Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

11月19日◇ムラピ火山噴火・救援活動レポート13

 11月19日、午前9時38分に届いたチャハヨからのメール

 報告が遅れて申し訳ない、昨日は帰宅が夜中になって眠気に勝てなかったよ。今日は君から20,430,000ルピアの入金を確認したよ。日本の皆さんに感謝している。
 今日の僕らの活動は2チームに分かれて、避難所でのプログラムと、それぞれの村に戻った避難民たちの最新データの調査、そしてまだ避難所に残っている人たちへの物資補充をしたよ。
 避難所のチームは、子供たちのために遊びと勉強を取り混ぜたプログラムを作っているよ。伝統的な遊びを教えたり、絵を描いたりね。

 緑、昨日は君の知り合いだというヌンキと、ラニに会ったよ。話した感じでは彼らはいい人たちだね。どうして彼らが僕たちに会いたかったかというと、緑と一緒に2006年の救援活動でやってきた子供のための救援プログラム、あれに興味があるからだそうだ。彼らも今回のメラピ噴火で支援活動をする準備をしているんだけれど、子供に特化した活動を考えているらしい。
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※ジョグジャ在住の日本人の友達、のぶ君が送ってくれた写真。彼のカリウランにある会社横を流れるクニン川が泥に埋まった様子


 昨日の話し合いでは、まだどういう形でプログラムを作っていくか決まっていないから、経験のある僕らの話を聞きたいということだったんだ。僕は4年前に君と作ったKODOMOプロジェクトのこと、どうやって義援金を集め、使ったのかを話したよ。今回の噴火被災が地震被災よりもずっと長期的な支援が必要になることも説明した。現状を見てごらん、政府からはいまだに何も明確な支援と復興のプランが提示されていないんだよ。避難生活をしなければならない人が、どこに移されるのかもわからない。
 一方、村に戻れた人たちも、いったいどこから手をつけていいやらわからないでいるんだ。火山灰で覆われた村一帯を掃除するための道具もない、インフラ(電気、きれいな水)もまだ復旧していないんだ。さらに食材だって畑がダメになってしまっているから、我々救援隊の支援に頼るしかない状態だ。僕らが子供たちの学校復帰を望んでも、校舎は壊れたままだ。建設を支援したいけれども、彼らがここで確実に今後暮らしていくのかも今はまだわからない。

 こうした状況からして、今は確実な支援計画を立てられる段階ではない。最善なことは、彼らへの物資援助、子供たちへの栄養面でのサポート、噴火の大災害によるトラウマからのヒーリング、そして今避難生活者が直面している現状にいかに順応していくか、こうした面で手助けをしていくことだ。僕が思うに、今こそ彼らにとっては非常に大変な時期だよ、どこへ行けばいいのか、決断を迫られているわけだからね。
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※のぶ君の話:「もともと川幅5mぐらいの子どもが遊べるような小川だったんですが、それが20mぐらいに拡がってました。もとは畑だったところが跡形もなく流されてましたよ。実際に自分の目で見てみて初めてその危険性を理解しました。



 18日「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」の活動のために振込みくださった方は、コバヤシ ノリヨさん。現在までに64万3千円が集まっています。皆様の暖かいお気持ちは責任をもってジョグジャカルタへ届けます。感謝。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
では今も皆様のご支援の気持ちをお預かりしています。義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
広田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします


お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。

by midoriart | 2010-11-19 23:17 | メラピ火山噴火