Culture & Art Report from INDONESIA


by midoriart

6月30日◇バンドン~ガルット

 今回ははじめてバンドンの周辺を回る旅。
 前から気になっていたタシック方面にあるカンプン・ナガという村は、残念なことについ最近インドネシア政府に対して抗議するため、外部の人間をいっさい排除している。だから今回は訪問できなかった。


b0090333_11205655.jpg 今日はまずバンドンから東部を巡った。
 最初に訪れたのはゴア・ジェパン、日本の洞窟。日本軍占領時代に、日本軍が作ったものだ。インドネシアにはいたるところにこのような洞窟がある。そして多くの観光スポットがそうであるように、ここでも若い「自称」ガイドがいて、
「中は暗いから、この懐中電灯が要りますよ。はぃ、3,000ルピアね~」
というヤクザな商売をしていた。
 インドネシアで残念なのは、こうした歴史的重要な場所に、ちゃんと正しい歴史を語れる人がいないこと。そうした表示もないこと。ヤクザな半分ガキなガイドの言うことは本当に信用ならん。観光局でもすこし改善できないもんだろうか。


b0090333_11212369.jpg 次に行ったのはガルット。ここは独特なバティック(ロウケツ染め)の文様をもっていることでも有名。その前に私が気になったのは、西ジャワにはめったに見られないヒンドゥーのチャンディ。Candi Cangkuang(チャンディ・チャンクアン)。入園料みたいなもんを払って中にはいるとそこは湖。その向こうに小島があって、チャンディはそこにあるという。そっちに渡るのにはでっかい筏に乗る。
 けっこうのどかないい感じの場所だったので、バリの観光地によくある「ふっかけ」はしてこないだろうと思いきや、筏こぎの兄ちゃんが一人でやってきた私にこっそり言う。
「あんた、今からすぐ向こう岸に行きたいんだったら、特急料金で行けるよ」


b0090333_11214190.jpg 本当なら泳いだって行ける距離。隙あらば金かぃ。
「いい、いい。他の人が乗ってくるの待ってるから」
こんな場所まで来て急いだって意味がない。こののんびり感こそインドネシア。日常の中でこんなタラタラした時間があるとついついキレかける私も、旅だと思えばなんてことはない。ゆったりと揺れる筏にはちゃんと屋根もついているからここで待つ。
 次に来たのは両親に連れられたイスラムの女の子たちだった。彼女らのはしゃぐ声を聞きながら別の乗客を待つこと40分。


b0090333_1122188.jpg ようやく筏が向こう岸へ動いた。
 こっちにあるのがこのチャンディ。ヒンドゥー教が残したチャンディの前には、イスラムの指導者の一人の墓地があった。ヒンドゥーとイスラムが一緒になってるのは珍しい。さらにチャンディの中にはちゃんとヒンドゥーの神様の像が残っていた。


b0090333_11222055.jpg 同じ船頭さんに送ってもらってチャンディを去る。
 見たいもの見た後、気になるものといったらもちろん「ご当地飯」!
今回はガルット村で有名な飯屋でこんなセットを注文。だいたい具は古今東西似たようなものだけど、味付けが違ってたり、名前が違ってることが多い。炊き込みご飯は美味かった~~~


 そして街まで出てガルットのバティックも物色。一番安い一色染めのコットンバティックを3枚購入してバンドンへ帰った。
by midoriart | 2009-06-30 11:05 | Bandung