Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

11月5日◇メラピ火山噴火:現場からのメール6

11月5日夕方、メラピ火山の麓で救助活動を続けているチャハヨから届いたメール。


b0090333_20505216.jpg 緑、これは1世紀に一度の大噴火だ。メラピ火山の中からとんでもない量の溶岩流が吐き出されている。今日午後からの捜索で、ぼくらは火砕流で焼けた遺体を22体発見した。現時点ではチャンクリンガン村周辺の村から奥へは捜索しに行くことができない。周辺の村を覆った火山灰はまだかなり熱いからだ。僕ら救助隊の仲間の数人がすでに足に火傷を負っているよ。僕らの持っている靴では、もうメラピ火山の溶岩流の熱さに耐えることができないんだ。


b0090333_20511529.jpg 避難所で活動をしている僕らの仲間によれば、避難所にいる人はもう5万人を超えたそうだ。彼らは今、マグウォハルジョ球戯場と、チョンドンチャトゥールのUPN(大学)に集められている。


b0090333_20515257.jpg 今日、救援チームは「ナシブンクス(お弁当)・ジョグジャ」という活動をしたよ。これは被害にあわなかったジョグジャ市民のアイデアでね、メラピ火山噴火で被災した一家に5つの弁当をふるまうというものなんだ。ジョグジャ市民の厚意で集まった弁当は被災者全員に行き渡ってよかったよ。緑、これがジョグジャのスゴイところだよ、いつも災害に対して一緒に立ち向かえるんだ。


b0090333_20521413.jpg 今回の噴火で犠牲になった人は今日の午後までに52人、重度(全身の70%)の火傷者は71人に達した。でもこれはジョグジャ内だけで、まだクラテン県、マグラン県での被害を合わせていない数だ。

 今、被災者にもっとも必要なのは共同台所(炊き出し)のための調理用具、毛布、寝具、ディスペンサーだ。たくさんの赤ん坊が、お湯をつくることができないためにミルクを飲めずにいるんだ。かわいそうな光景だよ。

Cahyo Inda Wahono

※現在までにジョグジャで展覧会をしたキュレーター、アーティスト(高橋瑞木さん、しりあがり寿さん、淀川テクニック柴田君、八谷和彦さん、松本力さん)から義捐金を託していただいた。総額137,000円はジョグジャで日々救助活動を続ける私の親友、チャハヨへ送金してある。
by midoriart | 2010-11-05 20:49 | メラピ火山噴火