Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010について

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 2000年から2010年まで10年間をジョグジャカルタで暮らした私は、2006年に中部ジャワ沖地震を経験し、震源地近くにあった私の通っていた芸術大学周辺の下宿で数人の友を亡くした。このブログ上で被災地の近況を伝えるうちに、被災者を助けるために何かしたいという日本の友達の相談を受け、お金を預かって救援物資を届けるようになった。それがブログ上で広がり、支援の輪がどんどん広がり、最終的には約700名の支援者から合計500万円の義援金を預かることになった。
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※右から2人目が私。男ではない。その隣の黒シャツがチャハヨ・インダ

 一人ではとても活動できなくなり、ボランティアグループのリーダーをしていたチャハヨ・インダと知り合う。経験豊かで人望のあるチャハヨと組み、彼の多くの仲間と共に9ヶ月間続けた救援活動は、子供を対象とした救援に力を入れ「KODOMOプロジェクト」の名で日本の皆さんからの義援金を有効に使い、最後には被災地に3つの幼稚園を建設することもできた。もちろん現在もこの3つの幼稚園は健在だ。当時の活動報告はこのようなもの→『救援パック会計報告

 そして今年10月26日から噴火を始めたジョグジャカルタ北部のメラピ火山。現在までに死者は191名となった。早速4年前の相棒チャハヨからメールが届いた。その惨状を聞き、日本にいながら私にできることは何かを考えた。そんなとき、2008年にインドネシアで開催された国際交流の美術展『KITA-Japanese Artists Meets Indonesia』のキュレーターの一人、水戸芸術館の高橋瑞木さんから相談を受けた。「こんなときこそ、ジョグジャでお世話になった我々から何かできないかと思う。参加作家たちに呼びかけたい」
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 すぐに私はチャハヨのことを話した。そして高橋さんが参加作家に呼びかけてくださったのが始まりだった。最初は義援金を託してくださった作家の皆さんに報告のつもりでブログをUPしていたが、アクセスされた方からの問い合わせがあり、地震被災のときのように義援金を募る機関が日本にあまりないことを知らされた。チャハヨとも相談した結果、彼が毎日ちゃんと報告メールをし、私が訳して公開することを前提に、一般に義援金を募ろうと決めたのだった。

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※地震で被災した子供たちをテントに集め、健康管理、メンタルケアなどをメインに活動したときのマーク

 以前は「KODOMOプロジェクト」として日本の友達からの善意であることを示す小さなステッカーを救援物資につけた。こうすることでブログを見た支援者の皆さんにも現場との一体感を味わって欲しかったからだ。今回も、今後フォーカスしていく被災した子供たちのメンタルケア(トラウマ・ヒーリング)、健康維持プログラム(食事管理、栄養補給など)を「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」の名のもとで活動していくことにした。
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※上下の白い文字は「日本の友達からの思いやり」という意味のインドネシア語

 先出の記事(『メラピ火山噴火・救援活動レポートその5』)に書いたように、今後も救援活動には多額の費用が必要となる。そして長期戦になることは確実だ。皆さんの善意の輪は多くのサイトを通して広がっていける。我々の活動は義援金を託してくださった皆さんの活動でもある。この活動に賛同してくださる方には、お知り合いに活動内容を紹介していただきたい。
 この輪が広がり、家を亡くしたジョグジャの人々に一日も早く帰る場所と笑顔が戻りますよう。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
義援金は以下までお送りください。

三菱東京UFJ銀行 藤ヶ丘支店(普)0441439 
広田緑

ルピアで送金される方は、
宛名 Cahyo Inda Wahono
銀行名 BCA(Bank Central Asia)
支店名 Ahmad Dahlan Yogyakarta
口座番号 1691754923
電話番号 (0274)886655
までお願いいたします


お送りいただいた義援金は、確認出来次第このブログ上で報告します。

by midoriart | 2010-11-11 10:42 | メラピ火山噴火