく、崩壊した家屋の瓦礫が散らかり、死んだ家畜も焼却や埋葬されずに残っていた。避難所から戻った村民がその片付けに追われていたよ。村民の復興への意欲は強く、小さな商売を始める人、火山灰でやられたサラッ(果物)畑を元に戻す作業をする人もいた。


 今日のキナハルジョでは熱煙の被害にあったエリアに緑を戻そうという活動があって、1500本の植林をしたんだ。子供たちにも参加してもらったよ。KODOMOプロジェクトのメンバーと村民との会合もあって、ここでわかったことは、浄水、電気、工具支給、これがもっとも緊急課題だ。
 たくさんの家畜の死体がそのまま残っていること、住民の健康状態がまだよくないことを思うと、今後ネズミを媒体にした伝染病が蔓延することも心配されている。以前もこの近くの村で伝染病が流行ったことがあるから余計だ。近くネズミから病原菌がでないかのテストもされるそうだ。
12月12日◇ムラピ火山噴火・救援活動レポート29_b0090333_11152594.jpg
※昨日から落ち着き始めたチョデ川の泥流


 おもしろいことに今ではキナハルジョ村は観光名所になってしまって、たくさんの人がこの村が噴火によってどれほど被害にあったのかを見に来ていた。村民はこのチャンスを生かして支援金募金をお願いしていたよ。
 口座を確認したところ、220万ルピアがジャカルタから振り込まれていたが、会社名も個人名も記されていないんだ。これが緑の言っていたジャカルタの人なんじゃないだろうか。
チャハヨ・インダ

※今日の写真はチャハヨからではなく、最新インドネシア新聞社WEBから引用

 「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」には現在までに78名の方から811,232円と、現地の口座へ370万ルピアが集まっています。皆様からの義援金は被災地で栄養不足な子供たちの食事サポート、被災地へ戻った村人への物資支援と復興支援のために使われています。これからもどうぞKODOMOプロジェクトにあたたかいご支援をお願いいたします。


★我々KODOMOプロジェクトの活動がインドネシアで発行の『じゃかるた新聞』に掲載されました。

★ガルーダインドネシア名古屋支店インドネシア・コーナーの中でも、KODOMOプロジェクトの活動が紹介されています。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
広田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします


お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。

by midoriart | 2010-12-12 11:17 | メラピ火山噴火