4月19日◆Selasar Sunaryo Art Space(バンドンのアートスペース)
2009年 04月 19日
インドネシア3都市を巡る私の個展はジャカルタ会場(4月2日~20日)の次に西ジャワのバンドンへ回る。ジャカルタ会場の撤収に行く前に、次の会場での打ち合わせのため、ジョグジャから夜行電車でバンドンへ。
バンドンの会場は北部ダゴからもっと上に登った丘にあるスラサール・スナルヨ・アート・スペース。バンドン在住の彫刻家スナルヨ氏の個人ミュージアムとして10年前にオープンしたものが、最近では他のアーティストにも開かれたミュージアムになっている。組織もしっかりしていて、ここで開催される展覧会はすべてキュレーターチームが内容を検討してスケジュール割をしている。
今日は一日このミュージアム内にあるバンブーハウスに泊めてもらうことになっていたので、午前7時にバンドンの駅に着くなり直行してまずはバンブーハウスで仮眠をとることにした。
これがスラサール・スナルヨ内にあるバンブーハウス。バンドンはオランダ植民地に、オランダ人が好んで休暇を楽しんだという避暑地。避暑っていうか、寒がりの私にとっては、かなり寒い場所といえる。ましてやスラサールはもともと涼しいバンドンの丘の上にあるから、夜はかなり冷える。
バンブーハウスは味があって周囲は緑に囲まれて、まるで昔私が住んでたバリの一軒家を思い出すんだけど、なんたって気候が違う。夜行電車の疲れをとるため水浴びをするのはいいけど、ほとんど修行僧。冷水での水浴びは老体にはこたえる。
でも寒ささえ我慢できれば、なっかなかの住み心地。5月8日の展覧会オープニング前には、作品設置に4~5日とっているので、その間はずっとここに滞在することになる。10数年浮き草のような暮らしをしている私の長所といえば、どんなスペースでも1日あれば自分の空間にしてしまって快適に暮らせること。今回も一泊しただけなのに、もう自分ち気分でリラックスできた。
そして展覧会場はといえば、スラサール・スナルヨは本当に広い。メインの展示スペースの他に、その上に新たに作った展示スペース、そしてカフェの横に小さな空間がひとつ、その横には細かく仕切られた長方形のスペースもある。
今回私が使うのはその中のギャラリーBと呼ばれる部分。大きく分けて10x8m、5x4m、9x7mの3つの展示室がある。これ全部私が使うことになる。今やってるジャカルタの国際交流基金ホールの2倍以上の広さ。
形が形なだけに、展示のレイアウトがなかなか決まらず、結局朝から晩まで一日中、頭の中で自分の作品を置いた場合を想定してスペースをぐるぐる回るだけになった。
これがギャラリーBを出たところにあるカフェ・スラサール。洒落ててメニューも美味しいから、バンドンの若者たちにも人気のスポット。今日は日曜だから、美術に興味のない若者も、このカフェに集まってきている。いやぁ~、こういう場所を見るにつけ、ジョグジャってのがいかに田舎モンの街かがわかる。
ここはさらにホットスポットにもなってるから(っても有料)ネットもできて便利。今度作品設置にきたら、毎日メニューを順番に試していけるな…。
ここはスタッフも多く、展覧会もコンスタントにあるから、皆さん手馴れていて嬉しい。設置の相談ができる技術者もいるし、案内状やポスターのことをお願いできるハウスデザイナーもいるし、打ち合わせがその名のとおり、ちゃんと打ち合わせになってるってことがまず嬉しい。(←この普通に考えたら当たり前のことができないのが、インドネシアの普通といっていい。失礼かもしれないけどホント)
1日ではあったけど、やっぱりちゃんとスペースを見て、展覧会初日までのことを話し合っておいてよかった。一晩震えながらバンブーハウスで寝たのもよかった、次回長く滞在するときには絶対毛布もってくぞ。
そして明日はここからアンコッ(乗り合いバス)で長距離バスターミナルまで行き、高速道路で2時間強、ジャカルタへ向かう。20日でジャカルタ会場での個展は終了、作品撤収です~。
バンドンの会場は北部ダゴからもっと上に登った丘にあるスラサール・スナルヨ・アート・スペース。バンドン在住の彫刻家スナルヨ氏の個人ミュージアムとして10年前にオープンしたものが、最近では他のアーティストにも開かれたミュージアムになっている。組織もしっかりしていて、ここで開催される展覧会はすべてキュレーターチームが内容を検討してスケジュール割をしている。
今日は一日このミュージアム内にあるバンブーハウスに泊めてもらうことになっていたので、午前7時にバンドンの駅に着くなり直行してまずはバンブーハウスで仮眠をとることにした。
これがスラサール・スナルヨ内にあるバンブーハウス。バンドンはオランダ植民地に、オランダ人が好んで休暇を楽しんだという避暑地。避暑っていうか、寒がりの私にとっては、かなり寒い場所といえる。ましてやスラサールはもともと涼しいバンドンの丘の上にあるから、夜はかなり冷える。
バンブーハウスは味があって周囲は緑に囲まれて、まるで昔私が住んでたバリの一軒家を思い出すんだけど、なんたって気候が違う。夜行電車の疲れをとるため水浴びをするのはいいけど、ほとんど修行僧。冷水での水浴びは老体にはこたえる。
でも寒ささえ我慢できれば、なっかなかの住み心地。5月8日の展覧会オープニング前には、作品設置に4~5日とっているので、その間はずっとここに滞在することになる。10数年浮き草のような暮らしをしている私の長所といえば、どんなスペースでも1日あれば自分の空間にしてしまって快適に暮らせること。今回も一泊しただけなのに、もう自分ち気分でリラックスできた。
そして展覧会場はといえば、スラサール・スナルヨは本当に広い。メインの展示スペースの他に、その上に新たに作った展示スペース、そしてカフェの横に小さな空間がひとつ、その横には細かく仕切られた長方形のスペースもある。
今回私が使うのはその中のギャラリーBと呼ばれる部分。大きく分けて10x8m、5x4m、9x7mの3つの展示室がある。これ全部私が使うことになる。今やってるジャカルタの国際交流基金ホールの2倍以上の広さ。
形が形なだけに、展示のレイアウトがなかなか決まらず、結局朝から晩まで一日中、頭の中で自分の作品を置いた場合を想定してスペースをぐるぐる回るだけになった。
これがギャラリーBを出たところにあるカフェ・スラサール。洒落ててメニューも美味しいから、バンドンの若者たちにも人気のスポット。今日は日曜だから、美術に興味のない若者も、このカフェに集まってきている。いやぁ~、こういう場所を見るにつけ、ジョグジャってのがいかに田舎モンの街かがわかる。
ここはさらにホットスポットにもなってるから(っても有料)ネットもできて便利。今度作品設置にきたら、毎日メニューを順番に試していけるな…。
ここはスタッフも多く、展覧会もコンスタントにあるから、皆さん手馴れていて嬉しい。設置の相談ができる技術者もいるし、案内状やポスターのことをお願いできるハウスデザイナーもいるし、打ち合わせがその名のとおり、ちゃんと打ち合わせになってるってことがまず嬉しい。(←この普通に考えたら当たり前のことができないのが、インドネシアの普通といっていい。失礼かもしれないけどホント)
1日ではあったけど、やっぱりちゃんとスペースを見て、展覧会初日までのことを話し合っておいてよかった。一晩震えながらバンブーハウスで寝たのもよかった、次回長く滞在するときには絶対毛布もってくぞ。
そして明日はここからアンコッ(乗り合いバス)で長距離バスターミナルまで行き、高速道路で2時間強、ジャカルタへ向かう。20日でジャカルタ会場での個展は終了、作品撤収です~。
by midoriart
| 2009-04-19 23:49
| Bandung