Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

11月7日◇メラピ火山噴火・義援金の使い道

 11月7日朝、メラピ火山で救援活動をしている親友、チャハヨからメールが来た。


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※日本の皆さんから預かった義援金で購入した子供たちのお絵かき道具

「緑、メラピ火山の活動はまだ衰えないよ。今朝は高さ3キロのを上げる非常事態が告げられた。噴煙を上げるときは凄まじい轟音がしたよ。犠牲者の捜索活動のすべてがこの噴煙のために休止させられた。
まだチャンクリンガン村は13人の遺体が見つからないままなんだ。溶岩の流れ出たものはまだ高温で、安全に捜索ができないんだ。最終的な犠牲者は143人といわれている。

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※義援金で購入したアクア(飲料水)


 非難所のすべてが南部に下がってきているよ。今はマグウォハルジョの球技場以外に、UPN大学他大学の球技場、ジョグジャ王宮の広場(私が住んでいた家から歩いて5分の場所!!!)も避難所として使われている。
今回のメラピ火山の状態は国レベルの災害として扱われ、この緊急事態に大統領もジョグジャの大統領邸に事務局をおいて救援活動の指示をしているよ。
 今、僕たちは捜索チームと、避難所チームの2チームに分かれて活動をしている。今のところ、僕は捜索チームのリーダーをしているんだ、だから場所としては遺体の捜索をしなければならない危険地域にとても近いよ。最前にいるから、犠牲者の情報のアップデートも早いんだ。

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※皆さんからの義援金で購入した水浴びの道具(バケツやひしゃくなど)


 避難所チームのリーダーはハンドラヤント、君と一緒に2006年のKODOMOプロジェクトで活動した仲間の一人だよ。彼らは避難生活者の炊き出し、日用品、健康面のケアそして子供たちのメンタルケアと日々の教育プログラムを主に担当している。
 君が日本の友達から集めて送ってくれた義捐金の一部はすでに避難所での必要物資購入に充てさせてもらった。マグウォハルジョ避難所にいる1000人のための食事を作るための炊き出し場確保、バラックで開いている子供たちの臨時学校で必要な文具、老人たちのためのゴザと枕購入、赤ん坊の栄養剤、オムツ、女性の生理用品、飲み水、そしてマスクを購入したよ。

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※皆さんからの義援金で購入したお年寄り用のゴザと枕


 避難所でのコンディションは、ガジャマダ大学の有志学生ボランティアによって、多少よくなってきたよ。彼らは自分たちの住んでいる場所によって活動場所を分担し、赤ん坊とその母親が授乳できるような特別な部屋を確保して、妊婦と合わせて安全な環境を作っている。僕らが活動している本部でも、ガジャマダ大学医学部学生チームによる健康管理コーナーが設けられたよ。それにインドネシア薬剤師組合が様々な薬をストックしてくれている。

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※義援金で購入した子供たちの文具


 緑、このメールと一緒に君が日本から送ってくれた日本の皆さんの義援金によって購入したものの写真を送るよ。昨日チームで話し合いをしてこう決めたんだ。今回の天災には長期的に見た対策が必要となる。だからそれだけ多くの義援金もいる。だからインドネシア国内でも、できるだけ広く義援金を募るよう頑張っているよ。君にも君の方法で、以前のように僕らを助けて欲しい。
 僕らみんなが、君のサポートに、君の日本の友達たちの善意に、心から感謝しているよ。僕らは日本に君たちのような友をもったことを誇りに思う。

チャハヨ・インダ・ワホノ」

 KODOMOプロジェクト救援活動の詳細
by midoriart | 2010-11-07 23:32 | メラピ火山噴火