Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

11月16日◇ムラピ火山噴火・救援活動レポート11

11月16日午後8時26分、今日二度目のメールがチャハヨから届いた。

 「緑、このメールと一緒に数枚の写真を添付した。これがイスラムの聖日の避難所での様子だ。KODOMOプロジェクトのスタッフが撮影して報告してくれたよ。
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 今日は僕らが支援している避難所で5頭の牛と10頭のヤギを捌いたそうだ。この聖なる日の犠牲は捌いた後にすぐ調理してサテ(串刺し)とグライ(煮込み)にした。牛肉はアボン(ジャーキー)やソーセージにするよ。
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 避難生活をしている子供たちも今日のプログラムはとても喜んでくれたよ。聖日らしく、彼らなりに持っている中で一番きれいな服を着て、朝はみなで一緒にモスクで祈り、その後に捌いた肉を一緒に洗ったんだ。炊き出しではこの肉を使ってとても美味いメニューだったよ。
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 緑、悪いが今日は僕が本部へ行くことができなかったよ。この2日間一番コンディションの悪い避難所で寝泊りして救援活動をしたせいか、熱が出てしまってね。医者からは薬とビタミン剤をもらったよ。それだけじゃなくて、僕と話をしているうちに、今度の週末には僕らの避難所に来て、避難生活者の健康状態をチェックしたいと言ってくれたんだ。僕が体調を壊したことで、避難生活者にとってのご利益を見つけたんだ、なかなかのもんだろ(笑)。
 明日にはもとどおり動いてプログラムを監督することができると思うよ」

 
 私がすぐに返信したので、驚いたチャハヨがまだすぐに返事をしてきた。(午後8時44分)
「えらく早い返信だね。ははは。
 ラッキーはどこに転がってるかわからないものさ、今回出会ったボランティアになってくれるという医者がいい例さ。

 そうだ緑、話してくれよ、僕らのKODOMOプロジェクトの活動に対して、君のブログを読んでいる人や義援金をくれた人たちはどんな反応なんだい?というのも、今日もKODOMOプロジェクトに参加したい、このシステムを学びたいという人が訪ねてきたんだ。それに日本のNPOが僕らにコンタクトを取りたいと言うんだろ?今日はインドネシア警察からも女性警官が訪ねてきたんだ。「子供のお友達けいさつ」という部署があるんだが、彼らもKODOMOプロジェクトにボランティアとして参加してくれることになったよ。僕らのプログラム、トラウマ・ヒーリングに興味を持ったそうだよ。明日はこの避難所の子供たちはパトカーに乗せてもらって周辺を回るらしいんだ、すごいことだよ。本当に日本の皆さんに感謝しているよ。ありがとう」

チャハヨ・インダ
by midoriart | 2010-11-16 22:26 | メラピ火山噴火