Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

11月10日◇メラピ火山噴火・救援活動レポートその5

 11月10日午後9時31分、チャハヨからメールが届いた。
 「緑、君が二度目に送ってくれた日本の友達からの義援金は3,692万4,000ルピア、今日口座で確認したよ。今日のメラピは静かだけれど、まだまだ気をつけなければならない。今日の活動は昨日のように子供たちのためのプログラム、炊き出し、カウンセリング、物資の補充だったよ。
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 今のところ避難所もちゃんとコントロールされている。ただだんだんと精神障害やストレスの症状が見られる人が出てきている。ボランティアの多くが彼らのカウンセリングをしているんだ。一般的には彼らは避難所で疎外感を感じていて、村に残している家畜のこともとても心配している。彼らの精神を沈めることはなかなかできないよ。

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 今日送った写真から、少しは非難所の様子が想像できるだろうと思う。飲料水のダンボール箱に埋まるようにしてひしめき合っているんだ。

 子供たちはいつものように心理学科のボランティア大学生に付き添われてトラウマ・ヒーリングのプログラムで遊んだ。炊き出しもすっかり順調で、それぞれのボランティアがそれぞれの役目をしっかりこないしているよ。新たなことといえば、避難所にランドリーがオープンしたんだ。僕たちの支援者から洗濯機を借りることができたんだ。
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 緑、救援活動費についてだけれど、いまのところ僕たちはこういう計算をしている。炊き出しのためにかかるのが一食分で160万ルピア(約1万4千円)、1日に3度だから食費だけで1日に480万ルピア(約4万2千円)が必要になる。赤ん坊の粉ミルク、栄養剤、子供たちの食事にかかるのが1日およそ150万ルピア(約1万4千円)、トラウマ・ヒーリングのための画材や文具などが1週間で200万ルピア(約1万8千円)かかっている。だから平均して1日に600~700万ルピア(約5万4千円~6万3千円)ほどが必要になる。

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 もしもまだ日本の友達たちが被災者のことを思い、義援金を託してくれるのなら、君からは毎日送らなくてもいいよ、週に2度まとめてくれたらいいだろう。来週から、もしも全体の様子が落ち着いてきたら、僕らは「KODOMOプロジェクト」の名のとおり子供たちのメンタルケアと健康管理をメインにしていきたいと思っているよ。炊き出しは別の救援グループに任せることも可能だからね。2006年の経験を生かして動きたいと思う。どうもありがとう。
チャハヨ・インダ

 私の知人を通して、たまたま見たこのブログから、Twitterから、ジョグジャの被災地のことを想い、多くの避難生活者のために義援金をお寄せくださった皆様に心から感謝いたします。この災害はまだまだ先の見えない長い避難生活が予想されます。ムラピ周辺の住民、ジョグジャカルタ市民の暮らしが少しでも早く元に戻るよう、今後も「KODOMOプロジェクト」では義援金をつのっていきます。
 賛同してくださる方は以下のURLをご紹介ください。皆様の善意と、それが現地で形になった様子は、日々このブログ内でUPしております。

『KODOMOプロジェクト2010:メラピ』

 本日振込みが確認された方は、黒田千賀子さん、フクシマ ジュンイチ・マリコさん、アサダ アツヤさん、イシダ シュンイチ・リエさん、ワタナベ ユキエさん、フクシマ エリコさん、オオカタ キミエさん、廣田和子さん、以上8名の方から、合計6万円をお預かりいたしました。また、チャハヨのインドネシアの口座に直接義援金を送ってくださったYumiko Kashuさんにも感謝いたします。毎日の活動についてはこのブログで報告いたします。皆様の暖かいお気持ち、責任をもってジョグジャカルタへ伝えます。感謝。

※日本の口座で預かった義援金をルピア送金する際、手数料などで無駄に減らさないため、インドネシア在住の方々にも協力いただいています。ジョグジャの松村ケンさん、バリの箱石育三さん、成瀬潔さんにここでお礼申し上げます。

by midoriart | 2010-11-10 23:52 | メラピ火山噴火