Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

11月4日◇メラピ火山噴火:現場からのメール5

 現在ジョグジャカルタのメラピ噴火による被災者救援活動をしている、私の親友チャハヨから連日現場の状況がメールで送られてくる。昨日届いたメールと、ついさきほど送られてきた現場の写真。


b0090333_1233494.jpg 「緑、おはよう。ここでの状況はどんどん悪くなってきている。昨晩またメラピが噴火をして溶岩流はついにチャンクリンガン(頂上から20キロ)にまで達した。今朝のジョグジャ市内は火山灰で完全に覆われている。

b0090333_1235391.jpg昨日の噴火でまた犠牲者が出たよ、現在までに12名の遺体を確認した。28名の負傷者(やけど)はサルジト病院に運ばれた。


b0090333_124694.jpg僕たちを含むすべての救援活動チームが、安全のために現場から下がるように指示されたよ。僕らのような救援隊はできるだけ犠牲者を出さないようにするため、いつも時間と戦っているよ。

b0090333_12422100.jpg今までの避難所も、今後の溶岩流からの安全を考えてUII(インドネシアイスラム大学)とスレマン県のマグウォハルジョ競技場へ移したよ。(※かなり市内に近いエリアまで非難していることになる)今日の午後からはチャンクリンガン周辺の捜索をして、まだ救い出していない遺体を確保する予定だ。昨晩の火山灰は周辺の家屋数件を焼いてしまったんだ。


b0090333_1243768.jpg緑、、、メラピはまるで休むことをやめたようだよ。どんどんと力を増している。もう僕らは体力も、考える力もなくなりそうだ。どうか僕らの安全と、この状況に立ち向かえる力を与えられるよう祈ってくれ。早く、できるだけ早くにこの噴火が終わってほしいよ。住民たちを見ているとあまりにかわいそうだ。

b0090333_1244975.jpg緑、義捐金を託してくれた君の友達たちに、どうか感謝の気持ちを伝えてくれ。いつもジョグジャの僕らのことを心配してくれる彼らに。本当にありがとう。


Cahyo Inda Wahono

※写真は11月4日に撮影されたもの。チャハヨは最初の噴火以降、火山の近くで救援活動をしているが、昨日の噴火で避難所を市内近くに移したため、その際に街の様子も撮影して送ってくれた。
私が暮らしていたジョグジャカルタ王宮近くまでも火山灰に覆われているとは想像しがたい。

by midoriart | 2010-11-04 12:01 | メラピ火山噴火